製作

 子どもたちは、いろいろなものを作るが大好きです。回りにあるガラクタを使って、さまざまなものを作ります。そこで、そんな好奇心を満たすような番組が、テレビ放送の開始と同時に、もうすでに放映されています。1959年から、NHK教育テレビ放送開始と同時に、『できたできた』という子供向け造形指導番組が制作されたのです。それが、1967年4月 に『なにしてあそぼう』というタイトルでスタートしますが、そのときから、あの『ノッポさん』が登場しますが、相方は『ムウくん』という熊の子でした。その番組が1970年3月に最終回を迎え、次の月から『できるかな』の放送が開始しされます。しかし、そのときは、ノッポさんではなく、5人のお兄さん・お姉さんが登場したのですが、『ノッポさん』の復帰を願う子どもたちの声に応える形で1年後に、『ゴン太くん』の登場と共に、ノッポさんも再登場します。この番組「できるかな」は、1967年4月から1990年3月までずっと放送されていました。この番組は、パントマイマーの『ノッポさん』と、着ぐるみの『ゴン太くん』(表情の替わりに「ウゴウゴ」と言う)の無言劇(パントマイム)によって構成され、画面には一切姿を見せないナレーターの『おしゃべり』が彼らの行動の解説を行います。
いま、教育テレビ「つくってあそぼ」が、子どもたちに大人気です。この番組は、造詣の魅力を「ワクワクさん」と「ゴロリ」のユーモラスなやりとりを通して、優れたエンターテインメントとして子どもたちに提示しています。この番組を見て、同じように造りたいと思う子に対して、こう助言しています。「お子様がワクワクさんと一緒のものをつくりたいと思う気持ちは、当然起こるものと思います。しかし、一方で工夫をこらして自分だけのものを作りあげる喜びは、他に代えがたいものです。何かを発想し、それを実現させようと考え、実行するという過程は子どもの表現力の発達には不可欠です。ぜひ“自分だけのものを作る機会”をお子様に与えていただきたいと思います。」この人気番組「つくってあそぼ」とコラボレーションしたリサイクル工作教室『つくってあそぼ わくわくワークショップ』が、株式会社セガによって、東京都武蔵村山市にオープンした「ダイヤモンドシティ・ミュー」内に、オープンしています。
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 施設内では牛乳パックやペットボトルなど身近な素材を使って工作をし、その工作を遊びに発展させて楽しむことができます。「つくる」「あそぶ」を通して、ものを大切にする心とコミュニケーション力を育むことを目指した、今までにないワークショップ&パークというのがコンセプトです。ここを、見に行ってきました。ここは、3歳から小学生までの子どもが、1時間630円(延長10分までごとに105円)で利用できるようになっています。この空間は、園の3?6歳児用の「製作コーナー」と同じです。しかし、やはりセガは企業なので、プレゼンはとても上手です。ですから、園でもその言い方は、参考になります。製作コーナーの説明をこうしたらどうでしょうか。「製作コーナーは、身近な素材を使って工作を楽しみ、作品で遊ぶことを通して創造性とコミュニケーションを育むワークショップです。」また、利用に仕方の説明もこう変えれば、園でも使えます。「きょうは、どんなこうさくしようかな?まずはどうぐをじぶんでだしてこよう。」「そしたら、ざいりょうをえらぼう。しっぱいしたときもとりかえられるよ。」「できたら、それであそんだり、かざってみよう。」「おわったら、おかたつけしようね。どうぐをもとにかえそう。」どうでしょうか。

製作” への6件のコメント

  1. テレビの中で行われていたことで遊べるなんて楽しそうなワークショップですね。
    > 利用に仕方の説明もこう変えれば、園でも使えます。
    なるほど?、子どもの耳に入り易いことばと読み易い工夫ですね。来月早速にも、このゾーン見方を職員に伝えたいと思いますし、話し合ってみたいと思います。
    私は『なにしてあそぼう』を見ていました。世界文化社さんのサマーセミナーで講師陣の中にお名前を見かけるのですが、のっぽさんっておいくつなのでしょうか?

  2. おもしろい施設ができているんですね。コンセプトや説明は参考にさせてもらいます。でも本当は「創造性とコミュニケーションを育むワークショップ」という説明文なんかは、自分たちで考えて外に発信するべきことなんだろうと思います。こういうことを考える習慣を身につけたいです。
    それにしても「ガラクタ」という言葉の響きはたまりません。大人や他人には役に立たない物でもきらきら輝いて見えるもの。そんな「ガラクタ」を使った遊びをしっかり体験させてあげたいと思いました。「我楽多」は当て字ですが、よく考えられていると思います。好きな言葉です。

  3. このコーナーに、世界文化社の「大きな木」シリーズの家具がいくつか配置されていました。保育室を見ているようでした。

  4. ♪で、きるかな、で、きるかな、さてはて、フフ?ン♪のテーマ音楽で始まる「できるかな」は観ていました。もっとも同じNHKでも「大河ドラマ」ほどの熱心さはありませんでした。しかし、この「できるかな」は確か平日の午前中の教育テレビ番組だったと思います。保育園で観たことと、小学生の時、平日学校が休みの夏休みなどに観ていました。その後のことですが、実は大学院の学生の時もこの番組を観ていました。その時はNHK総合の「おかあさんといっしょ」も観ていました。「できるかな」に関しては、この時の印象が、当然のことながら、深いですね。私は「ものをつくる」ことがあまり得意ではない子どでした。結果、大人になって子どもがいても、ものの作り方をわが子に教えることもできません。保育園に勤めていると、保育士の先生たちが実に見事な「製作」をするのに驚いています。そして子どもたちも、どーしてそんなものが作れるの、と思えるものをこしらえます。わが子は「製作」を好きだろうか、とふと思いました。私の子なら、ダメでしょうね。家内の子なら、大丈夫です。

  5. 奥にある家具を見ると、保育室のように見えますね。「つくってあそぼ」は大好きな番組でした。オープニングの歌が流れてくるとワクワクしましたし、今日な何を作るのだろう?ということにもワクワクしていました。またゴロリの無邪気さは子どもたちの気持ちににも似ているのかなと当時のことを思い出して思いました。小学生の頃は夏休みや平日休みの時には新聞のテレビ欄でチャックして、放送が始まるのを今か今かと待っていました。なんだか懐かしい思い出です。利用の説明での「そしたら、ざいりょうをえらぼう。しっぱいしたときもとりかえられるよ」ということからは、材料を選ぶことができる楽しさ、ワクワク感、失敗しても取り替えることができて、いろいろ試せるんだというワクワク感がこちらにも伝わってくるようです。

  6. 企業などの説明は、いかに消費者に対して端的に、且つそこにメッセージ性をぎゅっと含んでいるイメージを持ちます。余計なものを削ぎ落とし、無駄がなく、読み手側も理解しやすいでしょうね。理解しやすいということは、子どもでもわかるということで、保育園でも活用できるということですね。また、「できるかな」は懐かしいですね。私も工作が好きだったので、TVで見た回の作品を、すぐに材料を家中探しまわって作っていた記憶があります。どの家庭にもありそうなものを材料として使用しているところがいいですね。そして、「大きな木」シリーズは、形を作り手側に合わせられる柔軟性を兼ね備えているところが、まさに、子どもの創造性を妨げない家具であると感じます。大手企業によっても、使われている家具なんてすごいですね。

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