カレー

 最近、都内では本場のカレー屋さんがはやっているそうです。以前のブログでも書きましたが、私は辛いのがニガテなので、本場のカレーはニガテです。やはりカレーは、日本味が一番ですね。カレーといってもさまざまな味がありますね。やはり私たちのカレーの味といえば、大きく2種類思い出します。ひとつは、給食のカレーです。子どもの好きなメニューのひとつですね。明治22年に始まった日本の学校給食は、食うや食わずの時代、子どもたちの食の一翼を担っていました。現在でも、年間に一人あたり約180食、子ともたちの年間食事回数のおよそ1/6を占めます。鯨肉の竜田揚げ、あげパンなどのメニューなどの思い出の味のなかで、必ず語られる懐かしいメニューのナンバーワンは、なんといっても「脱脂粉乳」でしょうね。私が、その話題についていけないのは、クラスで唯一脱脂粉乳が好きだったからです。もちろん、牛乳も好きですが、脱脂粉乳は脱脂粉乳の味がしました。こんな話題にこと欠かない給食も、メニューによって時代の移り変わりを表すことがあります。1889年(明治22年)のころの代表は、「おにぎり、塩鮭、菜の漬け物」です。1947年(昭和22年)になると、いよいよ「脱脂粉乳、トマトシチュー」が登場します。1965年(昭和40年)では、「ソフトめんのカレーあんかけ、牛乳、チーズ、白菜甘酢あえ、黄桃の缶詰」です。いよいよ、人気のカレーが出てきます。このメニューについての話題は、その食べ方です。ソフトめんをカレーの中に一気に入れると、カレーが溢れてしまうので、半分ずつ入れるのがコツでした。1976年(昭和51年)は、私が教員をしていたころですが、「カレーライス、牛乳、キャベツの塩もみ、バナナ、スープ」というメニューです。このころから、カレーが給食の定番になるのです。1982年には、全国学校栄養士協議会で1月22日の給食のメニューをカレーにすることが決定され、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されました。
 もうひとつのカレーの味で思い出すのは、戦後から次々に各社から発売された固形や粉末の即席カレーです。まず、1945年にオリエンタルから発売された「オリエンタル即席カレー」は、炒めた小麦粉にカレー粉を加えたものでした。そして、1950年、キンケイから発売された固形ルーが、「キンケイミルクカレー」で、石鹸に似た形でした。当時、石鹸と間違えて使った人もいたそうです。形も溶けやすいようにと、いろいろと工夫されました。板状の固形ルーは、同年にベルから発売された「ベルカレールウ」です。粉末タイプは、1954年発売の「ヱスビーモナカカレー」で、最中の中に入っていました。その後、即席カレーは固形タイプが一般的になりました。また、カレーは、子どもがすきということもあって、テレビコマーシャルに盛んに登場しました。そのコマーシャルは、今でも耳についています。「リンゴとハチミツ、ハウスバーモントカレー」とか「インド人もびっくり!」という「特製ヱスビーカレー」などがありますが、「3分間待つのだぞ」という「ボンカレー」は、大塚食品から世界初のレトルトカレーとして発売されました。「ボン」はフランス語のBON(良い、おいしい)です。ボンカレーのコマーシャルといえば、松山容子さんの看板を思い出します。
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 「おせちも いいけどカレーもね♪」はキャンディーズのククレカレーの「ククレ」は、「調理いらず」のcook lessからとったものです。カレーは、ずいぶんと生活に密着していますね。