東京都府中市では、平成19年度から2年間で約5億円を投じて、市立小中学校のトイレの過半数を洋式化すると発表しました。こういうところは今後多くなると思いますが、それは、子どもたちの要望に応えたもので、温水洗浄便座、便座クリーナー、便座暖め機能のついたトイレも設置する予定だそうです。また、蛍光灯を増設し、悪臭を取り除く特殊洗浄も実施する方針で、「暗い、汚い、臭い」が定番だった学校トイレの一変を目指すようです。現在、同市の市立小中学校の便器は、約8割が和式ですが、家庭ではほとんどが洋式であるため、近年は和式を使いこなせない子どもも増えているといいます。そのため、子どもや保護者から、洋式化を求める声が高まっていました。しかし、反面、女子中学生を中心に、「誰が座ったか分からない洋式は嫌」との意見が根強い点も考慮し、すべてを洋式にはせず、6、7割を洋式にし、残りは和式とする方針で改修作業を進めていくそうです。そのための同市のトイレの改修工事関連予算は、19年度、小学校約1億7000万円、中学校約8900万円の計約2億5900万円を計上しています。そして、20年度にもほぼ同額の予算を計上する方針だそうです。ずいぶんかかりますね。しかし、改修費用は便器1基あたり約20万円かかるといいます。以前は、園でも、小学校がみな和式トイレのために、和式トイレを残していました。そのうちに、一部洋式トイレができたために、家庭と同じ洋式トイレにしました。しかし、駅など公共の場では、まだまだ和式トイレが多くあります。それは、直接肌に触れる部分が、不特定多数の人と共有することが嫌な場合です。家庭は、ほぼわかっている同士が使うのでいいのですが、そうでない場合はどうでしょう。皆さんは、駅やデパートなどのトイレを使用するときは、洋式か和式のどちらを使いますか?また、そのときは洋式を使う人でも、キャンプ場や山などでするときは、座り込む便器は基本的にはありません。ただ、普段使い慣れているからといって、それだけを使用していたら、そうでない場所に行ったときに困ります。見学会のときに、トイレを見た今年の進入園児の保護者に、担任が突然怒鳴られました。「こんな小さなトイレなんか、子どもが怖がって使わないから、トイレを大きいものにすぐに改修して!」と言われたのです。それは、園に設置してある子ども用の便器を見てのことです。「その大きさは普通ですが」と答えたそうですが、「いや、小さすぎる。」と言い張ります。よく聞いてみると、たしかに、家で子どもが使っているトイレは大人用です。「では、一番奥に、先生用に大人の便器がありますので、それを使ってもらってかまいませんよ。」と答えると、「ひとつしかないと、混雑するので、みんな改修をしてほしい!」といいます。ほかの子も、みんな大きいトイレでするのだと思っているようです。怒鳴らなくてもいいと思いますが、言われてみれば、子ども用の小さな便器は、家庭はもちろん、公共の場にもほとんどありませんね。どうなのでしょう。「すべての洋式トイレに便座クリーナー」を設置したり、「温水洗浄便座」「便座暖め機能」を設置することはどうなのでしょう。今の子どもたちの世界は、ストレスをかかえ、不安感から、いじめ、不登校などさまざまな問題を引き起こしています。子どもの世界の中で、トイレは、特殊な場だけに、そういう問題が現れやすい、象徴するような空間でもあるのです。排泄は人間の健康の基本であるにもかかわらず、長年タブーだったことも手伝って重要視されてきませんでした。もう一度考えてみる必要があるでしょう。
とても考えさせられる内容です。人間の基本行為に関わることなのに、自分自身がここまで深く考えることがありませんでした。どんな場所・どんなトイレでも目的が果たせるようになるにはどんなトイレがいいのでしょうか。大きさや様々なハイテク機能などの話が今後出てくるかもしれません。トイレメーカーの考えも聞いてみたくなりました。
関係ないですが、トイレが小さいと困るという大切な思いを伝えたいなら怒鳴るのは効果的ではありませんね。自分の勝手な考えで話を進めていくのも危険です。自分の行動を反省するきっかけをもらいました。
「トイレと階段の設計が出来たら一人前」とよく言われます。
最近は保育施設にも凝ったものが多いです。ドイツではトイレブースが迷路になっていました。先日、保育園の設計打ち合わせで保育室がどうしても狭いので、3~5歳児の小便器を中止すれば少し広くなりますと提案しましたが却下されました。最近は家庭で小便器を見ることもあまりなくなりましたから。学校でのトイレの設計、便器の数はテストの時をピークにして算定します。中学校以上では入学試験の時がピークです。水の使用量もそのときが最大です。結構下水道局がうるさいのです。
昔は駅や学校の小便器はただの溝でしたがあれは、フレキシブルに人数対応が出来て便利なのですが最近の子供は見たことがないので戸惑うようです。ローマの遺跡でも溝だったと思います。大便器の下に家畜を飼っているエコな場所もありますね。
トイレのこと再度考えてみようと思いました。
子どもにとってどれが一番良いのか分かりません。私の園では、3歳以上の異年齢の保育室には大人用(子供用簡易便座付)の便器をあえて使っています。なぜなら家庭でも大人用だからです。もし小さい便器が良ければ、下の階にある子ども用便器があるトイレを使っても構いません。子どもたちが自分で決めています。
駅やデパートなどの公共施設では、基本的に親と一緒に行くので公共施設のトイレは、親が教えてあげれば良いことだと考えています。
日本は特殊な文化な国なのでトイレも和式、洋式が存在しています。欧米行けば洋式しかありません。洋式と和式のどちらが良いか分かりませんが、家が基本だと考えます。
僕は結構感激屋です。今日のブログの冒頭に紹介されていた東京府中市の小中学校トイレ改修工事には感動しました。やっと自治体が人々の自然の流れを意識化したか、と嬉しくなったのです。日本全国のご家庭のほとんどが洋式便器こと腰掛タイプ便器を御使用かと思います。前に勤めていた保育所で一部を除いてほとんどが腰掛型でした。そういうトイレ環境で保育園時代を過すと小学校へ行ってからとても困るようです。保育園も家庭も洋式なのに学校は和式です。小学校の先生からは、トイレに行きたがらない生徒が増えて困る、保育園としても指導してほしい、ということを暗にほのめかされたことが幾度もありました。トイレはとても大切な、しかもなくてはならない生活環境のひとつです。学校は教育を充実させるという意味でもトイレを含む住環境及び食の現実問題にもっともっと目を向ける必要があると思う今日この頃です。
トイレに関して、丸の内線のある駅ではっとさせられたことがあります。そこは
なんの特徴もない駅のトイレなのですが、いつも清潔で洗面所に小さな花が飾ら
れています。そして「いつもきれいにご使用いただいてありがとうございま
す。」と張り紙がしてあります。それを初めて知ったのは、今から10年前のこ
とです。「きれいに使用してください」と紋きり口調で書いてあるのは、よく目
にしますが、そういう口調で書かれてあるのは初めてだったので、印象に残って
います。そこで、気がついたことは、人間は「お礼を言われると自分もきれいに
使わなければならない」と思うもので、命令口調で書いてあると、反対にそんな
意識にならないものなのだろうということです。
そこの賢い清掃の方にはとうとうお会いする機会がないまま、その駅とは縁がな
くなってしまいましたが、7年間ずっと清潔なトイレを使わせていただき、また
大切なことを教えていただきました。