焼酎

 先日、職員数名が私の部屋にボトルキープをしていきました。そのお酒は、「黒霧島」です。私は、最近は余りお酒を飲まなくなっていますので、このお酒がどんなものかよく知りませんでした。しかし、ボトルを置いていった次の日に講演で訪れた宮崎県の都城のホテルの窓から外を眺めていて、びっくりしました。そこには大きな看板に「黒霧島」と書かれていたのです。
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そして、その地でお世話になった人から、「もしよかったら、黒霧島の工場見学をしませんか?」と誘われたのです。聞いてみると、黒霧島を製造している霧島酒造は、ここ宮崎の都城にあるようです。生憎工場見学は午後1時半のみということで、講演の合間ではいけませんでしたが、いたるところでこの霧島の話を聞きました。本格焼酎「黒霧島」は、南九州産の新鮮なさつまいもと名水「霧島裂罅水」を用い、焼酎麹の原点である黒麹で仕込んでいます。ですから、黒霧島の黒は、黒麹を使用していることに由来しています。しかし、現地のレストランなどでは、黒霧島が 置いてあるのではなく、「赤霧島」が置いてあります。楽天の焼酎ジャンル売れ筋ランキング!(9/26(水)‐10/2(火)集計期間)によると、この「赤霧島」が「赤兎馬」と共に1、2位を争っています。共に芋焼酎です。焼酎には芋焼酎のほかにもいろいろな種類があります。米焼酎、麦焼酎、黒糖焼酎、そば焼酎、梅酒、牛乳焼酎、栗焼酎、しそ焼酎、ゆず焼酎、泡盛などがありますが、何が一番人気かというと、やはり芋が一番人気のようです。芋焼酎は、江戸時代から南九州で広く栽培されているサツマイモを原料とした焼酎で、鹿児島県・宮崎県で広く飲まれています。それは、ほとんど鹿児島県と宮崎県のみで生産されていたからです。今では、日本各地で地元のサツマイモを使用した芋焼酎が生産されるようになってきていますが、鹿児島で生産される薩摩焼酎は、世界貿易機関 (WTO) のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けています。このように表示が限定されているものに「琉球泡盛」があります。この表示は沖縄県産の物のみに認められています。焼酎のほかにもお酒の種類は数多くあります。そのつくり方によって、醸造酒、蒸留酒、混成酒の3つに分けられます。ワイン、清酒、ビールは醸造酒。ウイスキー、ウォッカ、焼酎は蒸留酒。梅酒、みりん、合成清酒は混成酒に入ります。そして、焼酎は、甲類と乙類に分かれます。甲類は、連続式蒸留機でつくられ、ホワイトリカーとも呼ばれ、果実酒や「チューハイ」のベースに使われています。乙類は単式蒸留機でつくられたもので、芋焼酎は、乙類に入り、単式蒸留の方が歴史が古いことから本格焼酎と呼ばれています。ワインといえばフランスやイタリア。ビールといえばドイツ。このそれぞれのお酒には、それぞれの飲み方があり、伝統や習慣がありますが、焼酎は、5:5で、あるいは6:4、7:3で割って、人肌の40度のあたたかさで味わうのが、その「こく」「うまみ」「香り」を楽しむのには、一番と言われています。人気の霧島酒造は、会社としての企業理念などもきちんとしています。「価値の創造」「感動の創造」「信頼の創造」です。また、考動指針なるものを作られています。「考動」と言う考え方は面白いですね。1.Vision:夢がなくては始まらない。2.My Company:会社の主役は「私」です。3.Move:やり過ぎくらいがちょうどいい。4.Originality:マネするだけじゃつまらない。5.Enjoyment:楽しくなくては始まらない。それぞれの英語をこのように訳し、理解するところは面白いですが、これがどう実際の行動に結びついているのかが知りたいところです。たぶん人気商品を生み出した秘訣があるのかもしれません。