情報

先日のブログのほかにも、よく新聞紙上には、さまざまな調査結果や、アンケート集計が掲載されます。私たちは、その結果を見て、今の時代を知り、今の時代を嘆き、とるべき行動を決めることがあります。しかし、それは危険をはらんでいます。だからといって、一人の力では、傾向を探ることには限界があります。身の回りだけの情報では、偏る可能性が大きいからです。かつて、テレビで放送されていましたが、渋谷で未成年の女の子に喫煙を注意したところ、「タバコなんて、私の知っている子は全員吸ってるよ!」と答えていました。確かに、その子の周りの友達は全員吸っているかもしれませんが、逆に、違う仲間は、全員吸っていないこともあります。そのために調査は必要なのです。そして、その結果から、真実を見る目を持たないといけないのです。次の結果から、皆さんはなにを考えるでしょうか。
調査は7月、全国の高校1?3年の6168人(うち女子3311人)を対象に実施した、高校生向けの月刊紙「高校生新聞」が行ったモラルや人生観に関するアンケート調査です。その結果、高校生の5割は友人との飲酒や、電車内での携帯電話使用を容認していることが分かったそうです。同紙編集部は「教師や親など身近な大人の行動の影響が大きいと推測される。手本となるしっかりした大人が減っている表れでは」と分析しています。
また、調査は昨年11月に第一生命経済研究所が、「情報機器がシニアの生活に与える影響」について、50?79歳(シニア世代)の男女780人にアンケートを郵送し、731人の回答を得た結果です。携帯電話は58%、パソコンは51%が使っていました。携帯電話でメールを使う人に「メールの相手」を複数回答で聞いたところ、一番多かったのは「別居している子ども」(83%)で、「同居している子ども」(77%)、「配偶者」(60%)と続いています。「メールで親密になったと思う相手」もトップは「別居している子ども」(50%)。「同居している子ども」(34%)、「趣味・サークルなどの友人・知人」(32%)と続き、「配偶者」(21%)は7番目で、同居家族や配偶者は、メールの頻度に比べて親密になった割合は低かったそうです。調査した副主任研究員は「別居家族や友人などとのメールは、親密度を高めるのに大きな役割を果たしているが、同居家族とのメールは実用的な連絡手段という意味あいが濃いことがうかがわれる」と分析しています。
米誌ニューズウィークは先月、「世界の大学100校」を選定しました。こうしたランキングはどんな基準で選ばれ、どんな影響力を持つのでしょうか。1位は、ハーバード大、以下、2位スタンフォード大、3位エール大、4位カリフォルニア工科大。5位カリフォルニア大バークレー校、そして6位にやっと英国のケンブリッジ大(英)、7位マサチューセッツ工科大(米)、8位オックスフォード大(英)と続きます。100位までに入った日本の大学では、16位東京大、29位京都大、57位大阪大、68位東北大、94位名古屋大だけです。この結果に対して、数年前、USニューズの元編集担当者が「データには問題がある」と告白し、信頼性に疑問も出ていますが、各大学とも毎年、この順位変動に一喜一憂するほど影響力は大きく、連邦政府の予算配分の結果と序列がほぼ一致していたという報告もあるほどだそうです。そこで、「最も有力な調査で、より上位になるよう戦略を考えることが重要だ」との声も出ています。そこで、評価のからくりをよく知って、正当な評価が得られるよう努力することが求められているとむすんでいます。