四季

 昨日の東京は、この冬で二度目の大雪に見舞われました。昨日の夕方から舞い始めた雪は、深夜に向けて大雪になり、八王子は、今朝は一面の雪景色でした。と言っても、雪国よりは少ないかもしれませんが。しかし、春が近いだけあって、今日はとても暖かい1日でした。ですから、雪は融けてしまいましたが、そんな日に出かけて、その雪が解けた土の上にこんなものを見つけました。
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「日のあたる 窓の硝子や 福寿草」(永井荷風)
福寿草は春一番新年を祝う花として喜ばれ、福を招く、縁起の良い花として「福寿(幸福と長寿)」の草という意味で「福寿草」と名づけられています。この花を見ていると、春が近づいたことを感じるとともに、もうすぐ寒い冬が終わって、花が咲き乱れる春が来るのだという期待が膨らんできます。毎年、きちんと春が巡ってくるのですね。また、雪解けや花の開く姿から、太陽のありがたさが身にしみます。その当たり前のことの大切さを感じる映画を見てきました。
 その映画は、こんなメッセージで始まります。
「50億年ほど前、巨大な小惑星がまだ若かった地球に衝突したその衝撃は計り知れず、惑星そのものを23.5度も傾けてしまう。しかし、この衝突事故は大惨事となるどころか、我々が知っている「地球」の誕生に重大な役割を果たすこととなった。この傾斜がなければ、今のような驚くほど多様な地形や四季の移ろいもなかっただろう。そして、生命が生息するための完璧な条件も揃わなかったのだ。」
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 この映画は、今話題のネイチャー・ドキュメンタリー映画「アース」です。太陽を道先案内として、北極から赤道直下、南極と舞台を移して行きます。そして陸、海、空などを背景にダイナミックな地球の景観、さらにそこに暮らす動植物たちの驚くべきドラマが、展開して行きます。当然、その奥には、「地球温暖化」に対する警告のメッセージも流れています。
そのメッセージは、やはり話題になった「不都合な真実」と比較されることが多いのですが、アラステア・フォザーギル監督と本作の共同監督を務めた、マーク・リンフィールド監督が、こんなコメントを言っています。「『アース』は必ずしも温暖化を食い止めるために撮った作品ではありませんが、本作を観ることで多くの人たちが、今残っている自然の素晴らしさを再認識し、それについて何か考えてもらえたらいいなと思いますね。『不都合な真実』が「もう、これしか自然が残っていない」という危機を訴える作品なのに対し、「アース」は「まだ、こんなに地球の素晴らしさが残っている!」という前向きな作品。まずは、地球の本当の美しさについて知ってもらうことが大切なのです。」
 私が子どものころ見たウォルト・ディズニーによって1953年に製作されたドキュメンタリー映画「砂漠は生きている」を思い出しました。これは、アメリカ合衆国南西部の砂漠に生きる動物たちの日常を記録した作品で、当時、アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー長編賞を獲得しています。この映画は、濃艶なサボテンの開花を微速度撮影で捉え、砂漠の落日を望んで終わります。
 花の開花は、自然を大切にする心を開かせるようです。

四季” への5件のコメント

  1. 見事な「福寿草」の花ですね。春本番がもうそこに来ていることが実感できます。季節には「臭い」があります。もちろん、その土地その土地によって異なります。春の臭いを嗅げる時期がもうすぐだと思うと何だかワクワクソワソワしてきます。サンカシオ~ンで温かい春到来。なるほど、『不都合な真実』が「もう、これしか自然が残っていない」とするのに対して『アース』は「まだ、こんなに地球の素晴らしさが残っている!」と捉える視点は、卑近な例にたとえると、「メダカをいじめないで」と「いつもメダカを大事にしてくれてありがとう」との違いに通じるものがあるような気がします。『不都合な真実』でアル・ゴア氏は「ノーベル賞」を受賞しましたが、『アース』の監督たちにはそれ以上の賞が贈られるべきでショウ。

  2.  写真の福寿草はとても綺麗ですね。私は小学校2年生の時に国語の教科書で「ふきのとう」というお話しを勉強した時にふきのとうが見えたら春になる。という思い出が今でも残っています。
     映画の「アース」私も見たいと思っている映画の一つです。「地球温暖化」の警告ではなく地球にはこんなに素晴らし物がまだ残っているというメッセージだったとは知りませんでした。しかし、「まだ残っている」と言われると少し前までの地球ではもっと多くの素晴らしい景色、生き物が存在していたと捉える事が出来るので、やはり温暖化という問題は真剣に考えなくてはいけないと思いました。
     まさか小惑星の衝突で地球が傾いたとは思ってもいなかったです・・・。

  3. 「アース」は観たかった映画だったので、早速観に行ってきました。とてもきれいな映像で、地球に残っている自然が表現されていました。確かに「不都合な真実」とは訴え方は違うかもしれませんが、危機感は感じます。提案にもいろいろな方法がありますね。とても興味のあるテーマなので、この提案を受けてどう行動するか、考えたいと思います。

  4. 今朝、トイレの中に置いてある雑誌で、『宇宙から見た地球と人類の未来』と題する東京大学の松井孝典教授の寄稿を読んだところです。見出しだけ紹介します。「地球も海も生命も天体衝突によって生まれた」「地球というシステムの中に誕生した人間圏」「宇宙から見た文明論で環境問題・食糧問題を考えよ」「地球の最期というシナリオが我々に問いかけるもの」今日のブログのテーマにぴったりですね。季節が当たり前のように過ぎて、福寿草が春の訪れを教えてくれる・・・いつまでもこんな平穏な地球であってほしいものです。

  5. 雪解けからのぞかせてくれる福寿草は春の訪れを知らせてくれる贈りものですね。自然とはすばらしいものです。「アース」は地球温暖化の警告ではない、まだこんなに地球の素晴らしさが残っているとの作品だそうですが、やはり自然の素晴らしさとそこで生きている動物の生きざまを通して人間に訴えているのではと考えさせられる映画だと思い観ました。多くの人に観てもらい一人ひとりが温暖化に対しての意識を持てば大切なものもなくならないと思います。

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