そろそろ、クリスマスプレゼントで、何にするかを考える頃になりました。11月20日の 読売新聞に子どものおもちゃの中で昔から人気のある「積み木」の魅力について書かれていました。NPO法人日本グッド・トイ委員会のおもちゃコンサルタント、石井今日子さんは、「飾りのないシンプルな形だからこそ、逆に様々な遊びに使えるのです」と指摘しています。また、東京・北青山にある「クレヨンハウス」のおもちゃ売り場担当、小島ちふみさんは、「木の手触りや香りも積み木の魅力です。手のひらにのせると、しっかりとした重さを感じます。木の魅力を味わいながら遊んでほしいです。」と話しています。私の園でも、積み木は子どもたちには人気のあるおもちゃです。
いつまでも飽きずに遊んでいることもあります。保護者は、よく、子どもが同じ遊びしかしない場合、いつまでも同じおもちゃで遊んでいるときに「大丈夫かしら。たまには違う遊びもしたらいいのに。」「子どもには、いろいろなことを経験させたいので、先生から、違う遊びにもさそってください。」と心配したり、要望したりします。しかし、積み木は、遊び方は決まっていませんし、積み木で作れるものは無限にあります。しかも、簡単な物から、大人でもやっと作れる難しいものまで様々な物が作れます。子どもが遊びに飽きるときの大きな理由は、そのおもちゃで遊ぶときに、それが簡単すぎるときや、難しすぎるときです。当然、子どもはそのおもちゃで遊んでいると、次第に慣れてきて、簡単になってきます。そのときにそのおもちゃに飽きるのです。しかし、子どもが簡単にできるようになると、そのおもちゃが、もっと難しいものも作れるようなものであれば、子どもは飽きません。すなわち、子どもの習熟にあわせて、そのおもちゃもそれに対応できるようであれば、長くそのおもちゃで遊ぶことができるのです。その代表的な物が「積み木」の気がします。それは、一人の子の習熟に合わせるだけでなく、子どもの成長によっても対応できます。読売新聞には、こう書かれています。「赤ちゃんは、まず握ったりしゃぶったりして遊び始めます。落としたり、ポンと投げたりするのも楽しい遊びです。1歳近くになると、両手に握ってカチカチとぶつけて遊ぶこともあります。音が出るのが面白いようです。積んでは崩すことも赤ちゃんは大好きです。さらに3歳ごろになると、想像を膨らませて、四角い積み木を車、丸い積み木を動物と見立てて遊ぶこともできるようになります。」ですから、ヨーロッパでは、親子2代にわたって積み木を受け継ぐ家庭も珍しくないそうです。積み木だけでなく、おもちゃには様々な役割があります。それは、一人で遊ぶときの有効性だけでなく、人とかかわる力もつけていきます。同じ読売新聞の11月13日には、「おもちゃ遊びを通じて、赤ちゃんは友達との関係やルールなど、様々なことを少しずつ学んでいきます。」という記事が書かれていました。1~2歳のころは、面白そうなおもちゃを見つけると、周りにお構いなしに突進し自分のものにしてしまうことがよくあります。そんなときに、こどもの城(東京)小児保健部部長で臨床心理士の井口由子さんは「1~2歳の子供は、その場ですぐに理解できないかもしれませんが、『それは友達のなんだよ』と言い聞かせていくことも大切です。取られた子供に対しても『びっくりしたね』『いやだったね』などと気持ちに寄り添うように言葉かけしましょう」と話しています。どの年齢の子でも楽しめ、いつまでも飽きず、一人でも複数でも楽しめるような、子ども主体的に遊べるおもちゃが「いいおもちゃ」と言えるのかもしれません。
積み木というのは本当に無限の遊びがあると思います。先日、久々に子どもに混じって一緒に積み木で遊びましたが、本当に面白かったです。実は子どもより楽しんで遊んでいるのではないかな?と感じた位です。それに、全て同じ形の積み木で色々な物を作っていく子どもの想像力にはいつも感心しています。それ位「積み木」という遊びは無限大なのだな…と思いました。確かに、私の園でも簡単すぎる遊びや難しすぎる遊び、刺激が少ない遊びは人気がありません。そう考えると子どもが遊ぶ玩具は積み木みたいに限定されてきてしまう気がします。そうならないためにも、大人(先生)が子どもの発達をちゃんと理解し、それに応じた色々な遊びを飽きないように考えるのが必要なんだなと思います。
積木は大好きなおもちゃです。積木がきっかけでいろんなおもちゃへの興味が湧いてきたこともあり、思い入れは他のおもちゃよりも強いです。シンプルだからこそどんな遊び方にも対応でき、想像力を刺激してくれます。子どもたちの遊びを見ていて感じるのですが、いつも同じような遊び方をしているように見えてもちょっとずつ変化してきています。子どものいろんな変化に対応できる積木は、本当にいいおもちゃだと思っています。
保育現場に商品を提案する立場にいますので、今日の積み木のお話は目からうろこです。
従来私どもは、積み木一つとっても年齢別に品揃えをして、色や素材に特色をもたせて
園長先生の注目を引こうとしてきました。御丁寧に子どもたちの遊び方の例まであげて。
(どのように遊ぶかは子どもたちが決めること)でももうそんな時代ではないですね。
子どもの発達や習熟度にフレキシブルに対応できるシンプルなおもちゃが求められるということを
痛感しました。でも写真の積み木のメーカーが気になるなあ。今度お会いした時、教えてください。
不幸にして自分が保育園に通っていた頃存分に「積み木」遊びをした記憶がありません。おそらく積み木の遊具があったとしても十分なものではなかったのかもしれません。私の場合は幸運なことに父が大工で家の向かいが父の作業場だったので材木の切れ端が「積み木」となっていました。その「積み木」で街をつくります。ところがその後がいけません。当時流行していた「ウルトラマン」ごっこに弟と夢中になり、互いにウルトラマンや怪獣になってその積み木の「街」を壊して遊んでいました。わが息子は休日に高層ビルに登ったり電車に乗ったりしては保育園に行って積み木で「高層ビル」や「電車」を再現して遊んでいるようです。しかも、年下のお友達と一緒に作って楽しんでいるようです。「○○くんと電車をつくった」と話してくれます。実体験を「積み木」で再現して追体験。とてもよい学習をしています。