大河ドラマ

 今年、NHK大河ドラマは「功名が辻」ですが、最近にしては、ずいぶん視聴率がいいようです。千代という「できる女」という姿に共感を覚えるのか、一豊の出世する姿にサラリーマンの姿をダブらせているのか分かりませんが、伝説めいた部分が多くあるというのも理由のひとつかもしれません。私は、このドラマにちなんだ地域を今年歩いていますが、特別に好きというわけではありません。しかし、テーマに沿っていろいろと歩くと、普段いけないところにも行くことができますし、その地域にまつわることを知ることができるからです。来年は、山本勘助を主人公とする「風林火山」が放映されることになっています。どうも、日本人が好きな英雄があるようです。また、よく知っている時代のほうが人気があるようです。来年の武田信玄に関しては、1988年に新田次郎原作の「武田信玄」が、中井貴一が信玄役で放送されています。ビデオリサーチによると、平均視聴率が歴代大河ドラマの中で2位(39.2%)で、初回の視聴率はダントツ1位です。(ちなみに平均視聴率の1位は、1987年度の「独眼竜政宗」で39.7%です)信玄が主人公でないにしても、この戦国時代が人気があるようです。戦国時代をテーマにしたものは、1965年、豊臣秀吉を主人公に「太閤記」、1969年、上杉謙信を主人公に「天と地と」、1973年、齋藤道三を主人公で「国盗り物語」、1981年、ねねを主人公で、「おんな太閤記」、1983年、「徳川家康」、1992年、織田信長を主人公で、「信長」、1996年、豊臣秀吉を主人公で、「秀吉」、2000年、徳川家康、徳川秀忠、徳川家光を主人公で、「葵徳川三代」、2002年、前田利家とその妻のまつを主人公で、「利家とまつ」があります。懐かしいですね。私は、大河ドラマの最初の井伊直弼が主人公であった「花の生涯」はあまり印象にありませんが、次の年の「赤穂浪士」は、大石内蔵助が長谷川一夫です。あの口先で話す「おのおのがた」という口ぶりはまだ覚えています。そして、浅野内匠頭 が尾上梅幸、吉良上野介が滝沢修、蜘蛛の陣十郎という架空の人物ながら重要な役目を宇野重吉、そして、堀田隼人というかっこいい役を林与一が演じました。このドラマの視聴率は優に30%を超え、浪士の討入りが放送された回には視聴率53%という大河ドラマ史上最高視聴率記録をも打ち立てました。(ちなみに、この記録は2006年現在まで未だに破られていません)全話の平均視聴率は31.9%で歴代4位です。(ちなみに3位は、「春日の局」です)また、この大河ドラマは、その主題歌も印象に深いです。赤穂浪士は、あのムチのような音が入った曲が頭に浮かびます。たぶん、大河ドラマの半分くらいは、曲を覚えていて、この主題歌を集めたレコードを持っています。また、この大河ドラマは、せりふも世間に流行りました。そのせりふとは、視聴率1位の「独眼竜政宗」で、幼い政宗(幼名梵天丸)が仏像を見て言った「梵天丸もかくありたい」。そして2位の「武田信玄」では、語りを担当していた若尾文子が、毎回ドラマのおわりで言う「今宵はここまでに致しとうございます」というのが流行りました。
 先日の1日、2008年の大河ドラマを「篤姫」にするとNHKが発表しました。島津斉彬の養女から13代将軍の徳川家定の正室となり、幕末の動乱期を生き抜いた女性の半生を描きます。原作は宮尾登美子さんの小説「天璋院篤姫」です。私は、あまりよく知らない主人公なので、楽しみですが、視聴率はどうでしょうか。