生姜

 今日、都内を歩こうと思って電車に乗っていたら、社内にはっぴを着た女性が二人乗っていました。どこかで秋祭りでもやっているのだろうかと携帯電話で調べてみたら、「だらだら祭り」というのをやっているようです。祭りの名前が面白いので行ってみることにしました。その場所は、「芝大神宮」通称「芝神明」といい、9月10日?21日まで例大祭の真っ最中でした。
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浜松町の駅のそばで、港区役所や芝増上寺の近くにあります。この芝大神宮は、伊勢神宮の御祭神、天照大御神(内宮)、豊受大神(外宮)の二柱を主祭神としてお祀りしています。御鎮座は遠く平安時代に創建された由緒あるお社です。普通の祭りは数日間ですが、ここの祭りは10日間にも渡って行われるために、口の悪い江戸っ子は 「だらだら祭り」と呼びます。秋の長雨の頃にかかって、祭りの最中よく雨が降ったので「めくされ祭」とも云われました。このお祭りは、別名を「生姜市」と言います。それは、境内で「御膳生姜(ごぜん生姜)」と呼ばれる縁起物の生姜が売られているからです。
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ここの生姜を食べると、風邪をひかないと言われています。生の生姜のほか、生姜飴、生姜湯なども売られているので、それらを買いました。昔このあたりには生姜畑がたくさんあったそうが、今は、高知生姜が売られています。昔は売れると柏手を打つくらい、そうまるで熊手市のようなにぎわいだったと言われます。生姜といえば、昔、浪人、由比正雪が幕府転覆の謀反を仕掛けたとき、川に毒を流したとの噂が流れました。しかし、上流で老女が生姜を洗っていたため、江戸は無事だったということから、毒消しの生姜は大変な人気になりました。お寿司の「ガリ」にも 殺菌作用があるということでつかわれています。生姜には、主に3つの種類があります。年中出回っている「ひね生姜(根生姜)」と、栽培した年にできた新物の「新生姜」、谷中生姜のような葉をつけたまま出荷する「葉生姜」です。「ひね生姜」は、皮に傷がなく、肉厚でみずみずしい鮮度感のあるものがよいといわれています。保存方法は、水分があるとカビが生えやすいので、湿ったものは少し陽にあてて乾かし、肌が白っぽくなったらラップで包むとよいそうです。冷蔵庫に入れたほうがより風味が保てるようです。また、季節の変わり目は、なにかと風邪を引きやすいものですが、風邪の引きはじめには、生姜汁にお湯を加え、砂糖かハチミツを入れて甘くした「生姜湯」をよく飲みますが、これは日本に限ったことではないそうです。中国ではスープや粥に生姜を入れて食べますし、スエーデンでは、生姜とハチミツ入りのビールを飲み、インドではこしょう入りのハチミツを生姜につけてなめるそうです。それは生姜に含まれている辛味成分と精油成分が、血行を促進させて身体を温める効果があるからです。また生姜の辛味成分には、防腐・抗菌作用と抗酸化作用があるほか消化を助ける働きもあります。日に日に寒くなるこの時期には、身体の芯から温めてくれる「生姜湯」のお風呂がお勧めです。熱めのお湯での足湯でも、十分に身体を温めることができます。風邪でお風呂に入れない時などに試してみてください。まず、市販の生姜をひと握り分(80g)をすりおろします。そして、そのしぼり汁を浴槽に入れてかき混ぜます。さらに、薄くスライスした生姜を布袋に入れ、揉みながら入浴すると芳香効果が増します。早速、今日買ってきた生姜をいただきました。