休日

 明日から、ゴールデンウィークが始まります。各地では、いろいろなイベントが計画されています。また、美術館、博物館、動物園、遊園地など子どもたちが喜びそうな企画がたくさんあります。子どもたちはどこに連れて行ってもらえるでしょうか。数日もあるゴールデンウィークの中で、何日連れて行ってもらえるでしょうか。どのくらいお金がかかるでしょうか。また、さぞかし人気のある場所は混んでいて、親は疲れるでしょうね。このような休日は、意図したこととずいぶん違ってきています。その中の代表が学校の「週休二日」と、「ハッピーマンデー」と呼ばれる日です。学校の土曜日休日は、かなり最近いろいろなところで論議されていますが、それ以上に問題にして欲しいのが「ハッピーマンデー」です。この休日は、週休2日制が定着した今日、月曜日を休日とする事によって土曜日・日曜日と合わせた3連休にし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨で制定されています。平成10年に成人の日及び体育の日が、平成13年に海の日及び敬老の日がそれぞれ月曜日に移動しました。そのときの理由を見ると、例えば、「敬老の日」は、連休化することで、地域のお年より交流する機会が増えたり、故郷の両親を訪ねやすくなることが期待できるように、祝日の意義が、社会により広く浸透するのではないかと説明しています。日本中で、3連休になったので、故郷の両親を訪ねる人が何人いるのでしょうか。また、「余暇活動の機会が増えるとともに、新しい生活スタイルの実現がより容易となり、心身のリフレッシュ、自己実現、生活の楽しさ、豊かさを増すことにつながります。」とありますが、どうも、疲れきってしまうほうが多いような気がします。しかし、それ以上に大きな問題があります。どうも「ハッピー」でない月曜日が増えてきています。まず、休みの日は、子どもたちはそれぞれの家庭の責任ですごします。ということは、どこに行くかにしても、なにをするかにしても、それぞれの家庭によるので、非常な格差を生んでいるということです。これは、週休二日になったときの問題と同じです。しかし、月曜日にはそれにも増して問題があります。月曜日は、学校では、行事の関係で日曜日に出校日や休日出勤だった場合は、振替休業となります。最近、運動会、文化祭、父母参観などで土曜日が使われることが多くなりました。この土曜日の「振替」として区内の公立小中学校では月曜日に代休が割り当てられることが多いのです。しかし、ハッピーマンデーと違って、専業主婦の場合はまだいいのですが、その日は、両親の職場は休みではありません。そこで、子どもたちはどこかに連れて行ってもらえるわけでもなく、町の中をうろうろするのです。この状態を「マンデーチルドレン」といいます。区内の大型スーパーマーケットでは、午前中から子どもたちが遊んでいる姿を良く見かけるようです。最近、この月曜日に対して新しい問題がわかりました。この振り替え休日を使って、普段は、みんなが休日の日では混んでしまうような施設に子どもを連れて行ってあげようと思うと、ほとんどの施設が、月曜日休みなのです。博物館も、美術館も、動物園も、みんな月曜日休みです。これでは、「ハッピーマンデー」どころか、「ブラックマンデー」(ニューヨーク株式相場が大暴落した1987年10月19日は月曜日であったので、こう呼ばれている)とか、「ブルーマンデー」(月曜の朝に現れる憂鬱から身心に不調が現れるトラブルをブルーマンデー症候群と呼ぶ)になってしまいそうです。