手帳

 年末の個人的イベントは、来年の手帳を購入することです。手帳は手帖とも書くことがありますが、どちらも「手」という字があるように、手の中に納まるような小さな記録本のことをさします。今は、いろいろな種類のものが出ていて、その用途も様々になりました。メモ的な記録だけではなく、予定管理や行動の記録、路線図などの資料、身分関係記録、身分証明書を兼ねるものもあります。園では、お便り帳というものを使いますが、それも手帳の一種でしょう。毎日の出欠席や園からの報告、保護者からの連絡、中には、身長、体重の記録など健康手帳を兼ねているものもあります。先日、ある保育業者からこのお便り帳に関する意見を求められました。今、様々な工夫された手帳が出ている割には、お便り帳は、縦か横の形か、絵柄が違う程度の工夫しか見られません。私は、帰りに文具店の手帳売り場にでも寄って、いろいろな手帳を参考にしたらどうかと助言をしました。私は、今日、手帳売り場に行ってみました。すると、最近の傾向は、手帳の形を提案している人の名前のついたものが多く出ていて、びっくりしました。今まで、手帳というと、「能率手帳」が有名ですが、もともと、日本能率協会のコンサルタントが使っていた手帳を会員向けに配布したのが起源です。 タイムマネジメントの行える手帳としては、わが国の先駆と言われています。最近の主流は、私も使っている「システム手帳」です。これは、本体がバインダーでリフィルと呼ばれる用紙部分が交換可能なものをいいます。イギリスで1921年に発売され、本来は牧師や副官がいない尉官クラスの将校が、自分の教区や率いる部隊に関する記録を収めておく為の物でした。日本では1980年代より次第に流行するようになりました。リフィルには、無地や罫線のみの入ったメモ帳、日付の入っているダイアリー(日記や予定表)、住所と電話番号欄の並ぶ住所録などを基本として、地図(都市図、鉄道路線図など)、分類のための各種インデックスシートなど挟み込むもので個性が出せます。最近は、電卓や物差し、様々な紙片を入れて保存するためのプラスチック袋や、磁気カード入れ、プリクラ台紙なども販売されています。少し前にはやったものでは、「電子手帳」がありましたが、現在では児童向け玩具としてやパソコンとの連携として使われることが多くなりました。他にも「生徒手帳」「母子手帳」「 年金手帳」「プリクラ手帳」など様々あります。今年12月4日に「カンブリア宮殿」で放送されたものに「仕事の達人たちの手帳術 手帳でビジネスに勝て!」がありました。ゲストは、『「超」整理法』で有名な野口悠紀雄さんでした。彼は、最近、『超手帳法』の著者です。番組の中で、言っています。「スケジューリングというのは難しい作業です。人間はもともと農業をやって生活してきました。農業はスケジューリングが簡単。春に種まきをして秋に刈り取る、という年単位で考えればよいわけですから。たぶん本来の人間の能力はそこまでです。今のように複雑なことをやるようになったのは古いことではないのですね。たとえば、締め切り期限の違う仕事を平行して進めている。それらをうまく秩序づけるのは難しい。多くの手帳は見開きで1週間単位になっています。次の週はページを繰らないと見られない。予定を入れるときに、次の週を考えずに入れてしまうのはそのためです。」彼の提案する手帳は、2ページで2週間分、長い1枚のシートを蛇腹状に折り込んであり、A4の短辺どうしを2枚貼り合わせたサイズで8週間分のスケジュールが書き込めます。必要な分だけ差し込んで持ち歩く方式になっているこの手帳を、来年は使ってみようと思います。

手帳” への4件のコメント

  1. 今日のブログを開く前にいろいろなことを考えていました。私の年末イベントはさまざまありますが、そのうちの一つが年末の大掃除とモノの整理整頓です。そこでふと思ったのが今日紹介されていた野口悠紀雄さんのことでした。野口さんならこの部屋のこれこれをどう「整理」されるだろうか、と知り合いでもない同氏の考えを考えます。もっとも著書の1冊も読んでいませんから何をかいわんや、です。そして、年末イベントのもう一つは「手帳」と「日記帳」を購入することです。前者は運良く使い勝手の良さそうな来年版のA4サイズスケジュール帳を頂戴していたのでその必要もありませんが、後者はこれから購入しなければなりません。2003年から日記をつけています。「1日坊主」と家内から揶揄されることしばしば、の私が何と4年も続けて日記を書いています。ここまで来るともう止められません。「手帳」は未来と現在の記録、そして「日記帳」は過去の記録、となります。そして、両者ともやがて過去または大過去のものとなりノスタルジアの世界を提供してくれます。

  2. 11月頃からいろんな手帳の記事を見かけるようになりました。手帳を使ってみようと思って気にして見ていたのですが、いろんな種類の手帳があってどれが自分にあっているのかよくわかりません。今まで使ったことがないので余計に分かりません。というわけで来年もスケジュール管理は携帯電話とパソコンに頼ることになりそうです。
    そう思っていたのですが、携帯電話とパソコンでのスケジュール管理の欠点も感じているので、もう一度手帳を見に行ってみようと思います。自分にとって初めての手帳を見つけてしまうかもしれません。

  3. 私は今年から糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞が出しているほぼ日手帳を使っています。使いやすい、使ってみたくなる工夫が随所にあり、かなり気に入っています(ほぼ日カレンダーも買ってしまいました)。同時に、携帯とパソコンでも予定を管理しているのですが、そんなに一日の中で時間単位の予定がある訳ではないので、手帳の役割としては今後何をしたいか、今日はどうだったかといった日記的なこと、話し合った内容を書いたりしています。このほぼ日手帳を買ってから感じたことや、悩んでいることを意識して、手帳に書くようになりました(何かを書きたくなるようないい手帳ということでもあります)。手帳に字を書いていると自然と気持ちが落ち着くような感覚になることがあります。書くことで自分の思いを整理するような気持ちにもなります。ですので、自分にとっては珍しくしっかり使っている手帳になりました。パソコンやスマホが好きな方なので、そちらに記録を残してもおけるのですが、今は実際に書くということがおもしろくなっています。

  4. 私がなかなか手帳を使いこなすことができないのは、農耕民族であった遺伝子が関連しているのかもしれないのですね。手帳と見通しは、少なからず近いものがある気がします。園の行事を進めていくうえで、まずする事は当日までのカレンダーにスケジュールを書き込むことです。この日にこれを完成させたいから、ここまでにあれを決めておこうなどと、見通しをもって取り組むことで、過程を無駄なく活用することができます。手の中に納まるような物ということは、すぐに目に留めやすいといった利点があるように、何度も見ることで、見ていない時にもそれを思い出し、すぐに活動に移せるというのもあると感じました。

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