今、駅構内やコンビニなどに無料の雑誌が置かれています。その多くは、住宅情報のようなものと、就職情報のようなものなのですが、その中で、若者の間で人気のある雑誌が、「R25(あーるにじゅうご)」という、リクルートが発行するフリーペーパー週刊誌があります。この週刊誌は2004年7月1日に創刊しました。今は、毎週木曜日に約55万部が発行されているそうです。ただ、残念なことに東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)にしか置かれていないようです。R25の「R」とはよく映画などにR指定というのがありますが、このRと同じ意味で、リストリクト(Restrict:制限)という意味です。つまり、R25とは25禁の雑誌で、25歳から団塊ジュニア層の30代までの男性という、従来型総合週刊誌の購読者より若い年齢層をターゲットにしています。編集部では、「世間では「元気がない」なんていわれて、ちょっと悔しいこの世代の男性に向けて「オトコ視点」で編集しています(女性の方ゴメンナサイ)。またレビュー記事が25個あるので「レビュー25」という意味もアリ。」と言っています。その年齢を対象に、政治や社会などの時事情勢の解説、著名人へのインタビューなどの記事で構成されています。通常40~50ページと通勤時の電車内でちょうど読みきれる程度のボリュームで、各記事も一駅分ほどのコンパクトさにまとめる方針がとられています。また、この類の雑誌は、特に無料となると本文よりも広告のほうが多いくらいで、結局は宣伝かとがっかりすることが多いのですが、このR25は、余り広告が目立ちません。それは、俗にナショナルクライアントと呼ばれる大手広告主からの広告を収益源としているからのようです。また、この企画はリクルートの社内新規事業提案コンテスト「RING」で、20代社員が提案し受賞した企画が事業化の出発点となったといわれています。なぜ、25歳をターゲットにしているかと言うと、やはり編集部では、「今年、25歳になる人が生まれたのは1979年。東京サミットが開催され、英国では先進国初の女性首相となるサッチャー首相が誕生した年です。この年にはインベーダーゲームが流行し、そして機動戦士ガンダムが放映されました。当誌メイン読者のM1世代(20~34歳の男性)は首都圏で300万人(独自調べ)ほど。 成人してから早数年。社会や仕事先でも責任ある立場になりつつあり、情報の理解やコミュニケーションに苦労することも多いのでは?そんなあなたを応援するつもりで、私たちはR25を作っています。」この雑誌が面白いのは、もちろん対象の25~30歳代の人だけではなく、私の年代が読んでも面白いのは、若い人の考えとか、興味があるものを知ることが出来るからです。今週号の最初に記事では、「R25世代が選んだ“ぼくらの機械遺産”とは?」でいうことで、若い人たちが機械遺産に認定したいアイテムのベスト5が掲載されています。1位ファミリーコンピューター(任天堂) 2位ウォークマン(ソニー) 3位ウォシュレット(TOTO) 4位AIBO(ソニー) 5位QV-10(カシオ計算機/デジタルカメラ)だそうです。なるほどと思いますね。しかし、本当の「機械遺産」とは、日本機械学会が創立110周年の記念事業の一環として、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、日本国内の機械技術面で歴史的意義のあるものを「機械遺産」として認定したものです。ちなみに第1号は「小菅修船場跡の曳揚げ装置」、第2号は「熊本大学の旧機械実験工場と文化財工作機械群」だそうです。こちらのほうを、なるほどと思えるほど私はインテリではなさそうです
R25の対象年齢や性別の設定はおもしろいですね。このように狙いを絞った方が内容も濃いものになるんだろうと思います。あれもこれもではなく、何かに絞ってそこに全力を傾けることが、確実に前に進んでいくのに大切なことなんでしょう。大事なことを教わったように思います。
ファミリーコンピューターやウォークマンは懐かしいです。なるほど、です。特にウォークマンといえば、猿が湖をバックに音楽を聴いているCMが印象的です。ipodの登場よりもウォークマンの登場の方が騒がれたんじゃないでしょうか。機械遺産というのもおもしろいですね。10A型ロータリエンジンとかは知っていますが、「小菅修船場跡の曳揚げ装置」などはさっぱりです。知らないことがたくさんあります。
それにしても、フリーペーパーのことを紹介した記事を見るたびに都会はうらやましいと思ってしまいます。
そのような雑誌があるとは知りませんでした。ターゲットにする年齢層を25歳~30歳に絞って、『世間では「元気がない」なんていわれて、ちょっと悔しいこの世代の男性に向けて「オトコ視点」で編集しています』という理由で編集するとは、なかなか面白いですね。25歳~30歳のための雑誌ではありますが、それ以外の年齢の人が読む事によって今の若者の考えや興味が分かるというのは納得しました。でも本当にその年齢の人達は世間から元気がないというイメージがあるというのは、理解しがたいです。確かに入社して数年たつと責任等それなりにあるかもしれませんが、だからこそ遣り甲斐があり元気がある時期ではないのかな?と思います。でも実際にその雑誌はよく読まれているという事は、その通りであり、世間をしっかりと見ているのだなと思います。今度、関東の方に行く機会があれば読んでみようと思います。
R25の発行部数約55万部には驚きです。いまだ手にとってみたことはありませんが、それほど人気?がある無料配布週刊誌なら一度は価値があるようです。もっとも「R25」は25歳より下の男性をターゲットにしているようですから私のような年配者には直接関係がないかもしれません。それでも「わりと元気のない」とされる世代の男性向け、ということにも興味があります。そうした世代とは逆に「アラサ」と呼ばれる1977年頃生まれの「元気」世代もあります。ものごとを「利益」と「負債」で測ることが特徴とか。「機械遺産」・・・またしても新たなる概念に触れました。「機械」も「遺産」になる時代に入ってきたのだ、と時の移りを感じます。