温泉街

私が小学生の頃、私の家族は、毎年熱海の温泉に行っていました。また、その頃社員旅行でも熱海に行くことが多くありました。熱海は、最近は随分と様相が変わってきてしまっていますが、その頃は日本で代表的な温泉街と呼ばれるところでした。温泉街が今でも残っているところがありますし、逆に残そうとか、復活させようというところもあります。
宿泊客は、宿の名前の入った浴衣で、寒いときはその上に丹前をはおり、宿の外出用の下駄でカランコロンと出かけます。最近は、外湯めぐりといって、他の宿の温泉にも入ることのできることができるように、通行手形や手ぬぐいを入れる袋やかごなどを持っていくことがありますが、私の子どものころは、その仕組みはありませんでした。この温泉手形は、ブログでも少し書きましたが、黒川温泉組合が、江戸時代から野沢温泉で行われていた「外湯めぐり」にヒントを得て、町おこしのために1986年から入湯手形による各旅館の露天風呂巡りが実施されたのがはじめといわれています。始めたとこのブログで書いた覚えがあります。この発想は、一軒のみどうしても露天風呂が作れない旅館があり、「共生」を理念とした取り組みから湯めぐりの発想が沸いたというのがいいですね。
温泉街の町並みは、小さな渓流沿いに並んでいるところが多く、それほど広くない道の両側には、飲食店や土産物店、遊戯店、また、日常の生活に必要な商店などが存在していました。おみやげ物やの定番メニューは、まずなんと言っても「湯の花」や「温泉饅頭」です。熱海にも、何件かのおみやげ物屋の店頭で、蒸篭から湯気を出している温泉饅頭を見かけます。最近は、本当の湯気ではなく、見せ掛けのものが多いようですが。そのほか、なぜかおみやげ物屋でなければ買えないような品物が並んでいます。絵葉書や大きな写真のポスターや、よく集めたり、お土産のもらったものとして「こけし」をはじめとしたその温泉地の人形が多くありました。そして、山などによく売っているペナントやちょうちんなども一時集めました。また、印象に残っているものとして、「おとううさん」「おかあさん」などと書いてある湯の茶碗や箸や、太い大きな鉛筆などがあります。どうしてこれが温泉地と関係あるのでしょうね。
温泉場の遊技場といえば、「スマートボール」と常設の「射的場」は、昭和時代の温泉街には必ずありました。
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射的は、いかにも欲しいと思うような品物が、今にも簡単に落ちそうに並んで人をひきつけます。スマートボールの店には、パチンコ台も置いてありました。もちろん、今みたいにハンドルを廻すのではなく、手打ち台でした。家族で行ったときは、普段、子どもは出入りできないパチンコもすることができました。私の小学生の頃の夏休み絵日記が出てきたので読んでいたら、熱海に行って、家族でスマートボールとパチンコをしたことが書いてありました。しかし、今、私はパチンコをしませんが、その頃も私だけ、お金がもったいないといってパチンコやスマートボールはしなかったようです。
両親は、温泉街情緒あふれる町並みのそぞろ歩きがしたかったようですが、私は外を出歩くよりも、早く宿に戻りたがりました。それは、旅館内にある卓球をやりたかったからでした。映画にもなりましたが、浴衣の前をはだけて熱中した「温泉卓球」です。先日久しぶりに、この温泉卓球を30分ほどやりました。なんとも懐かしかったですね。

温泉街” への4件のコメント

  1.  私も温泉には色々な場所に行っていますが、熱海にはまだ行ったことが無いので是非とも行ってみたいです。温泉饅頭は私の大好きな和菓子の一つです。また温泉饅頭と聞いたら、温泉卵ですね。これも大好きです。温泉街を歩くのは面白いですね。昔なので場所はどこだか忘れましたが、町並みに並んでいる射的やお土産屋に一緒に並んでいる玩具などにとても惹かれていたのを覚えています。しかし何と言っても温泉卓球もいいですね!私も旅館で何度かしましたが、毎回お互いに熱くやったのを覚えています。ですが、何で温泉といえば「卓球」なんでしょうか?場所も取らないし、簡単で汗をかくからですかね?少々気になります。

  2. 温泉にはあまり行きませんが、温泉街のあの独特の雰囲気は楽しいですね。確かにお店には「なぜ温泉街に?」と思うようなものばかり並んでいて、でもそれが温泉街に来たという弾んだ気持ちにさせてくれます。独特の情緒がある町並みを歩く楽しさを残した温泉街は無くなって欲しくないですね。
    スマートボールは昨年偶然お店を見つけて1時間くらい楽しみました。盤面に白い玉がたくさん出てくるのが妙にうれしくて、夢中になってやっていました。あちこち出歩けばいろいろと面白いものに出会えます。

  3. 最近お気に入りなのが、宇宙人ジョーンズが、温泉で客と卓球をするあのボスのCMです。ジョーンズは地球(日本)のあちこちに現れて、地球人の生態を調査するという設定で、このCMでは法被姿で温泉旅館で働きながら温泉好きな地球人を観察します。クライマックスが、例の卓球シーンですね。必死に打ち込む阿藤快扮する客の球を軽々と打ち返すさまがコミカルです。そして、きめぜりふ。「この惑星の温泉卓球は面白い」この次は、ぜひ『宇宙人ジョーンズ保育士になる』というのをやってもらいたいですね。今の日本の保育園を見て、彼が何を感じるか聞いてみたいものです。

  4. 最近温泉に行くことはあまりありませんが、以前勤務していた保育園のある県では県単位の研修をする際は必ずといっていいほど温泉地でした。研修なのか湯治なのかよくわからない感じがしましたが、おそらくその両方でしょう。おかげで温泉というものに親しむことができました。温泉は割りと幼い頃から経験していました。家から車で30分くらいのところに温泉があり叔父や叔母に連れられて出かけていたようです。あまりよく覚えておりませんが・・・。その叔父や叔母が温泉の話をする度に出る話題があります。私が湯船脇のタイルですってん転びをしてしこたま後頭部を打ち付けたらしいのです。そのことを私の父に伝えると叔父や叔母はこれまたしこたま父に叱られたのそうです。40年経った今でも語り草にされています。・・・熱海は私も一度行ったことがあります。・・・やっとコメントが追いつきました。ふぅ~。

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