マイ○○

 先日の夕涼み会で、焼きソバを出しました。毎年のことでしたら、容器は発砲スチロールを使っていました。紙皿ですと、重さに弱く、運ぶときに折れ曲がってしまうからです。しかし、発泡スチロールでは、後始末が問題だけでなく、使い捨てということなど資源の無駄遣いの気がします。そこで、夕涼み会では、容器持込みを呼びかけました。結局は、すべての家庭がそうするとは限らないので、園で、使い捨てではない容器を用意しましたが。最近、こんな動きが多くなりました。昨年4月から滋賀県庁では、自分のカップを持参して飲料が購入できるマイカップ式自動販売機を設置しているそうです。持参のカップを利用すると価格が10円引きとなりますが、従来通りの紙コップの利用も可能です。ここ滋賀県では、紙コップの使用を抑えることで、年間約144kgのごみの減量を見込んでいるそうです。すでに、国や地方自治体では、経済産業省や、静岡県、長野県などがこれまでに導入しています。経済産業省は2005年11月1日から、消費者が自分のカップを持参して飲料を購入することができる「マイカップ自販機」を同省内エレベーターホールに設置し、利便性や消費者行動に関する実証実験を開始しています。全国には、約16万台の紙カップ自販機があり、年間20億個の紙カップが使用されていると考えられていますが、マイカップ自販機が使用された場合、2?5割程度の紙カップ使用量が削減できる見込みだそうです。また、プロ野球の楽天イーグルス球団が、球場での「マイカップ制度」を始めています。チームのロゴ入りマグカップ(350円)を持参し、売店で飲み物を買うと、ビールが50円引き、ソフトドリンクが20円引きになります。プロ野球の球団では初の制度です。本拠地「フルキャストスタジアム宮城」(仙台市)でごみの分別にあたるボランティアスタッフが、捨てられる紙コップのあまりの多さに「なんとか減らせないか」と球団側に話を持ちかけたものです。
こうしたマイカップ制度の火付け役といわれるのは、コーヒーショップ「スターバックスコーヒー」のタンブラー販売です。プラスチック製の容器に、飲み口のついたふたが付いていて持ち運びしやすい。1つ1000円前後で購入すると、コーヒー1杯目が無料になります。私もこのカップを買って、最初の一杯を無料で飲みました。その後は持参するたびに、1杯20円の割引になる。エコロジーの観点から、10年前の日本進出時から取り組んでいます。季節や地域ごとにデザインの違う「季節限定モデル」や「ご当地モデル」などを販売していることからコレクターも多く、売り上げも好調のようです。このようにコーヒーショップでのマイカップ持参による割引きだけでなく、野球やサッカーの競技場、コンサート会場などでのリユースカップ導入など、資源を無駄にしないために企業側の工夫も様々試みられています。面白いものでは、日清食品が発売したマイ“ヌードル”カップがあります。インスタント食品であるカップヌードルを、プラスチック製のリユースカップで食べるという、環境に優しい試みです。そのほか、消費者や企業の間には「マイ○○」でゴミを削減する動きが広まっています。このうち最も有名なのが、小売店でレジ袋の使用量を削減する「マイバッグ」の取り組みです。このほかにも、割り箸の使用量を削減する「マイ箸」や、日本式のマイバッグである「マイ風呂敷」を実践する動きもあります。自分用の何かを持参することは、環境保護を実践する上での「身だしなみ」だけでなく、見た目にも「粋」とか「おしゃれ」になりつつありますね。