ドイツのHP

ホームページは、どこの誰でも見ることができることから、情報の保護が言われています。私の園のHPでも、園児の顔が映っている行事や子どもの個人的な写真などは、保護者しか知らないパスワードがないと見ることができないようになっていますが、どうも日本では神経質になりすぎているような気がします。外国の園のHPを見ると、どこでも園内の様子、保育室内、園児の写真や行事は見ることができます。もしかしたら、その写真を悪用する人もいるかもしれませんが、そういう人は、どのようにしてもすると思いますので、その様な一部の人への警戒だけで大切な情報までも制限してしまうのはどうかと思います。
 HPから、こんな勉強もできます。あるドイツの園のホームページです。そこには、クラスごとの子どもの写真とともに、保育室内の写真が掲載されています。この園は、特に有名な園ではなく、普通の、一般的な園ですが、それだからこそ、一般的な保育室がドイツではどうなっているのかがよくわかります。
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 まず、玄関の靴箱です。日本では、靴箱というように靴を収納する箱です。この写真のような靴の収納の仕方は、私の園も同じですが、外国ではほとんどがこの形式です。たぶん、外国では外履き、上履きの概念がないことと、コートを着る習慣があることから、このような形が多いと思いますが、私の園では、靴の収納のためではなく、靴の脱ぐ履くの自立を促す場所として、腰掛けられるようにするためです。
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 保育室には日本でよく見られるような広い空間はありませんし、いっせいに指導するような空間もありません。それに引き換え、子どもたちがグループで取り組めるようなテーブルや、自分たちで教材を出してこれるような棚がたくさんあります。また、日本と違って、壁面装飾よりも、観葉植物や、天井からのつるしものが多く見られます。そして、この保育室には、3歳児から6歳児までの異年齢がいます。
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 ほかに、日本ではあまり見られないコーナーがあります。ひとつは、片付けなくてもいいコーナーです。日本では、出しっぱなしはだらしないと思われ、きちんと片付けます。それは、昔、その空間を次に違うことに使うからです。よくいろいろな園を訪問することがあるのですが、たとえば積み木コーナーを次の日までそのほかの用途では使わず、また、そこに子どもが作りかけの作品があっても、子どもが帰ったあとにすべて片付けてきれいにするとか、子どもに片付けるように指示する園が多いことに気がつきます。この写真のように外国では、あまり1日ごとにすべて片付けてきれいにするとは限りません。それは、環境は、子どもが自ら働きかけたくなるように用意することが保育者の仕事だからです。
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 もうひとつ、ドイツでよく見られるコーナーに「癒しのコーナー」があります。上から布をたらすとか、布で覆ってしまうとかして少し暗めにし、下はクッションなどを敷き詰めたり、ソファーを置いたりして、子どもが少人数で過ごしたり、ごろごろしたり、一人で閉じこもったりできるような場所です。
 ドイツの園にしても、私は毎年研修でツアーを組んで行っていますが、よく参加する人の中で一生懸命写真を撮る人がいるのですが、それでしたら、ホームページで見れば十分です。実際に見るものは、その周りの雰囲気とか、そこで活動する子どもの生き生きとした姿とか、人として感じる部分が重要です。

ドイツのHP” への4件のコメント

  1. おはようございます。最近、年のせいか早起きが得意になってこんな時間でも頭が冴えています(笑)。そういえば、毎年この時期にドイツに研修に行かれてましたね。今年は6月とか…。一度是非、行ってみたいと思っています。それはともかく、今日のドイツの幼稚園の写真もいいですねぇ。「片付けなくてもいいコーナー」は子どもの遊びの展開や連続性を大事にしてるのでしょうか。何かにつけて「おかたづけ」をさせる日本とは発想が違います。玄関の靴箱やお部屋の色彩を統一させる工夫は、新宿せいがでも取り入れていましたね。日本の保育園もぜひ参考にして欲しいものです。

  2.  やはり、日本と海外の保育室とでは全く違うのですね。確かに広い空間もありませんし、積み木にしても片付けなくてもいいコーナーというのも子どもの遊びの発展が出来ていいコーナーだと思います。出したものは片付けると私も教えられましたが、そうでもない場合というのもあるとは初めて知りました。子どもの事を優先的に考えると自然とドイツのような保育室になるのですね。日本も早くこのような考え方になるといいと思います。

  3. 最近何かを見たり聞いたりしたことから“感じる”ことをサボってしまっています。よくない傾向だと思っていますです。自分の感覚は大切にしないといけないですね。
    今回はドイツの園の写真に見入ってしまいました。HPのこうした写真からもいろんなことを学べますね。1年前にドイツの保育を実際に見て、衝撃を受けたことを思い出しました。忘れてしまっていた取り組みのヒントを思い出すこともできました。HPがそんなきっかけにもなることを考えると、どんな情報を提供するかということをあらためて見直してみようと思いました。

  4. 今日の「ドイツのHP」ブログから気がつきました。そうだ!私が勤める園のHPにも保育環境を写真で紹介するコーナーを設けることを提案してみよう、と。文字ではいろいろと紹介していますが、やはりビジュアルに訴えるページは必要だと思います。ドイツの園の保育室、観ているだけで癒されますね。子どもたちが落ち着いてモノゴトに集中しいきいきと活動している姿が目に浮かびます。大人も子どももそれぞれの課題をそれ以上でもそれ以下でもない形でこなしていく風景。「集団」として「自立」と「自律」が実現されている雰囲気が伝わってきます。保育室内の「ラウンドテーブル」はいいですね。スクエアテーブルもいいですが、円形で集団が形成されるところに「調和」「コラボレーション」を感じます。

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