シアター

最近、団塊の映画世代を狙って、様々なイベントが行われています。また、その世代を対象とした施設もオープンしています。私としてありがたいのは、「夫婦50割引」です。これは、2004年7月から一年間限定で設定された映画鑑賞割引料金で、夫婦でどちらかが50歳以上であると、二人2000円で鑑賞できるというシステムです。これが、1年限度ということでしたが、好評ということで、毎年延長されています。つい、この6月までであったこのシステムが、来年の6月30日まで延長されたばかりです。このシステムのおかげで、私は映画を見る回数が増えました。たぶん、それまでの倍以上見ていますので、このシステムのおかげで、入場料は増えた計算になります。ぜひ、後、何年か続けて欲しいと思います。なぜ、あと何年かでよいかというと、60歳になると、シニアー料金が適応されるからです。しかし、ほとんど妻と行くことが多いので、やはり夫婦50割引のほうがいいですね。もうひとつ、歓迎すべきことがあります。本の街神保町に「神保町シアター」という映画館が7月7日にオープンしました。最近、あちらこちらにシネマコンプレックス(複合映画館)という多くのスクリーンを持ち、外国映画から日本映画まで、全国ロードショー公開されているほとんどの映画が一つの建物の中で見られるような映画館ができています。これは、シネコンと略され、確かにありがたい、便利な施設ですが、どこでも同じようなものをやっています。ところが、ここでオープンした「神保町シアター」は、小学館がオーナーで、最新の設備を備えたこのシアターでは新作映画や懐かしの名作映画などを上映予定されています。楽しみですね。現在は、レイトショー特集プログラム「川本三郎 編映画の昭和雑貨店 こどもたちのいた風景」が上映中です。この映画館の会館に向けて、なぜこのようなプログラムを組んだかということを川本氏がチラシに書いています。「なんといっても私などの世代にとっては小学館といえば学習雑誌の出版社であり、また、団塊の世代がシニアになりつつあるいま、彼らが自分の子ども時代を懐かしむだろうと思ったから。」私などは、思う壺ですね。彼が選んだ作品は10篇あり、一月にわたって連日夜1回上映をしています。私と同じ年代では、どの作品も懐かしく、よく知っている作品が並びます。「手をつなぐ子等」(昭和23)は、幼児のころの大病で脳に障害を負った子と教師、同級生との触れ合いを描いたものです。「少年」(昭和44年)は、当たり屋一家を描いた作品で、次第に正義に対して渇望していく少年の姿を描いています。「にあんちゃん」「秋立ちぬ」「つづり方兄妹」「警察日記」「夜あけ朝あけ」「あすなろ物語」「しろばんば」という作品が並びます。どれも見たい映画ばかりですが、なかなか見に行くことが出来ませんでした。それが、今日の夜、お盆週間ということで、子どもが少なかったので、6時ころ園を出て、思い切って見に行きました。今日の作品は、「キクとイサム」です。大東映画の第一回作品で、会津磐梯山を背景に、黒人混血児の姉弟を叙情的に描き、この問題を社会に訴えようとするものです。戦後、日本人女性と黒人米兵の間に生まれた混血の姉弟キクとイサムの姿を、祖母の愛情に包まれながら、差別に直面しながらも力強く、しかも明るく、ユーモアたっぷりに描いています。しかし、その明るさが、余計に胸を打ちます。この作品は、「ブルー・リボン賞」第1位、「キネマ旬報」第1位など様々な賞を受賞しています。これからが楽しみな映画館です。

シアター” への2件のコメント

  1. 東京は映画館がたくさんあるだけでなく、いろんなコンセプトの映画館もあるんですね。近くに一応映画館はありますが、観たいと思うものはそう簡単には上映してもらえません。うらやましいです。
    時間がない中でも上手に時間を作って自分の興味のあることをするというやり方は、学ばなければいけないと思いました。興味のあることに挑戦すると新しい発見もあると思うので、今よりも時間を上手に使って行動することをしなければいけませんね。そうなるとGTDの出番です。

  2. 本の街神保町にまた楽しみな施設ができたのですね。岩波ホールに神保町シアター。古本探索プラス映画鑑賞。いいですねぇ。暑くなる前は時々古本屋さんを覗いては時の経つのを忘れていましたが、「映画館」のほうまでは関心が向きませんでした。今度上映プログラムを見て行ってみようと思います。シアターのHPを拝見しました。いまはアニメ「ナルト」が上映されているようです。一昨年、前勤めていた園に来たNZの大学生が「ナルト」の大ファンでした。日本語学習のきっかけになったようです。それはさておき、私は中学2年の時に洋画を観に映画館に足を運んでいました。しかも機車で1時間もかかるところです。中2から中3の前半にかけて洋画ばかり見ていました。深夜放映される映画を観たり、何故か、我が家では映らないテレビ局の番組欄を新聞でみつけては映画の放映があるとその部分を切り取ってスクラップブックに収めていました。雑誌『ロードショー』を定期購読したことは言うまでもありません。今は映画を見る機会がめっきり減りました。それでも機会をみつけて映画館に足を運びたいと今日のブログを読みながら思いました。

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