昼ね

 今日は、環境のために電気を消してろうそくの明かりで過ごそうという運動がありました。この運動は、環境のためですが、夜にろうそくの明かりで過ごすというのは、違う意味もあります。人は大昔、電気がなかったときは、太陽の光と、月、星の光の中で生活をしていました。昼間は、太陽の光のもと活動します。その太陽は、頭の上から照らします。しかし、太陽は動いていますので、朝は、東から上るので、東に向いていると前から照らされます。夕方も西に傾いた太陽の光を浴びます。そして、夜は太陽が沈み、暗くなります。家の中では、ろうそくであったり、燭台であったり、床に置いた明かりに照らされます。または、囲炉裏のようにやはり下からの光を浴びます。と言うことは、どこから光を浴びるかによって、1日の流れを感じます。同時に、その明るさによって、一日を感じます。それが、電気が発明されると、基本的には、常に頭の上からの光を浴びます。また、照度が増したおかげで、夜でも昼間の明るさを浴びます。すると、どこか体にはよくない影響がある気がします。朝の光はとても大事です。朝日を浴びないと日光の刺激で生成されるメラトニンのタイミングが遅れ夜眠るタイミングが遅くなるので注意が必要だそうです。朝日を浴びることで、体内時計の狂いがリセットされ、正常に戻ります。光の刺激で体内時計を調整するからです。また、1日に1回は、横から光を浴びることも必要だと言われていますし、夜は、下からの光を浴びる必要もあるということも言われています。照度についても同様なことが言われます。夜に、昼間の明るさの光に当たると、体の調子を崩してしまうとも言われています。昼間の照度を持ったものとしての代表的なものとして、コンビニの店内の明るさや、自動販売機の明るさと言われています。この光に子どもを夜あたらせると、昼間の活動に影響すると言うのです。そんなことが言われていることを考えると、昼寝のときに部屋を暗くするのはどういうことかと考えてしまいます。保育園などは子どもに昼寝をさせます。最近は、特に4,5歳児には昼寝をさせない園が増えてきました休息をさせるだけでよいとも言われ始めています。スペイン語圏を中心に、シエスタ(Siesta)という生活習慣として社会的に認められている昼寝があります。Siestaという言葉は、ラテン語のHORA SEXTA(第六時)におけるSEXTA が由来だといわれているように、日昇を基準として「第6時」、つまりだいたい正午辺りの時間帯を指します。かつては、日本でも炎天下での農作業は疲労を増大させるため、夏季には早朝に農作業をして、昼間以降は午睡を含む長い休憩をし、夕方になってまた屋外の作業をする農家が見られました。最近、昼寝の効用について研究が行われています。昼寝を行うことにより、事故の予防・仕事の効率アップ・自己評価のアップなどが期待されるため、職場・学校などで昼寝が最近、奨励されるようになっています。また、昼寝により、脳が活発になるため、独創的なアイデアが浮かびやすい環境になるともいわれています。昼寝におけるその他の研究報告では、30分以下の昼寝を習慣的にとる人は、それ以外の人に比べてアルツハイマー病にかかる危険性が0.3倍になるという報告が、国立精神センターからされています。広島大学の研究では、昼寝後と前では最大血圧で平均8.6mmHg、最小血圧で平均15.6mmHgも血圧が降下したという報告もあり、生活習慣病予防も期待されるといっています。ただ、昼寝は、昼間に寝るので、余り長く寝ないこと、余り暗くしないことなど、夜に寝るのと区別する必要があるようです。

昼ね” への4件のコメント

  1. 上からの光や下からの光ということはあまり考えたことがなかったのですが、なるほどと思わされました。夜に下からの光を浴びることと朝日をしっかり浴びることをもう少し丁寧に考えてみようと思います。
    昨夜はMLでキャンドルナイトの案内があったので、慌てて電気を消してろうそくをつけました。ゆらゆらとゆれる炎を眺めて少し気持ちが落ち着きました。今晩もう一度、今度は家族と一緒にろうそくを眺めようと思います。

  2. 仕事中は流石に「お昼寝」をすることができませんので休みの日に「お昼寝」をします。目覚めた後は爽快ですね。再びエネルギーが湧き上がってきます。30分程度、と思ってもついつい2,3時間の昼寝になることがあって逆に夜が眠れなくなります。取る時は「30分」ほどの午睡にするように努めたいと思います。「シエスタ」・・・何とも良い語感です。発音しただけで午後の心地よい風が吹き抜けていく感じを受けます。朝が早いと昼食後のひと時はどうしても眠くなります。私の従兄弟の家では午後1時から3時ころまでは決まって「昼ね」をしています。漁師さんなので朝が早いのですね。ところで、わが愚息はお昼寝をしないと夕方頃に眠気もあってかぐずります。「お昼寝」を確保できるように一日のスケジュールを組まないといけない、と反省することが多い今日この頃です。

  3. 上からの光、下からの光というのも大切になってくるのですね。そのようなことを思ったこともなかったのです。それだけ、上からの光が当たり前の生活になっているということかもしれません。私も休みの日に家にいれば20〜30分ほど昼寝をすることがあります。それ以上寝てしまうと夜になってもなかなか寝付けません。時にはその30分の睡眠がちょっと夕方近くになるだけでも夜の寝つきが悪くなることがあります。自分の体ではありますが、おもしろいなと思うことがあります。また、反対に昼に2〜3時間寝ても夜の睡眠にほとんど影響がなかったり、仕事から帰って1〜2時間寝てもまた数時間後にすぐ寝れるという知り合いがいるのですが、自分と比べてみても人ぞれぞれいろいろな特性があるのだなと感じさせます。自分にあった形というのを探すのも大切かもしれませんね。

  4. 昼寝の15分は、時として十分すぎるくらいの効果を体に及ぼしていると感じる時があります。まず、頭がすっきりします。寝ずにその後を過ごすよりも、数10分の仮眠がその後の効率を良くするものであることは、体験としても感じています。また、夜寝の数時間と、昼寝の数分は、意識的にはそんなに変わらないものであるとも感じています。実際に寝ている時というのは無意識ですし、夜寝て、気がついたら朝になっているように、体感としてもそれほど変わらない印象さえ受けます。そのくらい、昼寝の効果は絶大なものであるのだと感じます。そして、それは古来からの「太陽の動き」による光のあたり方と関係があるとのことで、また面白い知識が増えました。

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