昨日の見学先、今日の見学先それぞれ特徴はありますが、どこでも共通点は、とても多国籍の子が多いことです。昨日の午前中の見学園では、3~6歳児まで75名の園児たちの国籍は、22カ国に及びます。今日の午前中の見学先では、75人に園児に対して、ドイツ人は10名だけで、残りの65名は多国籍の子だそうです。しかも、ドイツ人というのはパスポート上であって、もし、両親のうちがどちらかが外国人でも、ドイツ人ということもありますので、両親ともドイツ人は、珍しいくらいです。この園では、異文化理解のための職員が派遣されていました。全園児の8割多国籍の子がいる園には加配があるそうです。昨日の見学先では、いくら22カ国の園児がいても加配はありませんでした。この加配されている職員は、常勤職員が週38.5時間勤務に対して、週30時間分の補助が出るそうです。ミュンヘン市内200園あまりある中で、40人いるそうです。この職員が、多国籍の子に対して別室でドイツ語についての保育を行っていました。日本は、このようにたくさんの多国籍の移民を受け入れないだろうといわれています。ですから、逆に移民をあまり多く受け入れないで、少子高齢社会をどう乗り切るかが世界の中では注目されているそうです。
多国籍の子達で午前のおやつ
見学先は、すべて公立の園ですが、それぞれにきちんとした「コンセプト」があります。そのコンセプトのもと、職員が保育を行っています。ですから、基本的には園長の移動は、本人希望以外はないそうです。日本では、公立園の園長、職員の移動が頻繁に行われますが、どうしてでしょうね。「マンネリ?」「癒着?」のためかわかりませんが、マンネリではなく「保育の習熟」として捕らえ、癒着ではなく「地域との連携」とは捕らえることはできないのでしょうか。これは、小学校の校長先生にもいえます。どうして、コロコロと変えるのでしょうね。幼小連携をする上でとてもやりにくいと思うのですが。幼少連携といえば、昨日の見学先で異文化理解のための加配職員はいませんでしたが、小学校が隣接しているため、小学校の先生が週1日は園に来て保育に当たっているそうです。教科担任のために空く授業があるので、その時間に来るそうですが、園にとっても、小学校にとってもいいですね。幼少連携が課題になっていますが、こんな方法はどうでしょうか。
あと、見学先で目立ったのは、「廊下」の活用です。日本では、監視するためや移動のための廊下ですが、ドイツでは、ひとつのコーナーです。

日本でもたまに図書コーナーがあったりしますが、ままごとコーナー、木工コーナーであったり、中でもとてもびっくりしたのが、廊下に「砂場」があることです。

教育再生会議の提案で、「廊下に出すこと」というのが体罰に当たらないということが出されていますが、それは、活動の外に出すというイメージですが、もともと園内、校舎内に子どもの居場所でない場所があること自体おかしいことです。園内どの場所でも、子どもにとって意味のあるものにしないといけないと思います。避難路としての確保は必要ですが、廊下をただの通路としてだけではなく、活動のひとつの場として見直すこともよいことだと思います。

ドイツからのブログが毎日見られて、とても嬉しいです。
ネットの環境の如何では、まとめてアップされるかもと伺っていたので、本当に嬉しく思ってます。
廊下に関して、私も以前から不思議に思ってました。
どうして廊下は廊下としてしか使ってはいけないのかが分からなかったのです。
半年ほどまえから、廊下も保育室として考えるように、うちの保育士さんたちに伝えていました。
今回のブログでまたひとつ後押しされた気分に勝手になってます。
しかし、廊下に砂場とはビックリですね~!
テーブルの上の砂場ならば、納得です。
取り入れてみたいもののひとつです。
ドイツ研修、残り半分、お身体等お気をつけてがんばってください!
日本はもっと移民を受け入れなければいけないという声をよく聞きます。少子化の現状を考えると少しでも早く行動を起こしたほうがいいと思うのですが、そういう流れではなさそうですね。
小学校との連携なんかも自然なこと、当たり前のことのように行われていることをうらやましく思います。連絡会議を行うなどのつながりだけではなく、空いた時間を見つけて行き来するような連携はぜひ提案してみたいと思います。
3-6歳75名の子どもの国籍が22ヵ国!インターナショナル・ギンダーガルテン。欧米豪州の各国の児童施設の実態を垣間見た思いがしました。「移民をあまり多く受け入れないで、少子高齢社会をどう乗り切るか」世界が日本をこのように注目している、というのも興味深いことです。日本の「難民受け入れ」の厳しさは欧米各国に驚かれ「移民受け入れ」などに到っては、それって一体何のこと、というのが日本の実情です。3-6歳75名の子どもの国籍が22ヵ国!とはおそらく想像することもできないことでしょう。しかし、世界はそれが当たり前になってきているということを私たちはしっかりと意識しておかなくてはならないと思います。
●写真もキレイで、具体的なので、まるで自分も行って、その場で説明していただいているみたいです●これからのお話(?)報告(?)を楽しみにしています●このメールはドイツに届くのですかね?不思議ですね?
廊下などの共用スペースも活用次第では、砂場コーナーになるのは考えられませんでした。
私の園では、1階に2歳未満児の各保育室があり廊下で結ばれています。しかし最近は、あえて移動する為のゾーン(範囲)ではなく、ハイハイゾーンや活動スペースとして利用しています。保育園の空間は、基本的生活習慣の自立の場、遊びの場、学びの場、休息の場、関わりの場だけでなく活用方法によっては、更に子ども達の発達を助長する場になる可能性を秘めているのですね。