高さ

 私は、それぞれ人は、建物の中の何階で生まれたのかなあと思うときがあります。たぶん昔の人はほとんどが1階というか、地上階で生まれたでしょうね。私は自宅出産だったので、1階でうまれたと聞いています。私の母は、私を産む間際、陣痛が激しく苦しんでいると気にふと欄間を見上げたら、その欄間を白い蛇がはっていたと言います。そして、その白い蛇が姿を消した途端に、私が生まれたそうです。自宅出産らしい逸話ですね。その白い蛇は、苦しいなかでの幻想かもしれませんが、実際にそのころの我が家の縁の下には大きな白い蛇がすんでいたそうです。姿を見ることはめったになかったそうですが、抜け殻はよく見たそうです。私は、自分の中で、もしかしたらその白い蛇の生まれ変わりかと思ったことがありました。というのは、小さいころに評判になり、学校でも見た映画に「白蛇伝」というアニメ映画があったからだったかもしれません。なんだか、幻想的で、不思議な映画でした。それはさておき、わが子が何階で生まれたかは覚えていませんが、病院だったのでたぶん1、2階ではなかったと思います。そのように、今は、ほとんど1階で生まれる子どもは少ない気がします。それが、何か影響しているような気がします。というのは、その階によって、気圧や、視点が違うからです。それは、階によってだけでなく、その地域の標高によって違うこともあるでしょう。そして、その子どもが、主に、何階で育てられたかも何かに影響しているかもしれません。そんなことを考えるのは、地方の方にはわからないかもしれません。東京では、マンションやアパート住まいの子どもは、複数階で育っています。こんなことを思うのは、子どもが朝起きて、窓を開けて外を見るときの景色が違うからです。建物図面を書くときの地面のラインをGLと言います。これは地上の線です。しかし、そのGLが、子どもの育っている階によって違う気がします。毎朝、窓から外を見たときに、その高さからの景色を真横に見、学校から帰ってきたとき、夜、家で過ごすとき、それは住まいのある高さで過ごします。すると、意識としては、その高さが普通の高さになり、高いという感覚が少し違ってくる気がします。先日、ドイツから幼児教育のドクターをお呼びし、一緒にシンポジウムをしたのですが、ドイツでは、子どもがいつも視線を水平に見ている生活の中で、上から覗き込むということをさせると、脳のシナプスが増えるという研究データがあるので、どの園にも「ロフト」といって、保育室の中に一段と高い場所を作っているということを話されていました。
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また、そこに上るために、階段を上ることも脳のシナプスを増やすということがわかっているそうです。ドイツでは、保育室はほとんど平屋作りです。そこで、ロフトを作ることによって、階段を上り、上から覗き込むということを意識して子どもにさせるそうです。
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ずいぶん前になりますが、ある自治体から私のところにこんな電話が来ました。「公立の保育園は、今まで平屋作りでした。しかし、今回どうしても2階建てにしなければならないのですが、保育士から反対されています。2階建てのメリットを教えてください。」というものでした。そのときにこの研究データを知っていたら「脳にとってよい。」ということが言えたのですが、そのころは知りませんでしたの、私は、「その園の周りの住宅は1階建てと2階建てのどちらが多いですか?」と聞いてみたら「ほとんど2階建てです。」と答えたので、「それが園を2階建てにするメリットです。」と答えたものです。

高さ” への3件のコメント

  1. 私の家内が「高所恐怖症」のせいか、わが子も高いところが苦手でした。故郷の保育園や公園などに「滑り台」がありますが、階段を上がって滑る手前の「踊り場」で立つことすらできず、這ってスライダーを滑り降りました。現在14階建住宅の5階に住んでいます。そこから下を見下ろす、ということに抵抗をしていましたが、高層ビルの展望階にたまたま連れて行ったら家内ゆずりと思っていた「高所恐怖症」どころから私譲りの「高いどころずき」になってしまったようです。今では、休みの日には高層ビルの展望階に行きたいといいます。そして園に行って「レンガ積み木」でいつも「高層ビル」を拵えています。自宅から見える60階建ビルを今日は真下から眺め「高い!」と感嘆の声を上げていました。息子は病院の地階か1階で生まれました。産まれてすぐに4階の産婦人科病棟で過し、その後我が家の1階そして2階で育ちました。階上や階段が脳形成に役立つとは嬉しい情報です。息子の脳もシナプス増えているか、と親バカぶり全開です。私が勤める園でも階上から階下を見下ろせる場所があります。階段はあるしロフトもあります。子どもたちの脳シナプスがふえている、と思うとこの子どもたちの将来が楽しみです。

  2. 木登りをしたとき、遠くまでよく見えるということもありますが、普段見ているものを違った角度から見ることで別世界にいるような感覚になったりします。ああいった子どもにとってわくわくする体験が脳のシナプスを増やしてくれるとなると積極的に取り入れたいですね。園舎内にも上り下りできる場所を作りたいと思っています。

  3. 今回のブログを読みフと思ったのが、高い所に登るとシナプスが増えるとありましたが、高さによって増える量は違うのかな~っと疑問に思いました。それと、ボクの知り合いに見た目はゴツイのに高い所がダメという高所恐怖症の人がいますが、そんな人でもシナプスは増えるのかな~っと思いました。新しい気付きとちょっとした疑問が沸いた今回のブログでした。

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