セミナー

 今日は、私たちが主催する「保育環境セミナー」が開催されました。このセミナーも今回で第15回になりますが、120名を越える参加者が熱心に受講していました。
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 参加者がこのように多いと、セミナーといってよいのか考えてしまいます。というのは、「セミナー」 [seminar]というのは、「ゼミナール」 [Seminar]と同じ意味ですが、「大学で、小人数の学生が集まり、教師の指導の下に自ら研究し、発表・討論を行う形式の授業。演習。ゼミ。」のことをいうか、「小人数を対象とし、討議などをまじえた講習会。」ということで、どちらにしても少人数を対象にしています。今は、セミナーに参加するとかよく使いますが、思い出せば、大学時代は、ゼミということと同じことなのですね。大学時代を思い出したり、他の人と話すときに「だれだれのゼミを取っていた」ということが話題になりますが、それは、専門分野、もしくは担当教員の名前を取って、何々ゼミと呼ばれることが多いからです。このゼミのときの形態は、「一方的に教員の講釈を聞く講義に対して、教室で、少人数で対話をしたり、一緒にテキストを読んだ上で議論・報告したり、場合によっては合宿・旅行を行って親睦を図ったりするなど、コミュニケートしながら教員、そして学生同士から何かを学び取る時間である。」と書かれています。そう考えると、今回はセミナーなのかと考えてしまいますが、「ゼミナール」の元々の意味は、「種(Same、複数でSamen・転じて精子、子孫)を撒く苗床」の事だそうです。そういう意味では、今日行われたセミナーは、私たちが提案する保育を広めようというものなので、会場は、種を撒く苗床のイメージはあります。ですから、やはりセミナーでいいのかもしれません。同じようによく開催されるものに「シンポジウム」[symposium]がありますが、この場合は、一般的には、あるテーマを決めて広く聴衆を集め、公開討論などの形式で開催されるような形態をいうことが多いようです。もともと、古代ギリシャの饗宴(symposion)に由来する言葉で、もともと一緒にぶどう酒を飲むことを指しました。また、同じようなものに「フォーラム」[forum]がありますが、このもともとの意味は、古代ローマ市の中心にあった集会用の広場のことですので、こちらは場所を表しています。そしてその場所で行われた、一つの話題に対して,出席者全員が参加して行う討論のような集団的公開討議のことを「フォーラム-ディスカッション」のことを言い、それを日本ではフォーラムといいます。最近は、パソコン通信サービス中の特定の情報交換の場のことも指すようになっています。討議、討論という言葉は古代ローマに由来するものが多いですね。もうひとつの形の「パネルディスカッション」[panel discussion]とは、一つのテーマを掲げ、様々な意見・立場の論者を複数(最低3人以上)集め、公開で討議を行うことをいいます。パネルというのは、ひとつのテーマのことをいうのではなく、登録名簿の意味で、あらかじめ決められた論者のことをいいます。しかし、この論者のことをパネリストといいますが、パネラーという言葉は、和製英語です。討論をまとめたり、適切に話題提供を行う司会役は、コーディネーターといいます。あちらこちらで開かれているセミナー、シンポジウム、フォーラム、パネルディスカッションには、選んで参加したいものです。それは、その内容が自分の実になるものかどうか、その後、実際の行動に移せるものであるかということが重要だと思います。

セミナー” への3件のコメント

  1. 大学でのゼミを思い出してみると、自分から「知りたい」とか「学びたい」という思いで取り組んでいなかったと思います。自分から「学びたい」と思う気持ちがあれば、どんなことからも学ぶことができるし、その質も変わってくるんだろうと最近特に感じるようになりました。
    ギビングツリーのセミナー等はとても内容の濃いものだと思っています。ここで何に気づき、何を得ることができるか、試されているような気持ちになります。自分次第でどこまでも思いが広がっていく、このような研修の場があることをありがたく思います。

  2. 今回のセミナーも大変熱心な受講者で会場が埋め尽くされました。藤森先生、
    お疲れ様でした。人数規模はともかく名実ともに「藤森ゼミ」です。ゼミナールが「種を撒く苗床」ということであれば「見守る保育」と命名される保育形態の種をまさに播く会が「保育環境セミナー」です。「シンポジウム」や「フォーラム」「パネルディスカッション」の意味も平易に解いて下さいました。当たり前に使用しているとその本来の意味を見失って勝手に解釈し行っているケースがとても多いです。ブログで紹介して頂くととてもありがたいと思います。今度は「主任セミナー」ですね。「藤森ゼミ主任級」です。大勢の参加者があるような気がします。

  3. 今回の保育環境セミナーも大盛況のようですね。
    藤森先生の見守る保育が、いまの時代に求められている証左ですね。
    私は、一昨年11月のセミナーに参加させていただきました。
    「保育業者でこのセミナーに参加したのは、おたくが初めてですよ」と、GTの先生に言われました。
    私ども業者も、生き残るためには、保育のことを人一倍勉強する必要を感じています。
    「もの」を売るだけでなく、その「もの」がなぜそこにないといけないのか、こどもの発達にどう役立つのか、確かな理論にもとづいて説明できる営業を目指して生きたいと思います。

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