今日、日本に帰ってきました。日本ではネットがストレスなく充分にやれるので、いろいろなことがゆっくり考えられます。ドイツでの研修を終えて、国としての取り組みと課題、州としての取り組みと課題、園ごとの取り組みとそれぞれのレベルは違いますが私たち日本では、それらをどう参考にして、取り入れ、独自のスタイルを作っていくかが今後の課題でしょう。それは、決して、保育園、幼稚園としてだけではなく、国としての保育、教育のあり方、子育てのあり方、人としての行き方も見直す時期かもしれません。ここまで発展し、人の意識が代わり、国という概念が変わってきた中で、もう元には戻れないのです。また、ただ闇雲に前に進んでいた時代から、人として成熟し、国家として成熟した社会を作ることこそ、今後日本人が世界に何かしらの貢献ができていくのだと思います。など、難しいことを考えてしまうのも、新ためて、海外からもう一度日本という国を眺めてみたからでしょう。
今後どのような保育の形がいいのか、ドイツでの幼稚園、保育園での平均的な取り組みから考えてみます。(これは、私の園で今行っている保育の形に非常に近いものがあります)まず、今後は、ますます0歳児から6歳児までの園が増えていくでしょう。お迎えは、家庭によって、14時以降自由です。(それも、コアタイムを持つ幼児に対してで、乳児はもう少し早くてもいいと思います)園児はさまざまな異年齢で、グループを作ります。(グループによって異年齢の幅が違います)そして、各グループの部屋には、様々な活動ができる「ゾーン」が作られています。


このグループごとの部屋の間は、ある時間自由に出入りできます。子どもたちは朝登園すると、各ゾーンで好きに過ごします。登園時間は7時半から8時半までの間にします。その時間内に家庭から持参した朝食(朝の捕食)を希望者だけ取ります。ある時間に、子ども同士の話をするために、食べない子も椅子に座るところもあります。8時半になると、自分が属しているグループの部屋に戻り、お集まりをします。そこでは、出欠席を取るほか、子どもたちは自分で今日は何をして遊びたいか、何をしたいかを考え、保育者からは、今日はどんな遊びが用意されているかなどの提案を行うミーティングをします。そして、昼まで自由遊びが始まります。それと同時に対象の子をピックアップして、プログラム保育が行われます。この内容は、週案によって定められており、いつ、何を、どんな構成で行われるか、保護者にもわかりやすく掲示されています。たとえば、色別の表示方法です。
紫は2歳児、緑は2~3歳児、青は3~4歳児、黄色は4~5歳児、赤は5~6歳児です。内容によって、年齢別に行ったり、様々な異年齢で行ったりします。火曜日の2コマ目は2~6歳児の異年齢で行います。月曜日の1コマ目は3~6歳児、火曜日の2コマ目は3~5歳児、月曜日の3コマ目は、5~6歳児といった具合です。対象でない年齢の子は、ゾーンで遊んでいます。各年齢で行う内容は、ホール(日本ほど広くなく、ひとつの部屋程度の広さです)などで、運動遊び(用具を使ったり、外遊びも含みます)、音楽、創作遊びなどです。特に、最近は、学びの部屋が用意されており、文字、数、科学などの体験をします。そして、昼食、お昼ね(4~6歳児は、静かな活動)、午後のおやつを食べ、それぞれのゾーンで自由遊びをしながら降園を待ちます。園児が減るにしたがって、合同になっていき、過ごす部屋数が減ってきます。大体平均的にこのような取り組みが行われています。
お帰りなさい。ご無事のお戻り、なによりでした。また、たくさんの情報をご提供頂きました。あらためて感謝申し上げます。藤森先生がかつてより提案され、また園でも実践されてきたことが如何に世界標準に合致していたかがわかります。生活はもちろん異年齢になるし、活動は当然成長発達別になる。そして何よりも、それぞれの子どもたちが自分の興味関心を伸張させられる環境が用意されている。大人がいちいち指示を出して子どもを動かすのではなく、子どもたちの行動を助長し深められるような環境作りと仕掛けの工夫があります。その根底には子ども一人一人の行動理解と心情への配慮がある。こうした保育園幼稚園あるいは学校づくりを個々それぞれ、地域それぞれ、そして国レベルで志向していかなければならない、と国内にいながら海外の新鮮な情報に接して斯様に考えた次第です。今日のブログは今回のドイツ研修のまとめとして読ませていただきました。ありがとうございます。
ドイツの幼稚園や保育園から学ぶことはもちろん多かったのですが、人や社会からも多くのことを学ばせてもらいました。「成熟」に向かうということはどういうことかを感じさせてもらったように思います。今回の気づきや学びを具体的に行動し、小さいことかもしれませんが、変化を起こしていきたいと思います。
毎日、ドイツからの研修報告ありがとうございました。写真がどれも色鮮やかで、ワクワクしながら、眺めさせていただきました。わ~素敵!と思いながらどこをどうとりいれていいやら、なかなかつながりませんが・・・
システム的なこともわかりやすく、参考になりました。
今私のなかで、それぞれ個々の遊びを充実させていくこと、の重要性を感じているところでしたので、
かなりのピントを頂きました。
いつかドイツ研修に参加して子ども達の様子も含め肌で感じたいと、思いました。
いつもいつも向いている方向が同じだと、やっぱり何かが違ってくるような気がしています。
逆に何かを変えなくても、体験や知識として、頭や心にはいっていると、何かが変わってくるような気がしています。