6月の夜空

 今年は遅いようですが、もうすぐ入梅です。今年はどうも雨が少ないようで、水不足に悩みそうです。水不足だったある年に、子どもたちのプール遊びも、自粛するような通達があったことがあります。光化学スモッグ警報が出るだけでもプールに入れないのが、それに水不足、夏休みのない保育園では、毎日子どもたちは暑い室内で、窓もあけられずに過ごすことになるのでしょうか。そういう意味では梅雨はありがたい季節ですが、星空を眺めるのにはちょっと残念な夜空です。ですから、この時期の七夕には星空でおりひめ星、ひこ星を探すことはほとんどできません。その二つの星を含めて、6月の星空は、春の大曲線から、夏の第三角形へと移り変わる時期なので、両方とも見ることができます。まず、この時期には、「北斗七星」を、北から西の空の高いところに見ることができます。対称的な位置にあるカシオペア座とどちらかが高い位置に上るのですが、6月は「北斗七星」のほうが見やすい位置にあります。これは大きな7つの星がひしゃくの形をしていますが、星座で言うと「おおぐま座」のシッポのところの星です。学校時代に習った見つけ方の「北斗七星」のスプーンの先を5倍にのばすと、「北極星」が見つかります。この「北極星」は季節に関係がなくいつも夜空の同じところに光っていますが、北斗七星から見つけるのは今の時期に限ります。そして、「北斗七星」のシッポのカーブをのばしていって、アルクトゥールスをとおり、「おとめ座」のスピカまでのばした線を「春の大曲線」と呼んでいるのです。「アルクトゥールス」は、南の空の高いところにある「うしかい座」の目じるしの星です。そして、南の空で明るくかがやいている星は「木星」です。その右がわに、「S」の字のようにまがって星がならんでいるのは、夏の代表的な星のひとつである「さそり座」です。サソリの心ぞうのところにある赤い星はアンタレスといいます。同じように赤い惑星である火星(ターレス)に対抗して、アンチターレスということで、アンタレスといいます。この「さそり座」の右がわに四角くならんんでいるのは「てんびん座」です。そんなころに、東の空から上ってくるのが「夏の大三角」です。東の空の「こと座」のベガ、「わし座」のアルタイル、「はくちょう座」のデネブを結んでできる三角の「夏の大三角」です。ベガは七夕の「おりひめ星」、アルタイルは「ひこ星」です。この北と東のあいだの空に見える明るい星の「ベガ」は、「こと座」の中の星です。こんな星座ですが、もうひとつ今月に宇宙ロマンが見られます。この6月は、太陽がしずんだあと、西のゆうやけ空に、金星があかるくかがやいています。もうすこし時間がたって、空が暗くなってくると、金星のななめ左上のほうに、土星が見つかります。西の空の低いところに、「金星」と「土星」がななめにならんでいますが、6月のはじめから毎日少しずつ、土星は、だんだんと金星に近づいていき、7月1日には土星と金星がくっつきそうなほど近くにならんで見えます。そのあと、今度はだんだんと離れていきます。今月の末のゆうやけ空で、土星と金星が大接近を見ることができるのです。その前に18日には、三日月と金星が並び、19日には、三日月と土星が並びます。それから今月の22日は、「夏至の日」で、一年でいちばん昼間の時間が長い日ですね。梅雨の合間を縫って、晴れた日には空を眺めてみてください。星空は、どんな季節でも私たちにロマンを感じさせます。

6月の夜空” への2件のコメント

  1. 時の経過に早さを感じています。もう「夏の大三角形」の季節なのですね。オリオン座やシリウスが主役の座を「春の大曲線」にゆずり、そうかと思っているともう天の川におりひめひこぼし、「赤い目」のさそり座。季節は確実に夏に向かっています。今日も西の空に「金星」が輝いていました。肉眼では難しいですが「金星」の斜め右下には「水星」も登場です。土星と金星と水星と、そして木星も。望遠鏡がほしいですね。土星の輪っかや木星の縞模様、火星の赤みがかかった表面。そうそう金星も月のように満ち欠けして見えます。ベランダに天体望遠鏡を置いて見たい時に観れたら・・・そう考えるだけでも贅沢な気分に浸ることができます。何だかホルストの「惑星」が聴きたくなりました。

  2. ブログを読んで外に出てみたのですが、今夜は雲が多いため、残念ながらほとんど星を見ることができません。これからの梅雨時期に雨が少ないのは心配ですが、せっかくなので星空を見ることを少しは楽しんでみようと思います。このブログのおかげで星のことや星座のことが少しずつ分かるようになってきました。去年の夏よりは星空を楽しめそうです。最近子どもと夕日を見に行ったりするので、月末の金星と土星の大接近も楽しみにしておきます。

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