見附

 私は、高校に通学するのに「赤坂見附」の駅で降りていました。なんとなく、当然のようにその駅を利用していたのですが、たまたま以前この近くを散歩していたところ、「赤坂見附跡」という指標を見つけました。
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当然ですが、ここに赤坂見附があったのです。見附は、江戸時代、枡形をもつ城門の外側の門で、見張りの者が置かれ通行人を監視した所です。枡形とは、直角に設けられた二つの城門と城壁とで囲まれた四角い空き地のことを言い、敵の直進をさまたげ、勢いを鈍らせる効果があるといわれています。江戸城には、内郭・外郭の城門を含めて俗に36見附と呼ばれていました。しかし、実際は50とも90とも言われるこの見附は数が多いということで通称36見附といわれたようです。よく言われるものに、赤坂見附のほか、喰違見附・四ツ谷見附・市ヶ谷見附・牛込見附・日比谷見附そして、浅草見附等々があります。紀尾井坂を登ると左にホテルニューオータニの正面玄関があり、それを過ぎると正面に石垣があり道はT字路になっています。この左に下るところが喰違見附跡です。喰違門跡を通り抜け、外堀方向へ行くと左眼下に弁慶濠が見え、そこには弁慶橋が架かっています。
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この弁慶濠は、ボートが浮かんでいます。高校1年生のとき美術の時間に私のそこを写生した絵が、しばらく校長室に飾られていました。私の出身高校はとても自由で、美術の時間は、200分間、自分の好きなことを好きな場所でやってよいということで、私は写生をしたのですが、模型を作っていた人もいたり、室内でデッサンをしたりしていた人がいました。ここから少し行くと、赤坂見附交差点が見えます。赤坂見附は寛永13年(1636)に筑前福岡藩主黒田忠之により、枡形石垣が作られ、同16年(1639)には御門普請奉行の加藤正直、小川安則によって門が完成しました。堀からの石垣は高く、当時の技術の高さが分かります。江戸時代の赤坂御門は、現在の神奈川県の大山に参拝する大山道の重要な地点でもありました。明治時代に門は撤去され、石垣も大部分が撤廃されましが、現在は一部が復元され、保存されています。また、JR四ツ谷駅の市ヶ谷方向口を出たところに四ツ谷見附跡があります。そして、JR総武線が走っている上を「四谷見附橋」が架かっています。この橋が広げられるときに橋梁が貴重ということで保存しようという運動の末、移築保存されているのが何度もブログに登場した多摩ニュータウンの「長池見附橋」です。
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 この橋のほとりにある園にこの3月まで勤務していたからです。四ツ谷見附跡から、JRに沿って土手を市ヶ谷のほうに歩いていくと、市ヶ谷駅に出ます。そして、靖国通りの横断歩道を渡ると見附交番があり、その裏側の公園の入り口に市ヶ谷見附跡があります。 更に土手を歩いていくと、右手に法政大学が見えてきます。そして、もう少し行った飯田橋駅の市ヶ谷寄り駅前交差点のはす向かいに、牛込見附の説明パネルがあります。江戸時代の牛込見附は田安門を起点とする「上州道」の出口といった交通の拠点であり、また周辺には楓が植えられ秋の紅葉時にはとても見事であったといわれています。その後、明治35年に石垣の大部分が撤去されましたが、現在でも道路を挟んだ両側の石垣や橋台の石垣が残されています。この見附は、江戸城外堀跡の見附の中でも、最も良く当時の面影を残しています。四谷から飯田橋にかけて大学から、怪談、そして見附など歴史を偲ぶいろいろなものが碑として残されています。テーマを決めて歩くのもいいですね。

見附” への2件のコメント

  1. せいがの森保育園に行かせてもらったとき、写真の公園でのんびり読書をしたことを思い出しました。いろんなことを勉強させてもらっているせいがの森保育園は一体どんな地域にあるんだろう?ということを知りたくていろんな道を歩いていて、ちょっと休憩するために公園にたどり着きました。天気がよかったこともあり、とてもくつろげました。ちょっとしたことでも何かテーマをもって行動すると、意外な出会いもあったりするので、なかなかいいもんだと思っています。

  2. 藤森先生の風景画が高校の校長室に飾られていたことについては、さもありなん、と思いました。芸術センスのない私にはとても羨ましいことであり、次ぎ生まれて来る時はそうした才能を身につけて生まれてきたいものです。それはともかく、今日のブログの「見附」が50とも90ともあったとは・・・。私が通っていた大学が丁度「四ツ谷見附」のそばにありました。現在長池公園にある「見附橋」をそれとは意識することなく行ったり来たりしていのです。懐かしいですね。地下鉄の駅と学校との往復にはその橋を通ります。友人と議論しながら通ったりガールフレンドと寄り添って歩いたり、・・・いろいろなことを思い出します。四ツ谷見附の土手に上がって新宿方向をみると副都心の高層ビルが夕方にはシルエットとなります。私がとても好きな場所でした。

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