競馬

 今朝早く、パリのブローニュの森にあるロンシャン競馬場で行われた、欧州最高峰のレースである凱旋門賞で、日本競馬界の至宝、「五冠馬」ディープインパクトが出場し、3位でした。残念でしたね。といっても、私は特に「競馬」に興味があるわけでも、関心があるわけでもありませんが、「ロンシャン競馬場」とか、「ディープインパクト」くらいは知っています。私が、競馬といって思い出すのは、ミュージカル映画でみた、マイフェアレディーでの競馬シーンに登場する「ロイヤル・アスコット」です。英国では競馬のことを「王族のスポーツ」と呼ぶそうで、この映画にも出てきましたが、英国王室が主催するレースに、毎年女性たちのかぶる工夫をこらした華麗な帽子に注目が集まります。ですから、外国の競馬は「帽子」と結びつくように、昨日の競馬レースの中継でも、女性がみんな帽子をかぶって入場する姿が映し出されていました。この映画では、オードリーが扮するイライザが、上流家庭婦人として教育され、その成果を試すためにそこに行きますが、レースにあまりにも興奮したあまりに、汚い言葉を使ってしまい、そばで聞いていた婦人が卒倒するという場面がありました。これがこっけいな場面として描かれているということは、競馬は、上流社会の人が行き、ていねいな言葉を交わしているということです。日本の競馬場のイメージと違いますね。もちろん、観覧席によって差があり、それぞれ入場料が違うのはもちろんですが、ドレスコード(服装規定)も異なりますが、公式プログラムには「メンバー席では、男性はワイシャツにネクタイ、またはポロネックセーターにジャケットが必須です。ジーパン、半ズボン、運動靴では入場できません。」と書かれており、英国の競馬がただ賭事のためだけではなく、大切な社交の場であることがわかります。また、映画のメリーポピンズにも、競馬の場面が出てきます。子どもたちとメリーが、木馬に乗って野山をかけめぐり、漫画の競馬と競走をして優勝し、インタビュをうけます。子どもの映画にもそんな場面が出てくるのですね。私が飛行機の中で見た最近の映画「夢駆ける馬ドリーマー」でも、 奇跡の復活を遂げた競走馬を巡る実話をヒントに、骨折した競走馬と少女の友情と、馬の再起に壊れかけた家族の再生を託す調教師の姿を描いています。このように、競馬は、社交場と同様に、子どもにとっても、夢の場でもあるのですね。
 今回行われたのは、ロンシャン競馬場で、フランス、パリ西のセーヌ川沿い、ブローニュの森の中にある世界で1番美しいと言われる競馬場だそうです。ここで行われた凱旋門賞は、毎年10月の第1日曜日に行われ、1920年に第一次世界大戦後に衰退したフランス競馬再興を掲げ、かつての大レースであるパリ大賞典に匹敵する大レース創設を目指しパン・ヨーロッパ(欧州一)、パン・ワールド(世界一)を目標として誕生した国際レースです。ここに、日本からも過去に6頭の日本調教馬が遠征を行っています。私が知っているのは、1969年(第48回)に野平祐二騎手で「スピードシンボリ」がでて、着外でした。また、第51回には、やはり野平騎手で「メジロムサシ」が出て、18着。今までの最高は、第78回1999年に「エルコンドルパサー」が2着です。今回の騎手は、「武豊」でした。特に競馬に興味がない人でも興味を持つような「ハイセイコー」「ハルウララ」や、今回のディープインパクトのように、定期的に有名馬が出てきますね。