腰2

 腰といえば、私は高校生のころからよくいわゆる「ぎっくり腰」になっていました。なると、歩くと頭のてっぺんまで痛くなり、姿勢を変えるときには、これまた厄介でした。そのころ、ぎっくり腰になってしまう原因は、意外にも重いものを持つとか、重いものを持ち上げるときに起きるのではなく、ほんの些細な瞬間になってしまいます。私がなるときの主な原因は、「くしゃみをしたとき」です。次に「歯を磨こうと少しかがんだとき」です。しかし、実は、これらの行為は、腰にとって些細な動きではないのです。人は、その姿勢によって、椎間板にかかる負荷が大きく違うことが分かってきました。つぎの姿勢・動作が椎間板に与える負荷(圧力)は、負荷が最も少ない「寝ている状態」を1としたときの、どのくらいの負荷がかかっているかというと次のとおりです。1位は、「前屈」で、4.0です。2位は、「くしゃみ」で、2.4。3位は、「あぐら」で2.2。4位は、「立つ」で、1.3です。歯を磨くために屈むが1位で、くしゃみが2位だったのです。今、腰痛は、1000万人の日本人が悩むといわれています。中でもちょっとした動作やくしゃみ等で突然、腰に激痛が走る急性腰痛症=“ぎっくり腰”は、ドイツ語で “魔女の一撃”と呼ばれるほどの激しい痛みが特徴です。また、青森県野辺地町では、雪下ろし、農業・漁業の作業でぎっくり腰になる人が多いそうですが、現地ではぎっくり腰のことを「キクラヘンキ」と呼びます。現地方言に詳しい人によると、「キクラ」は腰が「キクッ」となったことをいうそうです。これらのぎっくり腰ですが、実はこれまで原因やメカニズムはほとんど解明されておらず、はっきりした診断がつかないものの多くは単に「腰椎ねんざ」とされてきました。私がぎっくり腰になった歴史は古いので、自分で防ぐ手段を今でもできる限りとるようにしています。それは、まず、椎間板にダメージを与えないために、椎間板の圧力・動きを常にイメージしながら日常生活を送ることです。たとえば、今でも必ず、くしゃみをするときには、机の上とか壁に手をついて、上半身の動きを押さえるようにしています。また、朝は、筋肉が目覚めていない時間帯なので、急な動作はできるだけ避けるようにします。次に、私はしていませんが、顔を洗うときは、イスに座って顔を洗うと腰を痛めないそうです。靴下をはくときには、片足で立つとバランスが悪く、腰に負担がかかりますので、イスか床に座って負担を減らします。よく、掃除機をかけるときにも、上半身だけを動かすと椎間板に負担がかかりますので、体全体を動かすようにします。また、防ぐのは、姿勢だけではありません。たばこを吸うと、血行が悪くなり骨の末梢神経から椎間板への栄養補給が十分に行われなくなるため、椎間板の組織が変成してしまうと考えられています。また、肥満も、太って前にでた腹部を支えようと、背骨が知らず知らずのうちに反るため、椎間板に負担がかかります。よく、立ち上がるときに「ドッコイショ」と声をかけると、なんだか年寄りみたいといわれますが、実は、かけ声によってこれから行おうとする動作を脳が認識するため、体の準備が整い、ぎっくり腰になりにくくなります。しかも、勢いをつけてイスから立ち上がらずに、机などの支えに手をついて立ち上がるとぎっくり腰になりにくくなります。日常で起きる様々病気や障害は、自分で防ぐ努力しなければなりません。誰かが助けてくれるわけでもなく、放っておいてどうにかなる話でもありません。治療よりも、自らの予防が必要なことは、どうも、他のときにもいえることのような気がします。

腰2” への6件のコメント

  1.  ぎっくり腰がドイツ語で「魔女の一撃」とは、いかにもその通りだなと思いました。私はまだぎっくり腰にはなったことはないですが、どちらかと言うと腰は弱いほうかな?と思います。腰に悪い動作のほとんどはよく自分がしている動作です。まだ若いからと言って調子に乗って腰に悪い動作をし続けていたら、本格的に腰を痛めてしまいますね。「どっこいしょ」とう言葉も確かに年寄り染みたように見えますが、ぎっくり腰にならないための予防の一つですし、それが自分の将来にとっては良いことなんですね。怪我の予防に限らず色々な面で自分を助けるのは最終的には自分自身なのですね。

  2. 2日前に「魔女の一撃」を食らいました。やっぱり「くしゃみ」が一番の原因でした。2~3日前から兆候はありましたがここ数日の秋らしい天候(急に寒くなった)が要因のひとつのようです。私の場合は「太りすぎ」も大きな要因です。今日も腰を少しかがめて、志村けんのおばあさんのような歩き方で出勤しています。「ぎっくり腰」はやったことがないと会話に加われないとてもやっかいな代物ですが、3年もしていないとちょっと寂しい奴でもあります。これから北国は冬支度に入ります。腰痛は保育士だけの職業病ではなく、「からやき」の園長の持病でもあるようです。みなさん、気をつけましょう。

  3. ぎっくり腰はしたことはないので激痛の痛みは経験したことはありませんが、腰=腰痛と言うくらい私にとって腰痛との戦いは長~く今も続いておりこれからの課題でもあります。ドッコイショの掛け声が予防につながるとは又、知識を得ました。でも大好きな子ども達といるとその間だけでも忘れてしまいます。元気を保つためにも自分に合った運動をしなくては。やはり治療より予防の考えはとても大切だと思います。

  4. 重い荷物を運ぶことが多い仕事ですので、不自然な格好で荷物を持とうとした時に
    よくぎっくり腰になります。大体が新学期の前後ですね。
    ひどい時は、何かにつかまらないと立ち上がれませんし、歩く時は登山用のストックが頼りです。
    寝る時は、背筋が伸びないので横向きに手足を丸めて寝ることになります。
    腰に響きますのでくしゃみや咳は厳禁です。以前こんな生活を10日間経験したことがあります。
    私の場合は、かかりつけの接骨院で電気と針で直すことが多いのですが、皆さん、どうしてるんですかね。
    「魔女の一撃」というのは、魔女にほうきで思いっきり腰を叩かれるほどの痛みという意味でしょうか。

  5. 「寝ている状態」を1として他の状態の腰への負荷を表しているのは参考になりました。1人で前屈をしてみたり、くしゃみをする真似をしたり…。意識していると、腰への負荷の違いが分かります。今のところ腰に問題はありませんが、それでも負担がかからないような動きを心がけたいと思います。自分のことは自分が責任を取らないといけないわけなので、やはりすべきことは予防ですね。

  6. 昨日のブログにもコメントしましたが、「腰」というと家内の腰痛が浮かんできます。結婚して程ない頃、家内がギックリ腰になり、私としては、「ギックリ腰」がどれほど大変かもわからず、横になっていればなんとかなるものだろう、とたかをくくって家内を初めとする回りの人々に大顰蹙をかったことを昨日のごとく思い出します。「ギックリ腰」の話しがでるとその頃の私の「冷たさ」を強調されます。腰痛の大変さは家内と一緒になってよくよくわかりました。治療やら日常生活の注意などで今は家内はかつて程の苦しみは味わっていないみたいですが、それでも時折違和感を感じるらしく腰部分にシップを貼ってあげたりします。腰痛に無縁だった私もこの頃腰部分に「重さ」を感じることがあります。先輩としての家内のアドバイスに従いたいと思います。

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