銀河

 昨日は、北見で話した後、帯広に来ました。北見から帯広までの交通手段は不便なので、先方で、ハイヤーを用意してくれて、それで来たのですが、北海道という地で、順調に飛ばしても3時間かかりました。ずいぶんとかかります。(先週の盛岡から山田町までもかかったのですが。)この道沿いに、ふきの葉が茂っています。このあたり足寄は、ふきが名産のようです。
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 そして、そのふきの葉に見え隠れして鉄道線路がみえます。しかし、所々に線路をまたがるようにして柵がしてあります。これでは、列車は走れません。廃線かと思いましたが、まだそれほど古い感じはありません。途中、足寄駅跡の道の駅によってわかりました。この路線は、先月4月20日北見着 23:02の列車の運行をもって廃止となったばかりでした。この路線は、明治40年池田~網走間の建設工事着工から、明治44年に野付牛(現北見)間が完成し、大正元年に網走本線として全線が開通しました。そして、昭和36年には、網走本線のうち、池田~北見間を池北線、北見~網走間を石北本線に編入しました。その後、平成元年に路線名を「ふるさと銀河線」とすることに決定されました。その路線が、今年、2006年4月21日に廃止されたのです。一度、この路線の廃止の決定に対して、その決定が覆されています。この路線が存続に至ったのは政治的な配慮のうえの第三セクター設立という疑惑があるとされています。(『朝日新聞』によると「足寄町出身の鈴木宗男衆院議員(当時)が存続を強く求めて生き残った」としています)このような地元意識からでの存続はおかしいかもしれませんが、確かに鉄道がなくなるということは、かなり問題が起きると思います。まず、駅前商店街というものがなくなります。地域の拠点がなくなり、人の動きがばらばらになります。鉄道での移動がなくなると、個人の車での移動が主になり、移動中に他人と出会ったり、いっしょに行動したりしなくなります。しかし、このような行動の変化は、何も鉄道がなくならなくても、おきています。駅の跡地にできている「道の駅」に、地元の中高校生が集まっていました。まだ、駅の跡地にできているのでいいのですが、ほとんどの「道の駅」は、車で寄るところなので、中高校生は溜まる場所がありません。そこで、廃屋とか、閉店後の店舗に集まることがあります。そのような街づくりをしておいて、「そんなところにたむろするな!」とか、「困ったものだ!」と嘆いてもかわいそうです。もう少し、人が集まったり、すれ違ったり、言葉を交わすことのできる場が地域に欲しいですね。とくに、最近の過疎地には必要な気がします。
 ところで、この廃止された路線の「ふるさと銀河線」という名称は一般公募で選ばれたものだそうです。「ふるさと」とは、沿線住民が心を一つにし、過去現在未来への願い、及び深い郷土愛がこめられており、鉄道を通じたふるさとづくり、永遠に走り続けてほしいという願いもこめられているといいます。「銀河」には、自然の美しさと澄み切った夜空の星の美しさ、限りなく発展する地域の願いをもこめられています。また、宮沢賢治の著作『銀河鉄道の夜』にちなんでいるそうです。そして、その名前にちなんで、松本零士のアニメ「銀河鉄道999」のキャラクター列車が登場しました。特別に作品を無償で製作したそうです。デザインは、輝く宇宙をイメージした濃いブルーの星空が列車をぐるりと包むように描かれ、両側面には銀河鉄道999の登場人物、メーテルが長い髪をなびかせ、大きな帽子と赤い服の星野鉄郎が後に続き、列車のヘッドマークにも鉄郎が登場している図柄で、車内も銀河鉄道ずくめだったそうです。乗ってみたかったですね。

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