ドイツ報告その2

 昨日は、午前中の見学先しか報告ができませんでしたので、まず、昨日の午後の見学先の話をします。午後は、コープという0歳児から6歳児までいる園を見学しました。
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もし、皆さんが園の経営者であったときに、以下のような園児を預かるとしたら、どのようなクラス分けをするでしょうか。0~3歳児までが24名、3歳児から6歳児までが50名在園しています。日本では、普通、年齢児ごとにクラスを構成するでしょうね。しかも、その区切りは年齢ごとではなく生年月日の3月生まれと4月生まれで区切ると思います。ドイツに来たときに最初よくわからなかったのは、0~3歳児までがキンダークリッペという保育園にいて、3~6歳児までがキンダーガルテンという幼稚園にいると聞いたときに、3歳児がどちらにもいるので、どうしてだろう、また、6歳児までいるのだろうかと思ったのですが、日本でいうクラスの言い方はせずにまさに年齢でいうのです。ですから、日本流に言うと、0歳児から2歳児クラスまでがクリッペ、3歳児から5歳児クラスまでがキンダーガルテンということになります。今後、ブログを書く上でややこしいですね。ということで、日本流の言い方をします。0歳児~2歳児までの幼児が24人、3~5歳児までの幼児が50名の場合のクラス構成を、見学先では、4クラス(グループ)に分けていました。1、2グループは0歳から5歳児まで、3グループは1歳児から5歳児まで、4グループは2歳児から5歳児までです。面白いわけ方ですね。しかも、どのクラスも異年齢児クラスです。
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日本ではまだほとんど年齢別クラスです。しかも、異年齢児クラスにしようとするときに、保護者にどう説明するか悩みます。そこで、いつごろから異年齢保育にしたのかを聞いてみました。そのときにどう説明したのかを聞いてみたかったからです。すると、年齢別にしたことはなく、昔からだと言います。一度もないのか聞いたところ、幼稚園創設者の「フレーベルがキンダーガルテンを作ったときからずっと異年齢保育でした。」という答えでした。後で、通訳の方の聞いたのですが、保護者の要望は、何度か年齢別をしてほしいとか、せめて4,5歳児だけで保育してほしいということがあって、試みようとしたことはあったそうですが、うまくいかず、すぐに元に戻ったそうです。ですから、異年齢保育をしているという感覚とか、積極的に異年齢児を触れ合わすとかいうことが見られず、まったく当たり前に異年齢児が同じところにいるという感覚でした。説明によると、子どもは0歳から10歳までは「お互いに学びあう年齢」と位置づけているということでした。たぶん、最近話題の「脳の臨界期」までという話なのでしょう。もうひとつ、日本では考えられないことを聞きました。保育時間が、月曜日から木曜日は17時半までですが、金曜には16時半までです。金曜日だけ1時間も早く終わって保護者のお迎えは大丈夫だろうかと思って聞いてみたら、保護者の職場も、金曜日だけは早く終わるそうです。日本では、金曜日は逆に普段の日より遅く終わりそうな気がします。
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そういえば、昨日、局長さんと食事をしたレストランの席が、町の中心部でとてもにぎやかなメインストリートと、車の乗り入れができず、人ごみであふれる広場が見下ろせるところだったのですが、夜の9時を過ぎるとあっという間に人通りがなくなり、年配の人がちらほら犬の散歩をさせている姿を見かけるくらいでした。夜遅くまで若者がたむろするとか、酔ったサラリーマンがふらついて歩いているとかいう姿はまったく見られませんでした。とても不思議な光景でした。

ドイツ報告その2” への3件のコメント

  1. 異年齢であることが自然な国と、異年齢というと抵抗を感じる国。人と関わること、他人との関係に対しての考え方の違いを強く感じます。また、仕事に対しても生き方に対しても、とにかく価値観の違いを強く感じます。自分はどこに向かおうとしているのか。そんなことを考えるきっかけを周りからもらっています。環境から受ける刺激は大きいですね。

  2. 私たち日本で生まれ育ち、いわゆる義務教育を受けた者は「生年月日別学齢」区分が骨の髄まで滲み込みんでいます。その区分がいかに不自然なことか。日本史を紐解いてもわかりますし、今日のブログで紹介のあったドイツの年齢概念を観てもその不自然さがよくわかります。昨日のブログで紹介があったように日本と同じような教室スタイルの各お部屋もドイツではテーマ別に分けられます。日本では生年月日別クラス分けになるか、あるいは「異年齢児クラス」分けになります。とても単純に考えると、日本の「生年月日別」クラス編成が現在の教育問題の根本原因になっているのでは、と思えてきます。教育行政に携わる皆さんこそ、藤森先生の研修ツアーに参加すべきである、と昨日今日の写真を観ながら強く思いました。

  3. 今回のブログを読んで思ったのが、やはり日本とドイツの違いです。元々異年齢で始まり今日まできているドイツの幼児教育と年齢別が主な日本。その年齢別において同じ事を教えようとする姿勢など、変化を問われるところがいくつもあるように思います。
    夜の町においても日本とドイツの社会のありようの違いを考えさせられた今日のブログでした。

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