今日は、盆中日の8月15日です。日本では明治6年(1873年)1月1日のグレゴリオ暦(新暦)採用以降、以下のいずれかにお盆を行うことが多くなりました。旧暦7月15日にあたる日、新暦7月15日、月遅れの新暦8月15日(旧盆とも)、その他(8月1日など)です。私は東京ですので、お盆は新暦7月15日に行います。その日に寺からお坊さんに来てもらい、経をあげてもらいます。しかし、現在の報道メディアでは、新暦8月15日を「お盆」といい、月遅れのお盆(旧盆)を指すことが全国的になりつつあります。この日が日本では過去に国民の祝日になったことがありませんが、新暦8月15日(前後)は平日であってもかなりの人が休日になることが多く、また、学校の児童・生徒の大部分は夏休みの中間です。ですから、この日は祖先の霊を祭る宗教行事としてではなく、国民的な休暇、民族移動の時期としての側面があり、会社や商店などは、単なる夏休みになっているところも多く見られます。そして、この時期は、ゴールデンウイークや年末年始とともに、帰省や行楽に出かける人が多く、高速道路での渋滞情報や各交通機関での乗車率がニュースで流れます。しかし、この日は大型連休や年末年始と違って、カレンダー上は平日であることが多いので、官公庁や金融機関は通常通りの業務を行っており、一般企業でも平日という建前から、業務を行っているところも多く見られます。ですから、保育園は休みではなく、登園してくる子も多くいます。私も、朝だいぶ普段と違ってすいている電車に乗っていると、こんな日に出勤するなんてと腹立たしくなるよりも、「お盆にも勤務している人がいて、大変だなあ。」と思います。確かにこんな日でも休むわけにいかない業種もあるでしょうし、逆に、こんな日だからこそ忙しい業種もあるでしょう。保育園もそのひとつです。だからといって、保護者には、「夏こそ、できるだけ子どもと一緒に、いろいろな体験をするようにしてください。」と言っていながら、職員が自分の子どもを預けて働いているのは少しおかしい気がします。ですから、私の園では、できるだけ、この期間は独身の職員に勤務してもらいます。子どものいる職員は、なるべく子どもが休みの日とか、家族、地域がみんな集まる日とか、さまざまなイベントをやっている日とかに合わせて休んでもらいます。若い、子どものいない職員は、逆に、8月末から9月の期間中に夏休みを取り、混雑や料金が最ピークの旧盆時期を避けて旅行などをするほうがよいことが多いようです。私も、今は私の子どもたちが大きくなったので、何も夏休み中に休みを取る必要がなく、また、どうせ休み中にすることといっても仕事がらみが多いので、特には休みません。しかし、子どもが小さかったころ、特に小学生のころは、普段は休まない代わりに、子どもが休みの夏休みとか、冬休みにはできるだけ休みをもらって子どもをあちらこちらに連れて行きました。この体験が、今は仕事にも役に立っています。昼間と夜の仕事にしてもそうです。確かに夜遅くしなければならない仕事もあります。しかし、子どもがいる親には、できるだけ夜は子どもと過ごさせるような働き方をしてもらった方がいいような気がします。外国では、夏の間、夜の間は、仕事をすべてやめてしまうか、もしどうしてもあけなければならない職種では、学生がしていることが多かったようです。大学生にまでなって、親が仕送りをしている国は珍しいようです。ワークシェアリングは、夫婦間だけでなく、いろいろとシェアの仕方を考えていくことが必要ですね。
できるだけ子どもと一緒に過ごすためにワークシェアリングという考え方は大切ですね。長いようで短い子どもとの時間を作るためには、社会全体で、それぞれが力を発揮して支えあっていけるようにならなければ難しいと思います。外国ではそれが出来ているとなると、全く不可能という訳ではなさそうです。少しずつでもいいので近づいていきたいです。
訊かれもしないのに自分からペラペラ言う悪癖が私にはありますが、実は、8月15日は私の誕生日です。ところが「誕生日」をまともに祝ってもらったためしがありません。子どもの頃はそれを不憫と思ったのか母親がお盆の最中の忙しい時にも関わらず私の好物であった「カレーライス」を拵えてくれました。それでも「誕生日おめでとう」という掛け声もなくひたすらもくもくと「カレー」をほうばっていました。おいしかった。そういうわけで「誕生日プレゼント」などもらったこともなくこの日は自分ひとりで「○○歳になった」と確認して終わりました。今年の8月15日は家内に「誕生日おめでとう」とお祝いの声を頂戴しましたが、母が入院して家にいない初めてのお盆なので私の誕生日どころではなく家内の忙しさを逆に気遣う一日でした。家内や子どもがいることを気に掛けて下さる職場で仕事ができる。この上ないことだと感謝の念にたえません。