りんご

 今日、久しぶりに懐かしい歌を聴きました。少し前にCDから携帯電話にダウンロードしておいたものを聞いたのです。その曲は、泉谷しげるが歌っている「白雪姫の毒りんご」です。私は、学生時代にコンサートにも追っかけで行ったことがあるほど泉谷の歌が好きでした。この歌は、大学時代になんだかむなしい思いをしたときに、ふと口ずさんでいました。そして、気を取り直したものです。泉谷は、今は俳優として活躍していますが、あのしわがれ声と、あまり上手でないギターでうたう姿は、一見しての印象と違って、シャイに自分の心の中を見つめ、照れながら自分を励ましています。この歌の歌詞は、門谷憲二 が作詞しています。彼は、エレックレコード勤務を経て、作詞家として活動しましたが、他にも布施明の「君は薔薇より美しい」や西武ライオンズ応援歌の「若き獅子たち?We are the Lions」など1000曲以上も作詞しています。学生時代に気を取り戻した歌詞とは下記のようなものです。(1番だけ)「むなしいむなしいとつぶやいても また明日もむなしいだけ 空に浮かんでる白い雲も いまではなにもこたえてくれない 強く弱く 弱く強く ひざをたたいてみれば あー なんだか生きてる証のような むなしい痛みを感じるよ おお ぼくたちに今一番必要なものは あつい恋や 夢でなく まぶしい空から降ってくる 白雪姫の毒リンゴ」
 りんごといえば、今から約330年位前、ニュートンがウルスソープの家の庭で、りんごが落ちるのを見て、「万有引力の法則」のヒントを得たといわれています。このオリジナルの木は1814年に枯れてしまったそうですが、そのりんごの木が枯れる前に、接木で子孫を残すことが出来たそうです。そして、今、その二代目のりんごの木は記念樹として現地で大事に保存され、この偉大な物理学者を偲ぶ記念樹となっています。また、このニュートンのりんごの木の分身は世界各地で見ることが出来ます。そして日本にも「ニュートンのりんごの木」(分身)は、小石川植物園(東大理学部附属植物園)に植えられてます。そして、その苗木が移植されて高知の「牧野植物園」にありました。
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 もうひとつ、りんごといえば、私が主宰している「ギビングツリー」という名前は、「一人の人間に限りない愛を捧げる与える木」という意味で、「りんごの木」なのです。日本の題名である「大きな木」シェル・シルヴァスタイン著の絵本は、「昔、1本のりんごの木がありました。この木には、小さな男の子の友達がいました。男の子は毎日やってきて、木の幹を登り、枝にぶら下がって揺らし、りんごを食べて遊びました。疲れると、木の陰で眠りました。男の子は木が大好きでした。木は幸せでした。」と、始まります。
 もうすぐクリスマスです。クリスマスツリーによく飾るオーナメントとして「りんご」があります。それは、昔の人にとってりんごは貯蔵が可能な数少ない食べ物で、まさに自然からの贈り物だったため、幸福や生きる喜びをもたらす果物として尊ばれてきたのです。ですから、ドイツでは聖なる木に貴重なリンゴを吊るして神の愛を讃えたり、北欧の冬の祭りでは常緑樹に吊るして神への捧げ物としていました。
 どんなりんごを子どもたちに与えることができるか、そんな課題をみんなと考えていきたいと思い、その集まりを「ギビングツリー」という名称にしました。