通学かばん

 もうすぐ衣替えですが、学生たちはおのおの衣替えをしているようです。それでもまだ律儀に冬服を着ている学生も多く見られます。通勤電車の中で、通学中の中高校生と一緒になります。その学生を眺めていると、男子は、都内では意外と詰襟の制服が多いのに驚きます。私の住んでいる八王子では、今ほとんどブレザー式のものに変わっています。私の息子も中、高ともブレザーにネクタイという制服でした。ですから、勤めだしてからネクタイの締め方がとても早く、上手です。それが、私の乗る電車は詰襟の学生服が多く、懐かしく眺めています。ただ、違うのは、襟のホックまで留めている子は誰もいません。それどころか、ボタンの上から一つ二つはずしています。後は私のころと余り変わりはありません。しかし、私のころと大きく違うのは、持っているかばんです。私が中学1年生のころは、男子は帆布製のいわゆるズックと言われる白い肩かけかばんでした。最近はあまりこのようなかばんは見かけませんね。昭和40年代くらいからあまり使われていないようです。このかばん、60年代にはヒッピーへのお土産に良いとアメリカ向けの日本土産として人気だったこともあったようです。今でも、ちらほら使っている中学校もあるようです。そして、中学2年生のころからは、通学かばんといえば、皮の手提げかばんでした。男子は黒く、女子は青い色でした。このかばんに最初のころはパンパンに教科書や参考書、辞書をつめていきましたが、次第にほとんど中に入れず、ぺしゃんこに薄くしてもって行くようになりました。そのほうがなんとなく、ワルぶって見えるからでした。学士ズボンの折り目をつけるために、寝るときに布団の下に入れてプレスしたものでしたが、かばんも薄くしたいために布団の下に入れて寝たものでした。そして、高校生になってはじめのうちはやはりこの革の手提げかばんでしたが、2年生になるころから、教科書とかノートをブックバンドに縛って持っていきました。こ私の高校は、1日3時間授業(ひとこま100分授業)でしたので、持って行くものが少なくてよかったのです。のブックバンドも最近はほとんど見ませんね。たまに打っていると思うと、本が開かないようにゴムで本を留めるようなもののことが多いです。しかし、私たちが使っていたのは、長い編みこんだ平の紐で、それで本を十字に留め金で留め、一方の端を長く残しそれを持って肩にかけるようなものです。若い人は知らないでしょうね。このブックバンドは、一時期アイビールックがはやったころのひとつのアイテムでした。アイビールックというのは、アメリカ東部アイビーリーグ(ハーバード、エール、プリンストン、コロンビア、ダートマス、コーネル、ペンシルベニア、ブラウンの8大学)の学生ファッションを、日本のファッションブランド「VAN」がアイビー革命を起こし、60年代の若者の心をとらえ大流行したものです。ボタンダウンのシャツ、金ボタンのブレザー、VANブランドのアイビールックは、男性ファッションに大きな影響を与えました。私の少し年齢が下の人たちの間で、学生かばんとして一世を風靡したものがあります。それは、「マジソン・スクエア・ガーデン」とプリントのあるボストンバッグで、通称「マジソンバッグ」といわれるものです。このマジソンバッグは日本のカバンの歴史の金字塔と言われ、2000万個のベストセラーで、当時の人口が1億としたら5人に1人は持っていたといわれています。しかし、どうも半分は類似品だったといわれています。しかも、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンに行ってもこのバッグは売っていないそうです。学生かばんは、その後も変化しています。

通学かばん” への5件のコメント

  1. 「通学かばん」の代表と言えばやはり「ランドセル」のような気がします。学童に通う子どもたちの個人ボックスを見るとしっかりと「ランドセル」が鎮座まします。いまから40年近い昔の自分も黒のランドセルを背負って小学校の門をくぐっていました。自宅の前で撮影した入学式当日の写真がその存在を誇示していたことを思い出しました。中学にあがるとリュックサックのような通学かばんでした。そして高校に入学すると牛革の手提通学かばん。バカ真面目な私は高校3年生になってもパンパンの通学かばんを提げて自宅と学校の間を行き来していました。先日自宅の屋根裏などを探していたら何故か弟の牛革手提かばんが出てきました。私のものもあるかなと思い探しましたが見つかりませんでした。そうそう「マジソンバック」、数年前バザーで見つけて購入しました。使用せずにそのままです。今日のブログで紹介されていたようなエピソードがその背景にあったとは知りませんでした。いろいろなことを懐かしく思い出しました。

