不思議な日本

9月1日の「世界一受けたい授業」というテレビ番組で、『外国人には信ジラレナ~イ マカ不思議?疑問だらけのニッポン人!』というタイトルで、日本独特の風景を写していました。その最初の写真は、「ティッシュを配る人」です。便利なポケットティッシュを日本ではいつでも、どこでもタダで配っています。他にもシャンプーや化粧品などを無料で配っていることもあります。アメリカでもたまに見かけるそうですが、配っていても割引券ぐらいのようです。いつごろかわかりませんが、確かに人通りが多い街角では、ポケットティッシュを配っていることがあります。これは、もちろん「販促ツール」です。しかし、販促ツールといえば、チラシやパンフレット、リーフレット、DMなどの印刷物、店頭を飾るPOP類、ポスターなどを思い浮かべます。最近では、メルマガなども、広い意味では販促ツールです。どんな販促かというと、認知度アップの為、集客する為、購入促進の為、継続利用の為などさまざまな目的があります。それらの中で、今、圧倒的に多いのがポケットティッシュですが、なぜかというと、消費者にもっとも身近な広告物としての効果が高いからです。ですから、都市部を中心に全国で年間約30億個も配られているそうです。「ポケットティッシュ」が、それまでの「マッチ」に代わって広告として最初に使われたのは、銀行での「粗品」としてです。当時の銀行は、大々的に広告することが制限されていました。そこで、ポケットティッシュがぴったりでした。ですから、今でもサラ金と呼ばれるような金融系に多く持ち入れられています。また、なぜポケットティッシュかというと、いくつか理由があるようです。まず、男性でも女性でも、誰もが日常必要とするモノであること。コンパクトで鞄やポケットに入れておく事ができること。保存性の高さと接触回数の多さはポケットティッシュの最大の特長だと言えます。しかし、最近は、あまりに配りすぎて、その効果も薄らいでいる気がしますが。
次にテレビで紹介された日本の特徴は、「降車ボタン」の数です。日本のバスには降車ボタンが1台に30個も40個もあります。それが、アメリカでは1個か2個だそうです。これは日本人が恥ずかしがり屋で、他人に「押して」と頼めないからだと言います。このボタンを押すのは、恥ずかしいだけでなく、いろいろな思惑が交錯します。以前のブログにも書いたのですが、降りるぎりぎりまで待って、誰が待ちきれなくて押すかという葛藤です。なんとも馬鹿らしい話ですが、そんな気持ちになります。また、迷うのは、終点のバス停でも押したほうがいいかということです。まさか、押さないからといって、乗客がいるのに車庫まで直行するわけはないと思うのですが。
次に外国人から見て不思議なのは、本を買うとカバーをしてくれることだそうです。アメリカでは本はむき出しです。ですから、誰が何を読んでいるのかがわかります。そのテレビで授業をしたマイケル・プロンコ氏は、最初、日本に来た時、誰もがカバーのついた本を読んでいるのを見て、みんなポルノ小説を読んでいるのかと思ったそうです。また、日本では立ち読みも普通にしていることも不思議だったそうです。アメリカでは普通、本屋に椅子があって、そこで座って読んでいます。それは、ドイツでもそうでした。
私たちが当たり前と思っていることが、世界では珍しいことも多いようです。

不思議な日本” への4件のコメント

  1. 今日のブログのバスの「降車ボタン」で思い出したことがあります。フィリピンのマニラに行ったときのことです。都営バスのお古が路線バスとして活躍していました。そして「降車ボタン」もしっかりとついていましたが、押しても押しても何も反応しませんでした。また同地には「ジプニー」という庶民向けの小型乗り合い幌付自動車も走っていましたが。降りたい時には天井をドンドンと叩いて降りる意志を運転手に伝えました。日本の交通機関の乗降地に関するアナウンスの丁寧さはやはり驚きです。電車の中のアナウンスも過剰気味ですが、ホームのアナウンスや発車合図音も時に騒々しささえ感じます。海外に行って交通機関を利用すると「不親切」感じるほど日本は「親切」です。総じていえることは、「自立」「自律」していないと海外ではほとんど暮らせないのではないか、ということです。

  2. バスの降車ボタンはみんなで頼み合えば確かに1個か2個で済みますね。逆に1個か2個しかついていなければ、人に頼んだりしながら乗れるようになるのかもしれません。いや、やはり苦情の嵐になるでしょう。
    本に関しては、ドイツの本屋で大勢の人がイスに座って読んだり階段にも座り込んで読んでいるのを見てびっくりしました。あれが当たり前なら日本の立ち読みは不思議に思われても当然です。どっちが正しいかではなく、見る人や見方が変われば当たり前が当たり前ではなくなることを知っておくことが大切だろうと思わせてもらいました。

  3.  確かにポケットテッシュは持ち歩いても小さいので荷物になりませんし、色々な面で役に立つので、そこに目をつけた銀行はとても賢いですね。
     日本のバスの降車ボタンが40個もあるとは、思いもよらなっかったです。その多さの理由が「他人に頼めない」「恥ずかしい」極めつけは「ぎりぎりまで待って誰が待ちきれなくて押すかという葛藤」が理由とは図星なので笑ってしまいました。日本人が他人とコミュニケーションをとる能力というのが備わっていないからなのですかね?
     本屋の立ち読みでアメリカやドイツでは店に椅子が準備してありそこに座って読むのは、店側としては迷惑にならないのでしょうか?アメリカ、ドイツの本屋のお客さんは日本人みたいに長時間の立ち読みをしないから椅子が置いてあるのですかね?その辺が少し気になりました。

  4. ティッシュ配り、バスの降車ボタンの数に関する記事等日本では当たり前と思っている光景が外国人からみれば違う。それは今の保護者が当たり前と思っている常識と私たちの思っている常識が違うのと同じだなぁと思って読みました。このギャップの大きさには閉口する事もばしばですが。やはり幼児期から自分の思いをきちんと相手に伝えられるような子、色々な場面に遭遇しても対応できる子に育てていかなければと思いました。

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