いよいよ今日でドイツでの研修が終わります。昨年訪れたときは、着いたときから雪が積もっており、ホテルの周りも真っ白でした。それも当然で、ミュンヘンの緯度は、日本でいえば樺太あたりと同じですから、気温はマイナスになることが多いからです。しかし、ブログでも書いたとおり、今年はミュンヘンでも異常な暖冬で、雪どころか、近くの公園では、クロッカスが咲き始め、一面黄色や紫で覆われ始めていました。

毎年に比べて1ヶ月あまり早いそうです。あまり色のない冬の公園に色が着き始めた姿は、花壇に色とりどりの花を植えたのと違って、あまり派手ではありませんが、冬から春がもうすぐ訪れるであろう喜びが感じられ、とてもきれいです。今まで、研修で歩いていた日々は、天気はすぐれず、陽が出たかと思うと雨が降ったり、1日どんよりした天気が続きましたが、今日は最終日ということでの恵みかと思われるほど、とても気持ちよい、雲ひとつない快晴でした。そんな快晴の中、午前中は夏の宮殿と呼ばれているニンフェンブルク城に行きました。ここは、1664年、フェルディナント・マリア侯が妃アーデルハイトのために造営した別荘が歴史の始まりだそうですが、バスが近づくにつれ、白鳥が浮かぶ運河の後ろに、次第に現れてくる優雅な姿は、左右対称のバロックの城です。
中央入口から入ってまず目を奪われるのが、圧倒されるほど美しい天井画が描かれているロココ様式の大広間です。公開されている各部屋も、天井画や、美女36人の肖像画や、古伊万里の陶器などが飾られていました。また、その城の後ろに広がる大きな庭園と森も、葉や花のない季節でも充分に荘厳さが伝わってきます。
その後、町に戻って昼食です。毎度のことながら、大きな伝統的なビアホールでの食事です。私はそれほど呑みませんでしたが、何人かは、1リットルのビールとプリッツェルというパンを食べます。こちらでは、ビールは親同伴であれば14歳から飲んでもよいというように、昼間からみんなビールを飲みます。値段も、水やコーラよりもやすいくらいですので、ついみんなビールを飲みます。
午後は、美術館(ピナコテーク)めぐりです。通りを挟んで向かい合っているアルテ(古い)とノイエ(新しい)のふたつのピナコテークか、この二つに隣接しているモダン・ピナコテークを選びます。アルテ・ピナコテークには15~18世紀のヨーロッパ絵画が展示されています。宗教画が多く、レンブラント絵画の所蔵は世界一だそうです。ノイエ・ピナコテークには19世紀~20世紀初めの作品が中心に展示されています。教科書に登場するようなルノワール、モネ、ゴーギャンなどの印象派の絵が中心です。特に、ゴッホのひまわりは有名です。モダン・ピナコテークは、20世紀から現代までのアート作品を展示する美術館で、2002年にオープンしたばかりです。クレー、マティス、ピカソ、ウォーホルなどの絵画だけでなく、ポルシェのクーペ・フェルディナンドの型からシャープの液晶テレビまで、優れた工業デザインや、トーネット社製のイスなど家具のコレクションもあります。私は、どこも行ったことはあるのですが、今回は、アルテ・ピナコテークを見ました。
何度見ても、名画には圧倒されますね。昼から、夜までの研修の毎日の中で、ほっと一息ついた1日でした。明日は、帰国の途につきます。かなりハードな、研修づくめのドイツでしたが、もう一度来たいと思う参加者が多いのは、うれしいことです。
美術館を見ていて、ドイツは「遠足ではなく普段の保育として美術館にも行く」と聞いて、小さいころから美術館へ行き、園ではその子自身を認めてもらえる保育(絵を描いたり美術的な部分やいろいろな面で)を受けて、ヨーロッパのデザインセンスはそんなところにもあるのかなと思いました。子ども達の能力を伸び伸びと育てているなと思いました。最終日まで考えさせられる研修でした。また来て研修したいです。
ニンフェンブルク宮殿、とても美しいですね。空の青さが目にまぶしい。天井画やロココ様式の大広間、そして我が日本の古伊万里・・・。ドレスデン国立博物館展でみた「古伊万里」もすばらしかったですが、宮殿に展示されている「古伊万里」は周囲と調和して、さぞかし、と思われます。一昨年はノイエピナコテークに連れて行って頂きました。私の絵画鑑賞趣味の始まりとなりました。その後、ホームページでアルテピナコテークの所蔵品を観て、次回は是非、と思ったものです。ダビンチの絵画もあったと思いますが・・・。アルテピナコテークの建物外観、まさにアルテ!という感じです。今回のドイツ研修のお裾分け、誠にありがとうございました。ご無事の帰国をご祈念申し上げます。
無事ドイツ研修も最終日を迎えられたようですね。
藤森先生ならびに参加者の皆様、お疲れ様でした。
私が参加したときもハードな研修だったのですが、皆さんとお別れするのがとても寂しかったことを思い出しました。
今回も大変実りある研修会だったことと思います。研修報告を楽しみにしております。
2年前の研修最終日にはモダン・ピナコテークに行きました。確かにほっと一息つける場所でした。私の大好きなポルシェが飾ってあったことも思い出し、研修も兼ねてもう一度行きたいと思います。
ノイエ・ピナコテークではルノワール、モネ、ゴーギャン、ゴッホなどの作品をはじめてみることができました。もし日本で見るとなると人の多さでゆっくりみることは難しいかもしれませんが、ここではまさに「独り占め」状態でした。こんなゆっくり絵画を鑑賞できる環境に身をおくこともいいものだとしみしみ感じました。