  2. ずいぶん前に聞いた言葉がたくさん出てきて懐かしく感じました。ブックバンドなどを使ったことはありませんが、読んでいた漫画にはよく登場していました。いろんなかばんを使ってきましたが、その時代ごとに流行があってずいぶん影響されていたように思います。自分の子どもが学生かばんを持つころには、さらに大きく変わっているような気がします。

  3. 学生カバンといえば女の子が持っていた肩かけのナイロンのカバンを思い出します。名前はなんと呼んでいたか覚えていないのですが、中学生の女の子はみんなそれを使っていたような印象があります。なにやら、そのカバンは1年生はまだ使ってはいけないような暗黙のルールがあったようで、1年生の女の子のほとんどはリュックでした。ですので、肩かけのあのカバンは2年生になってからほとんどの子が持ち出していました。そんなルールを知った時に、女の子の世界にはそんなルールがあるのかとちょっと驚きました。私はというと中学生〜高校とリュックと手提げのカバンが主でした。毎日、剣道着も洗って持っていかなければならなかったため、リュックに手提げと結構な荷物を抱えて自転車で通学していたのを覚えています。マジソンバック、検索してみると「あ、見たことある!」と思えるものでした。ただ、私の時代は使っている子はいなかったですが、何かの部活の部員が似たような物を持っていたような気もします。

  4. 学生カバン、懐かしいですね。始めの頃は、教科書を毎日持って帰っていましたが、教科書を自分の机の中に入れておくシステム(本来はいけなかったようですが)を知ってから、予習復習だけに使う物だけを持ち帰ったりしていました。しかし、正直、全ての教科書を入れると、相当な重さになっていた印象があります。それを自転車に積み、毎日通学するというのを考えた時、先生たちもきっと生徒に同情してなのか、厳しく取り締まるといったことをしていなかった印象です。そして、ブックバンドですが、憧れていた記憶がどこかにあります。なんとなくかっこ良く映っていました。現代版として、新たに発信すれば、新しいトレンドとして、再び一斉を風靡する予感もしなくなないです。

  5. 通学かばんといえば革の学生かばんを思い出します。昭和の終わり頃の中学生は男子は布の肩掛けかばん、女子は黒い革の学生かばんでした。僕は女子の牛革学生かばんに憧れました。残念ながら現在の中高学生はぱったり見なくなりました。僕の中高学生時代が懐かしいですね。中学生の頃は牛革学生かばん持ちたくて女子の学生かばんに見とれていました。中学を卒業して高校生に進学になり私立の高校は革の学生かばんが持てることになり新品の牛革学生かばんが持てるかとでしたが、入学費や費用で新品の学生かばんは持てなく、親戚のお姉ちゃんの御下がりの牛革学生かばんになりました。そのかばんは親戚のお姉ちゃんが中学時代に使われて、握りの下の革が剥げていて年期が入っている牛革学生かばんでした。高1で御下がりは恥ずかしく周りは新品でした。僕は自分で買うことにして高1の9月~3月迄、バイトして買うことにしました。3月に少しずつ貯めたお金で牛革学生かばんを買ってある程度の潰しの作業終えて高2の4月から使い始めました。しかし、御下がりの牛革学生かばんは自分で買った牛革学生かばんに交替になり僕は捨てたくなかったのに捨てられてしまい残念です。
    高校を卒業したら牛革学生かばんは役目を終えて押入れの箱に入れてしまい眠っていましたが、最近押入れから出したら薄いカビが生えていました。驚いてネットでお手入れ調べて何とか綺麗になり日向に干して元の場所ではなく裸にして押入れの片隅に眠っています。

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