ジーンズ

 私は、今年50歳代最後の年を迎えました。50歳代といえば、私は、「五十にして天命を知る。」という言葉が耳に響きますが、最近は、「ジーンズフィフティ」と呼ばれるそうです。グループサウンズ、フォークソング、ビートルズに象徴される若者文化をつくり上げ、現在の世相の源流をなしている世代です。新宿京王デパートが、お年寄りを対象にした戦略で成功したといわれますが、少し前の時代のお年寄りの研究では、巣鴨の刺抜き地蔵商店街に行ってみればよいといわれていましたが、団塊の世代では、体型は変わっても、いつまでもジーンズを履きたがる世代といわれています。後に続く世代の見立てによると、この世代は「自分流」や専門へのこだわりが強いのが特徴だそうです。
ジーンズフィフティは若いときにジーンズで学校や仕事場に行き、いまでも家ではジーンズを履いているといわれていますが、私は、今、普段ほとんどジーンズは履きませんが、大学生の頃は、4年間すべてジーンズで過ごしました。そのときにどのジーンズメーカーのものを穿くかはそれぞれの趣味によっていました。私は、いつもBOBSONを愛用していました。この頃、日本ではジーンズメーカー3社があり、生産本数や歴史などから世界3大ジーンズメーカーとも呼ばれていましたが、どれも日本のメーカーです。
EDWIN(エドウィン)は、1950年代に常見米八商店の商号から発展したTUNEMIが、中古ジーンズをアメリカから輸入し市場に提供していたものから、1960年代に入り、日本で初めて独自の製法によりジーンズを製造・販売するようにしたもののブランドです。このブランド名は、デニム(DENIM)の「D」と「E」を逆転し、「NIM」を180度反転し「WIN」として命名したといわれています。
 BIGJOHN(ビッグジョン)の社名は創立者、尾崎小太郎の名前に由来しています。当時、岡山で学生服の縫製を行っていた同社は、ジーンズの製造販売に着手します。オリジナルブランドのジーンズを発売する際に、ブランド名をどうしようかと思い、創設者の小太郎から、「太郎」は、日本でメジャーな名前、「JOHN」はアメリカでメジャーな名前であることから、「SMALL JOHN」としますが、「SMALL」では大きな商売はできないと判断して、代わりに「BIG」にして、「BIGJOHN」にしました。
BOBSON(ボブソン)は、1950年に学生服や労働着のメーカーとして設立された山尾被服工業株式会社が、1970年になってからジーンズの生産に入り、翌71年にボブソンブランドが誕生し、販売へと発展していきました。ちなみにボブというのは、当時のアメリカではポピュラーな名前から、「アメリカ」の象徴として使われました。
現代のジーンズは、ヨーロッパで生まれたデニムを、アメリカに持ち込んだリーバイス・ストラウスの発案により誕生したといわれています。フランス産のデニムを、ゴールドラッシュにわくアメリカ西海岸でテント地としてヒットさせたリーバイ・ストラウスが、その生地をインディゴで虫除け、蛇避けを兼ねて染めたものが、ブルーデニムであり、ジーンズの発祥です。私の世代になんといっても影響を与えたのは、1955年の映画「理由なき反抗」でジェームズ・ディーンが着用していた事です。ちなみに彼は、リーのジーンズでした。
今後、日本全国で、さまざまなジーンズフィフティが新しいライフスタイルを生み出していくことでしょうね。

ジーンズ” への4件のコメント

  1. EDWIN(エドウィン)がデニム(DENIM)のスペルをひっくり返してできた社名であるというのはおもしろいですね。会社の名前の由来を調べてみますと、いろいろありますね。ブリジストンは創業者の石橋さんの英語訳を逆にしたというのは有名ですね。キャノンは創業時の会社のマークが観音様だったので「KWANON」となっていたのが、海外でも通用するように今の社名になったとか。花王は洗顔用石鹸を発売した時に、「顔石鹸」と呼んでいたので、顔と発音が同じ「花王」をあてたそうです。ダスキンは、[dust(ほこり)」と「ぞうきん」を組み合わせてできた社名。ヤンマーは、とんぼの「オニヤンマ」からきたとか。今では押しも押されぬ大企業も、創業当時は結構おおらかな雰囲気だったことが想像されます。

  2.  私も私服ではよくジーンズを履きます。最近では、わざとジーンズの色を落としたり、穴が開いてたりと、古着みたいな加工をしたジーンズが売られています。私も何着かそのようなジーンズを持っていますが、親の目線から見ると、そのようなジーンズは不評ですね。
     私の父も50代ですが、ジーンズを履きません。ブログに書かれてある「ジーンズフィフティの新しいライフスタイル」というのが、とても気になるところです。私はファッションには敏感ではないのですが、少しは雑誌でも読んで新しいライフスタイルを気にしてみようかな?と、思いました。

  3. ジーンズフィフティもそうですし、いろんな呼び名があるこの世代は注目されているんですね。今の文化を作り上げたパワーが今後様々な形で発揮されることを期待されているからでしょうか。以前GSというタイトルでも書かれていましたが、こうしたパワーは見習わなければいけないですね。yamaya49さんの会社の名前の由来も勉強になりました。

  4. 結婚する前はよくジーンズを着用していました。確かリーバイスが多かったと思います。私は20代30代と細身だったので履くジーンズもストレートよりスリムのほうが主で、たまにストレートなどを着ると何だかダブダブして気分の落ち着きのなさを感じたものでした。ダブダブのジーンズを履いたり、「腰パン」というのでしょうか、ずり落ちそうな感じでジーンズやズボンを履いているのを見ると見ているだけで落ち着かなく、ことに最近流行の落ちそうな履き方を見ると、とても心配になります。我ながらどーでもいいことを心配する、と我を省みて反省しきりです。それから「ジーンズ」の由来がよく英語の教科書の読みものとして取り上げられていました。今日のブログを読んで懐かしく思い出しました。

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