名札というものは、どのような情報を、誰に、どのように伝えたいかがないと意味はありません。そういう意味では、園や学校ではいろいろな情報を、さまざまな人に発信しようとする場合が多くあります。かつて、近くの多摩美術大学の学生の課題として、「園のさまざまな情報をデザインしろ」という課題が、情報学科の学生に出され、私の園をモデルにしていろいろなアイデアが出されたことがありました。その中に、名札に関して面白いものがありました。この作品は、親が、わが子が風邪気味であるということを携帯で入れると、その子の名札にマスクマークが出て、下痢気味であるというと、トイレマークが出て、すべての職員が見ることができ、注意することが出来るというようなものでした。そのように、親が先生に伝えたいことが、名札に表示されるものです。面白いですね。表示にはいろいろありますが、先日訪問した八戸の長坂保育園では、給食の材料を、「血や肉になるもの」「熱や力になるもの」「体の調子を整えるもの」と分けて貼ってあるパネルから、その日の給食に入っているものだけを当番の子が取り出して、展示食と一緒に展示していました。

また、私の園では、給食のとき、幼児では、量とか種類を当番に伝えてよそってもらっていますが、その代わり、よそったものは全部食べきらなくてはいけません。あるとき、子どもたちから、「全部食べろというのであれば、注文をするときにそれに何が入っているか知らないと困るので、材料を書いてほしい」という要望が出たので、料理の前に、その中に入っている材料を表示することにしました。本当は、子どもはわからないかもしれませんが、その材料の産地や生産者とか、カロリーとかも書けるといいのかもしれませんね。
さまざまな商品には、消費者が知りたいと思うさまざまな情報が書かれています。店頭の商品表示や商品陳列に関しては、商品選択に必要な情報が、すべての人に適切に提供されていなければならないからです。最近は、食品の消費形態の多様化や、味・鮮度・健康・安全に対する関心が高まって、食品を選ぶときに安全性に留意することがよくあります。そこで、JAS法により2000年から、さまざまな表示が義務付けられました。野菜では、原産地の表示が基本です。国産品は都道府県名、輸入品は原産国名と品名がともに記してあります。精肉の国産品は「国産」、輸入品は原産国名が表示されます。地名は「主な飼養地」として表示することもあります。2ヶ所以上の飼養地がある場合は飼養期間が最も長い飼養地を表し、「国産」は、日本で育った牛を指しますが、肉牛用に育てられた外国の牛を輸入し、3ヶ月以上日本で育てれば「国産」として出荷できます。「和牛」と表示できるのは黒毛和種、褐色和種、日本短角種、無角和種の4種のみで、産地は問いません。魚介類は、国産品は水域名か地域名が表示され、水揚げ港や水揚げ港が属する都道府県名で表示されることもあります。しかし、刺身盛り合わせ、塩干商品、魚卵は加工食品として扱われます、養殖の場合は「養殖」、冷凍は「冷凍」、解凍したものは「解凍」と表示されます。他にも、加工食品の表示、複合原材料の原材料表示などがあり、賞味期限は、この期間内に食べればおいしく食べられるという期限で、品質保持期限は、この期間内に食べなければ劣化するという期限、消費期限は、この期間内に食べれば食中毒などの危険がないという期限です。食品添加物表示、食品アレルギー表示などは、最近の特徴ですね。しかし、どんな表示をしても、その読み取り方が正しく出来ないと、名札同様、意味がありませんね。
子どもにメニューだけでなく食材まで伝えるというのは大切なことかもしれません。これは分からないだろうと勝手に決めずに情報をできるだけ提供する必要はいろんな場面でありそうです。それにしても「全部食べろというなら材料を書いてほしい」という要望はすごいですね。こんなことを言われたら嬉しくなってしまいます。
食品に関する表示は知識がないときちんと読み取れないようになっているように思います。3ヶ月以上国内で育てれば「国産」と表示できるのは知りませんでした。いろんな法律の関係で表示がややこしくなってしまうようですが、消費者のための表示だということをもうちょっと考えて欲しいと思うことがよくあります。
ロースハム入りの「ほうれんそうのごまあえ」、おいしそうですね。「材料を書いてほしい」という子どもの要望にはおどろきました。日ごろの保育の成果の表れだと思います。感服します。そうそう、今日は「名札」シリーズ第3弾!「商品の名札」ですね。私は商品に関する表示を結構見ます。特に「消費期限」については神経質なところがあります。かつては「賞味期限」を過ぎた食品もダメでした。それは、期限切れ=おなかをこわす、という思い込みがあったからです。「期限」ひとつとっても「消費」「賞味」「品質保持」とさまざまです。それぞれの表示の意味を知らないと食べられるものも捨ててしまいかねません。気をつけたい、と思いました。
コメントを書いてくださった方に申し訳ないことをしていました。
コメント欄に、不特定多数の方の書き込みを許可してしまうと、さまざまな怪しい書き込みが入りますので、私の許可制をとっています。そこで、私もたびたびチェックをしているのですが、つい見落としてしまうことがあります。それを見つけたときに、急いで許可を出すのですが、最近のコメント欄には、最近許可したものではなく、書き込んだ日が最近のものになってしまいます。ですから、他の人が見つけることはなかなか出来ません。ですから、私が忘れて、後で許可をしたものは、このコメント欄に書きますので、ぜひ、さかのぼって読んでください。
10月13日(海洋深層水)への書き込み
11月6日(地域グルメ)への書き込み
をぜひご覧ください。
子どもが「材料を書いてほしい」と要望するなんて!
なんてしっかりしてるんでしょう!
同時に、そういった子どもの意思を汲み取る保育を行っていることの表れですよね~!
さすが、の一言です。
ささいな子どもたちの欲求を満たし続けてきたからこそできることですね。
藤森先生が先を歩いてくださるおかげで、いつもいつもいいお手本を頂戴することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
先導してくださる存在は、私たち保育関係者にとって、心強いです。
これからもよろしくお願いします!
ちなみに、私は乳製品と卵以外は、期限を無視します。
お腹こわすことはないですね~。
これからは「野生児」と呼んでくださ~い。