免疫力

 今年は暖冬だと思っていたら、ここのところにきて、とても寒い日が続きます。しかし、桜のつぼみは確実に膨らんでいますし、さまざまな花も咲く準備を始めています。同時に、花粉も飛び始めています。その中で、ブタクサアレルギーは、杉、ヒノキのような鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどより少し強いようで、喘息の発作を起こしたりします。また、花粉や細菌が、風で舞い上がったほこりと一緒になり、強くなり始めた日差し、汗をかくようになる気温、虫刺されなどで吹き出物も多くなります。そんなときには、薬で治療するよりも、人間は本来、これら細菌やウイルスなどから体をまもる力が自然に備わっています。かんぽの宿においてあった小冊子「夢閑歩」の中で、医学博士の星野泰三氏が「免疫力を鍛えましょう」という記事を書いています。人間が本来持っている、細菌やウイルスから自然にまもる力の主役は、免疫を担当するリンパ球などの細胞の総称「白血球」だそうです。しかし、ここ30年間で免疫力の性質も変わってきたようです。本来は外からの攻撃に対して防ぐ役割をしていた白血球が、自分を襲ってしまう異常な免疫反応というアレルギーというものがあるからです。「免疫力を鍛えるというと、30年ほど前なら、美味しいものを食べて、運動するというだけでよかったのですが、21世紀には、いかにアレルギーを抑えながら免疫力を上げるかという工夫が必要なのです。」それをこのように解説しています。「どうして自分を攻撃するようになったかというと、幼いころから清潔な環境にいて、あまりにも雑菌と接しなくなったからです。」そんな状況の中で、どのようにしたら、自らの免疫力を取り戻すことができるのかを、こう提案しています。「できれば無農薬のものなど多少雑菌のあるものも取り入れて、1年のうち何回かは鳥や虫など自然とも触れ合い、人間本来の免疫力を取り戻しましょう。自然の中で何日か滞在することをきっかけにして、家での食材選びに留意するとか、ガーデニングをしたり、ペットを飼うとか、上手に自然と一緒に暮らす工夫を都会の家でも心がけたいものです。」また、リンパ球は、摂氏36度以下になると小さくなって働きが弱くなり、36度台だと活発化するそうです。ですから、温泉で体を温めるとかが効果があるのです。また、肺の免疫力を保つには、森林浴でマイナスイオンをたくさん含む空気を肺に入れ、排気ガスにより肺が錆びている状態を、活性酸素で浄化させるのもよいと言います。また、胃腸の免疫力を高めるためには、冷たいものを取らないようにし、乳酸菌を取るのがいいそうです。肝臓の免疫力を高めるのには、シジミ、昆布、ターメリックなどが効果的だそうです。コーヒーも胆汁を分泌するのでよいそうです。また、赤ワインなどに入っているポリフェノールが、リンパ球が錆びるのを防ぐ役目をするそうです。また、免疫力は、精神とつながっています。「ストレスがあると、それを回復しようとして、副腎からステロイドホルモンが出てきます。ステロイドホルモンは体を守る替わりに、リンパ球の働きを抑えてしまいます。ですから、ストレスは、免疫力を下げる非常に大きな要因になるので、風邪をひきやすくなります。逆にうれしいこと、楽しいことがあると、ステロイドホルモンが減って、免疫力が浮き上がるように増えていきます。気持ちの余裕が、まわりの人を優先して考えるというプラス思考を呼び起こし、ちょっとやそっとの困難に出会ってもそれほど大変と思わずに、克服できるようになります。」ストレスは、免疫力を弱めるだけでなく、まわりの人への思いやりもなくなってくるようですね。

免疫力” への3件のコメント

  1. 加齢による身体各機能の変化(例、老眼、白髪、等々)が現れて久しい今日この頃ですが、逆に昔に比べて丈夫になってきたな、と思われることもあります。まず、風邪をひかないか、ひいても寝込むほど重篤にならない、ということです。二つ目は、胃の痛みを感じることがほとんどなくなったことです。そして三つ目は下痢等をしなくなったことです。今日のブログの「免疫力」が高まったからでしょうか。自然がいっぱいの環境の中で暮らしていることも幸いしているのでしょうが、何よりも免疫力の向上に役立っていると思われるのは、タバコを辞めたこと、です。それから深酒をしなくなったこともあげられます。それから今日のブログにあった「プラス思考」の生き方ができるようになったことでしょうか。適切な食事や適度の運動は無論大切ですが、楽しい人間関係がどうやら体内免疫力を向上させる最大の要因かな、と感じております。『臥竜塾』ブログを読でこうしてコメントを書くこともどうやら免疫力を鍛え上げる一助になっているような気がします。

  2. 全く同感です。私の祖父母はめったに医者にかからず、亡くなる時に往診してもらったくらいです。やはり人間が本来持つ、自然治癒力を最大限活用するべきと思います。今回の入所説明会でも、「投薬は原則として受けません。自然治癒力があるのですから、薬に頼らない生活を心掛けましょう」と。でも、今の子どもたちは、低体温、自律神経が育ちにくい、土踏まずが出来にくい、直立姿勢がとれにくい・・・。こんなことがみられないでしょうか?こういうことも食い止めていかなければならないと思います。当たり前の生活を、当たり前にすることがいかに難しくなってきているかがいえると思います。

  3. 30年かけて変わってきた免疫力を鍛えるには相当の年月がかかるでしょうが、星野泰三氏が言われているようなことを始めなければもっと大変なことになりそうです。何事もそうですが、まずそういった現状を正しく理解するところからのスタートでしょうか。それにしても周りの人への思いやりにも影響してくるストレスは恐ろしいですね。ストレスを抱えない生活の工夫はいろいろ考えておいたほうがよさそうです。

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