昨日、園の近くの落合第4小学校の入学式に参加してびっくりしたことがいくつかありました。ひとつは、来賓がたくさんいたのですが、その中で来賓席のトップが、PTA会長です。その次に区議会議員です。園の開園落成式のときに、保護者代表と区議を呼んだのは、この地域では大正解でした。来賓席の3番目が中学校長ですが、その次が、また、中学PTS会長代理です。その次が私でしたが、その後に続いたのは、第何十何代PTA会長、第何十何代PTA会長、同窓会会長、同窓会副会長と並びます。地域に住むOB,OGだらけでした。そういえば、朝、来賓控え室に行く前に校長室に立ち寄ったら、PTA会長だけがその部屋にいて、校長先生より先に出てきました。そして、自己紹介をすると、私を控え室に連れて行って、来賓が座っているテーブルごとに私を紹介して歩いてくれました。でも、それが、校長でも副校長でもなく、PTA会長というところがなんともいえません。もうひとつびっくりしたことは、最初にPTA会長と会ったときに「いつも、うちの子がお世話になっています。」と言われたので、「お子さんがうちの園児でしたっけ?」と聞いたら、「いえ、うちの子は幼稚園です。」と言われました。「あれ?」と思っていると、そのあと、地域の人に紹介されたときも、どの人も「うちの子がお世話になっています。」と挨拶します。PTA、同窓生、地域の人にとって、地域の子どもはみんな「うちの子」なんですね。その来賓室でも、ほかにもびっくりしたことがありました。式が終わって部屋に戻ってきて、私はそそくさと帰ろうとしたら、なんと、机の上には、それぞれの席の前に、立派なケーキが並んでいて、席に着こうとすると、「コーヒーにしますか?紅茶にしますか?」と、飛行機内のように聞かれます。多くの来賓分、どうやって会計をやりくりするのでしょうか。お付き合いで立派なケーキを食べたのですが、私は、ケーキは好きなほうですが、さすがに午前中からの立派なケーキには参りました。そのケーキを食べながら、周りの人との会話も、今までのニュータウンの小学校では決して出ない話題でした。それは、「私は、この小学校を卒業したのよ。」「あの人もそうよ。」私の席の中で一人だけ、「私はここに嫁に来たので違うわ。」と言った人がいただけでした。ニュータウンの小学校では、誰一人その学校の卒業生はいませんでした。当然ですよね。平成9年開校ですから。その地元出身の年配の女性たちは、着物を着て、品はあるのですが、話し方は、「ちゃきちゃきの江戸っ子」です。キップが良くて、小気味良いリズムで、はっきりとものを言います。私も下町育ちなので、なんだかその話しぶりは、懐かしいものがありました。新宿も、下町風情が残っているのですね。それはさておき、入学式ですが、開式の言葉の後が、「敬礼」です。1年生は、きょとんとしていました。入学式は、地域によってさまざまな形があるようですね。テレビで放映していましたが、1年生のほとんどが、羽織袴で参加しているところがありました。教室が、七五三の参拝のようですこういう映像や、それぞれの入学式に参加してその違いを知るにつけて、それぞれに地域性があると思うと同時に、その地域性というのは、たぶん、誰かが、いつのころにか作ったものではないかと考えます。どう見ても、大昔から、伝えられてきたものとは思えませんから。それを、さも、その地域の伝承されてきた文化のように受け継いでいくのは、変な気がします。
変わった入学式を見たことも、終った後にケーキを食べたこともありません。来賓の方も特に変わりはありません。どこにでもあるような普通の式が行われる地域に住んでいますが、誰かが作ったと思われる地域性のようなものを感じることが確かにあります。こういった地域性と文化を見分けることが出来たらきちんと整理してみようと思います。地域性は地域性として、文化は文化として、それぞれに伝え方があるんだろうと思います。
今日のブログの最後に紹介されていた「1年生のほとんどが、羽織袴で参加して」いる小学校の入学式・・・たぶん岩手の小学校か、と思います。毎年4月1日に入学式が行われます。某英字新聞が写真入りで毎年のように取り上げていた、と記憶しております。今年はどうだったのでしょうか。神妙に式に参加している羽織袴姿の新1年生を写したフォトもあれば、大きなあくびをしているところを絶妙に捉えた写真もあります。ところで今日紹介があった小学校区は確かに「下町」風情を感じさせる人々が住む町です。一昨日、区の総務課長さんとお話をした折、「重要な話は夕方5時以降にしてくれ」と町内会長さんたちに課長さんが言われたそうです。要はいっぱいやりながら、ということのようです。園を運営していくのにも町内会さんのご協力を頂戴しながら、ということもありそうですね。