建物を建て替えるかという問題が各地で起きていますが、同様に公園などの遊具が老朽化し、それによっての事故が急増しています。公園が急増した20~30年前の遊具が老朽化する時期がきているのです。建物だけではなく、いろいろなものが、変わり目なのでしょう。公園にある遊具の重傷事故は今年度上半期だけで、すでにここ数年の年間報告数を上回っているようです。その背景にあるはもちろんその遊具の老朽化があるのですが、もうひとつ、自治体の不十分な点検や維持管理にあるとしています。安全点検を強化しようと、国土交通省は来春をめどに「安全指針」の改定作業を進めています。そういえば、箱ブランコによる死亡事故が起き、全国の公園から箱ブランコが撤去されました。そして、この事故がきっかけで国は「安全指針」を設けたのは02年3月です。今、老朽化が起きている遊具の大半は、それ以前の製造です。箱ブランコの事故の後、他の遊具も順に撤去されています。本来は、遊具による挑戦や冒険など意欲的な遊びは、危険を予知したり避けたりといったことを学習する機会となりますし、これらの機会が子どもの成長にとって必要なものです。しかし、最近、屋外型固定遊具で遊んでいて指を切断した、などの痛ましい事故が相次いで発生し、各地で遊具の点検・撤去が行われました。その遊具もどこまで撤去されていくのでしょうね。どんなもので、どのような事故が起きるかということを国民生活センター危害情報システムが、平成15年8月に「危害情報からみた屋外遊具の事故」を発表しました。それによると、事故にあったのは、10歳未満、男の子に多く、頭のけがが最も多く、腕・手のけがでは骨折が目立っています。うんていやシーソーでは、年齢が低い子ほど重症のけがを負いやすいということです。鉄棒、アスレチック遊具、ジャングルジム、すべり台、ブランコ、回旋塔などは、重い症状のけがの割合が低く、すり傷・打撲の割合が高いのですが、部位としては、頭の割合が高い傾向があります。そして、これらの遊具は、年齢が高くなるとより大胆な使い方をしがちなので、重い症状の平均年齢が高くなっています。遊具によらず、物的要因によると思われる事故では、転落したところの地面が硬かったり、遊具にすき間があったことが原因で起きた事故などがおおいようです。また、人的要因によると思われる事故としては、ゆれている遊具のそばに近寄ったり、人と人がぶつかった事故、遊ぶのに適していない服を着ていたことが原因での事故などがおおいようです。これらの原因のほかに、私は子どもの体力低下も関係してきている気がします。今まで大丈夫だったから、今まで一度も事故がなかったからといってその遊具が安全ということはありません。今年10月7日に文科省が「体力・運動能力調査」の結果を発表しました。文科省では、運動能力が最も高かったとされる86年度から20年たつため、10年ごとの変化に注目して分析しました。青少年(6歳~19歳)の結果を見ると、走る(50メートル走、持久走)、跳ぶ(立ち幅跳び)、投げる(ソフトボール、ハンドボール投げ)など基礎的な運動能力はどれも長く低下傾向にありますが、9歳児の立ち幅跳びを86年度から10年間隔で比べると、男子が155.29センチ→149.31センチ→146.61センチ、女子が147.04センチ→140.94センチ→138.23センチと、ここ10年の低下はゆるやかになっているそうです。低下現象が緩やかになったのは、そろそろ、運動が少ないライフスタイルが定着して来たからだといわれています。もっと早く、どの遊具を設置するかは、子どもたちの生活、遊びの変化を捉え、遊具の安全面だけでなく、子どもの発達、能力の点検を行うべきでしょう。
固定遊具による事故は本当に多くその度に撤去されるというのを聞きます。先日もテレビでコメンテーターの人が全部の公園の遊具を取り払い芝生にしてしまえばいいのではないかと言っていました。しかし園ではそういう事もできません。固定遊具は危機能力も養うのに必要と の事ですので子どもたちに必要な運動能力を付けてやるのが大切だと同感しました。運動会も済みましたので、もう一度、一人一人を把握して力をやらなければと取り組んでいるところです。
昭和30年代に緑豊かな田舎で少年時代を過ごしましたので、遊ぶ場所は裏山か田んぼのあぜ道や
空き地で、自分たちで遊びを工夫しながら、近所の仲間たちと日がな一日遊ぶことができました。
今の子どもたちにそんな経験をさせようと、大人が公園に連れて行っても、ベンチに座って
テレビゲームを始め出す子がいるそうです。体を動かすよりその方が楽しいといいます。
やっぱり、幼児期からのびのびと走り回ることの楽しさを経験させておく必要がありますね。
そうすることで、いざという時の危機回避能力も身につくものだと思います。
今日のブログで言及されていた「箱型ブランコ」については撤去経験があります。遊動木が動かないように固定されてしまったり、ブランコが取り外されていたり、そうした光景をよく目にしました。以上すべて子どもたちによる事故防止のためでした。撤去等々に立ち会うと、同時にこれらの遊具を設置取り付けした時の人々の願いや期待みたいなものに思いを馳せることができます。指の切断や腕などの骨折を考えて設置したとは到底考えられません。むしろ、スイングやスライドなどによる「動く」楽しみを子どもたちに味わってほしい、あるいは高さを感じて欲しい、などもろもろの期待感があったことでしょう。これからは「公園遊具」や園庭・校庭遊具も含めて安全性を確保することはもちろんのこと、それら遊具によって子どもたちのどんな力を伸張させようとするのか、という視点観点をもった設置取り付けを期待しています。
事故の統計は参考になります。こういったデータをもとに遊具を見直してみます。私の住んでいるところの公園などでは使われなくなった遊具がどんどん撤去されています。遊具がなくても野山がそれ以上の環境なのでいいと思うのですが、子どもたちに遊び方があまり伝わっていないことが心配です。体力、筋力、環境、関わり方、好奇心、遊び方など、遊びを豊かにするための要素はたくさんありますが、どれも大切ですね。
私の家の近くに昔からある公園がありますが、そこの公園にはブログでも出ましたが箱ブランコが今でもあります。昔はそれでよく遊んだ覚えがあります。使い方は間違っていましたが…。しかし、そういう使い方をしていた自分みたいな人がいて、その行為を見て真似してしまう子が怪我をしてしまったのかもしれません。そう考えると、運動能力の低下の原因もありますが、間違った使い方をしている人がいるのも原因ではないのかな?と思いました。しかし、運動が少ないライフスタイルが定着してきたのは本当に悲しいと事だと思います。暇があれば公園に行き遊んでいた風景が今では逆に珍しい風景になるのですから。