イルカ

 動物園といえば、さまざまな企画をして入場者数を増やして有名になった「旭山動物園」がありますね。それに刺激を受けて各地の動物園は、いろいろな工夫を凝らした企画を行っています。同様に、各地にある「水族館」もいろいろな工夫をしています。その中で、昨年の4月に開館した「エプソン品川アクアスタジアム」は、広さも、魚の数もたいしたことがないわりには高い入場料というハンデを負いながら、人気があります。それは、都心の真ん中の、品川プリンスホテルとの一体になった室内の水族館ということがあるのですが、そのほかにも、都心ならではの企画があります。ここに、今日行ってみました。水族館の入り口には、「銀河鉄道999(スリーナイン)」をモチーフにした「ギャラクシーエクスプレス999」などのアトラクションや、松任谷由美さん命名のライブホール「ステラ ボール」が併設されています。また、色とりどりの熱帯魚が泳ぐ水槽を眺めながら食事ができるレストランやカフェなどもあります。しかし、なんといっても人気があるのが、「あしかショー」と「イルカショー」でしょう。これは、どこの水族館でも人気があるものですが、ここのショーは、あることから有名になりました。それは、ここで演技するイルカの性格付けをしたことです。この水族館のオフィシャルサイトでは、それぞれのイルカについての紹介がされています。人間にもどこかにいそうなタイプで、自分はどのイルカのタイプだろうと思ってしまいます。アンクは物覚えが良く、得意な種目は、「バックフリップ」です。ネイルは人なつっこい性格で、得意な種目は、「スピンジャンプ」で、ファインはまじめで、「ライド」が得意です。レイニイは飽きっぽく、「スライダー」が得意、スノーウィは無邪気で甘えん坊、得意な種目は「リフト」、ナタリーは気分屋で「テイルウォーク」が得意、ロロの性格は、優等生で「水吹き」が得意、リップは、好奇心旺盛で、「フロントフリップ」が得意です。その中で、「ラッキー」が有名になりました。ラッキーは、ここには、性格は頑固だがガンバリとあります。得意な種目は、他のイルカと違って、さまざまな芸ではなく、「バイバイ」をすることとあります。よく、子どもでも、人見知りが激しく、恥ずかしがりやの子は、すぐ「バイバイ」をしますね。それと同じように、ラッキーの性格は人見知りで怖がりらしいのです。それよりも有名になったのは、「跳べないイルカ」として新聞・雑誌で紹介されたからです。アクアスタジアムのカマイルカの「ラッキー」は唯一のオスのイルカですが、一番の恐がりでしかも極端な運動音痴なのです。ほかのイルカと比べてもパフォーマンスをなかなか覚えられないそうです。何頭かがそろってジャンプをするときでも、ラッキーだけ低い位置でジャンプをします。また、7メートルも高いところにあるボールをほかのイルカたちはタッチしますが、ラッキーだけは3メートルがやっとです。
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 それでもがんばって努力をして、少しずつ少しずつ、あゆみは遅いかも知れないけれど、できるようになっているのです。このがんばる「ラッキー」が、子どもたちに人気があるそうです。そんなラッキーですが、横浜・八景島シーパラダイスからここに越してきたとき、イルカは普通、環境が変わると餌を食べなくなるのですが、他の3頭と違って、ラッキーだけは、食べたそうで、怖がりなのに図太いという評判です。イルカは、とても知恵が高いだけに、人間のようにそれぞれの性格があるのですね。その性格も、どれがいいというわけではなく、それぞれの性格を生かすことが大切なことがわかります。