ラッキー

 昨日ブログで書いたイルカについて、今年7月に毎日新聞で連載されていました。それらのイルカについてのコメントを、記事の中から抜き出してみます。子育てにずいぶんと参考になる部分が多くあります。「ラッキーはゆっくりで、タイミングもずれているけれど、最後まで何度でも繰り返す。時間の流れがほかのイルカと違うけど、一番粘り強いんです。ラッキーを教えることで、待つことや、相手の生き方に合わせることを学んだ気がします。」と言っています。リーダー格のロロは、ラッキーのショーの相棒で、ジャンプも空中技も一番きれいで、高く、つり下げられたボールに口先でタッチする「ハイジャンプ」は、7メートルをこなします。何を教えてもすぐできるロロですが、そんなロロの欠点は、頭が良すぎることだそうです。口先を上げ下げする「水吹き」の芸は、自分で加減してしまうので迫力に欠け、プライドが高いのか、ジャンプでたまに失敗すると、なかなか飼育員のもとに戻ってこないそうです。手抜きができず、自分を追い詰めがちなロロなので、飼育員がラッキーの水準に合わせて練習させると、やる気をなくすこともあるといいます。序列2位のナタリーは、衆目一致する「普通の子」で、技も普通に出来ますが、時々サインを間違うおっちょこちょいな面や、怖がって隣のプールに行かない小心なところがあります。「おてんばさん」はリップです。好奇心旺盛で、新しい遊具にはすぐ飛びつき、観客席にも自分から近寄っていきます。時々、ロロの位置に割り込もうとして、飼育員に怒られます。ちなみにリップは、ラッキーが大嫌いで、ラッキーが近づくと、首を振ったり、おなかを口先で押したりします。あんまり嫌われるので、ラッキーも遠慮がちになっているそうです。ラッキーのトレーナー土屋祐さんは、ラッキーとの交流について、ブログにこう書いています。「僕たちトレーナーはイルカを人間として扱ってはいけないと常々教えられてきています。しかし、人間でもイルカでも、付き合っていく上で同じように一つだけ大事な事があります。それは、信頼です。イルカとのふれあいでいうと、まずは触れること。これが大事な部分を担ってきます。まず怖いものには触れない、これはどんな動物でも同じですが、特に怖がりなラッキーは怖いもの、見たことないものなどには特別警戒を強めます。エプソン品川アクアスタジアムに着たばかりの頃なんかは、水槽のアクリル板を怖がり、アクリル板の近くまで来なかったほどでした。そんなラッキーが以前お伝えしたとおり、最近はアクリル板を怖がらなくなっているのです。というより今では、僕がアクリル板越しにイルカ達を見ていると僕の方に近づいてこようとします。だから僕は喜んでさわってやります。また、僕がショー中水にはいって、サーフィンのように乗るバンドウイルカ達には、ショーが終わってから水の中で抱きしめてあげたりもするんですよ。でも、そんな事をしていると時々「それも訓練の一つですか?」なんて聞かれたりするんですけどね。ただ単に好きでやってます。(笑)でもこういう風に抱きしめる事が出来たり、触ってあげられるって事はそのイルカに信頼してもらっているってことなんです。そして、笑顔でもっと触ってあげることによって、より信頼も深まります。最近ニュースなどでは抱きしめてあげることさえ出来ない親御さんが増加している、と聞きますが、何に対して接するにも一番大切なのはこういうノンバーバルコミュニケーションなのではないかなと私は思うのです。」まずは、抱きしめることです。