今日は、夕方に小雨も降り、とても寒い日でした。12月ですからあたりまえかもしれませんね。今日、新宿に行って、園に戻った5時頃は、もうあたりはすでに真っ暗です。日本では、季節を感じるものに、寒暖、植物、星空などがあり、私のブログのネタによくなりますが、もうひとつ、季節を感じるものに、夜昼の長さがあります。だんだんと昼が短くなってくると、冬が近づいたことを感じます。しかし、それは、身に感じる冬の到来とは少しずれますが、逆に訪れを先立って感じることができます。北半球では、一年中で最も昼が短い日は冬至で、今年は12月22日です。一日の長さを24時間と決めています。これは、太陽が真南を通ってから次の日に真南にくるまでの時間をもとにしたもので、平均太陽日といいます。そして地球が1日に1回自転するときに自分の住んでいる場所が太陽に照らされる方にあるときは昼、反対側にくると夜です。なんだか当たり前ですが、子どもたちに説明するときは、このように言います。また、地球は自転しながら太陽のまわりを一年間で一周するのですが、この時、地球の自転軸が、公転面に対して垂直より23.4度傾いているために、太陽の高さが変わったり、日の出や日の入りの位置が変わったりもします。日本では、夏至の日に昼が最も長く冬至の日に最も短くなり、春分・秋分の日が、昼と夜の長さがほぼ等しいのですが、実は、春分・秋分の日は昼の方が夜より約18分長いのです。その原因はおもにふたつあります。ひとつは日の出と日の入りの太陽の位置のきめ方にあります。太陽の中心ではなく上のはしが水平線上に出た瞬間を日の出、水平線に沈んだ瞬間を日の入りとします。このために太陽の直径分を太陽が動く時間だけ(約2.6分)昼の長さが増えます。考えると、なるほどと思います。さらに、大気による光の屈折のため、太陽は実際の位置より浮き上がったように見えます。このために日の出入りで約5.8分昼の時間が長くなります。あわせて8~9分だけ昼が長くなります。その分、夜が短くなるのですから昼と夜の長さのちがいは18分ほどになります。なんだか、今日も算数の計算になりました。正確に昼と夜の長さが同じになるのは3月17日と9月27日だそうです。
冬至に話は戻しますが、この日は冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(ゆず湯)に入って無病息災を祈る行事を各家庭で行います。ゆず湯に入ると肌がスベスベになる美肌効果があり、冷え性やリュウマチにも効き、体が温まってカゼをひかないとも言われています。また、何故、冬至に風呂かというと、冬至の読みは「とうじ」といいますが、この言葉と湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけています。更に「柚(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利(き)きますように」という願いが込められているのです。また、冬至かぼちゃを食べるのは、西洋野菜が日本に入るまでこの時期に取れる野菜は少なく、保存できる野菜も少なかった中で、かぼちゃは保存がきき、保存中の栄養素の損失が他の野菜に比べて少ないので、冬至の時期の貴重な栄養源でもあったのです。「かぼちゃ」の名は、16世紀中頃ポルトガル船によってカンボジアからもたらされ、このときの伝来先に由来しています。かぼちゃの栄養成分のカロチンは、体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。ですから、「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれているのです。こんな寒い夜は、冬至に限らず、ゆず湯に入って、かぼちゃでも食べて、冬を乗り切りましょう。
日本列島は南北に長いので、地域によってもその日の夜の長さと昼の長さが違うような気がします。時計計測による違いではなく、目で見て体感する、経験する夜昼の違い、ということです。この時期、朝のニュースで「夜明け」の違いを取り上げることあります。これを見るたびに、北海道と九州沖縄との間には泰然とした「時差」が存在する、ことに思いを寄せます。冬至、間もなくです。冬至から春分までの間、厳しい寒さに耐えなければなりません。「あ~、早く春が来ないかなぁ~」とつぶやいたら「今、冬が始まったばかり」と至極当然な反応がありました。今度「冬至かぼちゃ」を食卓にのっけてもらうように家内にお願いします。
私は5年前くらいから肌の乾燥具合で冬の訪れを感じるようになりました。自然のいろんな変化よりちょっと早く冬を感じているので得した気分になっています。春分と秋分は昼夜の長さが同じだとずっと思っていたので、約18分昼の方が長いことにはちょっとびっくりです。こうやっていろんなことがきちんと解明されていくんですね。昔学校で習ったことがどんどん変わっていって不思議な気持ちです。
昨日は家族で温泉に行ってきました。温泉はいいですね。温泉のよさ、お風呂の大切さがだんだんわかるようになってきました。生姜湯に続いて、今度はゆず湯も楽しもうと思います。