わが大地

 新聞の下のほうには、毎日、旅行案内が載っています。それを見ていると、まだまだ、日本はすばらしいところがたくさんあるのだと思います。数日前までの旅行先の花形は、「知床、富良野、旭山動物園」という三箇所をめぐるというものでした。どの旅行会社も、その三箇所が必ず入っています。それに、何々の食べ放題とか、何々温泉宿泊とか、それぞれ工夫を凝らしています。
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  下のほう見えるのが、なかふらの保育園かな?
 私は、昨年、7月の連休を利用して妻と二人で、まさにこの三箇所をめぐったのです。今は、知床が世界遺産に登録されていますが、知床に行こうと思い、予約をした時は、まだ登録されていませんでした。確か、ちょうど行っていた前後に決まった気がします。また、旭山動物園は、もう既に建て直しと、さまざまな企画で有名になり始めていました。ただ、旅行としては距離や日程等の関係で、知床と旭山動物園の二箇所にしていたのですが、たまたまついでにということで、旭川と富良野で講演を頼まれ、ちょうどラベンダーがきれいだという言葉に誘われて、日程を延ばしました。今となっては、誘われてとても良かったと思います。とてもきれいだったからです。つくづくと、日本のさばらしさを実感しました。
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   富田ファーム
 日本という大地の巣晴らしさを歌った歌があります。「わが大地のうた」という歌で、作詞が「笠木透」氏です。彼は、そのほかにも、日本という大地のすばらしさを謳った歌詞がいくつかあります。この歌を最初に知ったのは、高石ともやとナターシャセブンのアルバムでした。(今は、本人が歌ったCDを持っています)この歌は、とてもスケールの大きな歌で、日本全土が見渡せる気がします。歌った高石氏が「こんな歌を唄ってしまうと、もう唄う歌がない」と言わせるほど、大きなテーマを抱えた歌です。田口正和氏の作曲も、思わず口ずさんでしまうほど素晴らしいものです。
1.から松 こめつが 針葉樹林 かもしか 月の輪熊 走る稜線
そびえ立ち 連なる わが山々よ そびえ立ち 連なる わが山々よ
いくたびか春をむかえ いくたびか夏をすごし いくたびか秋をむかえ いくたびか冬をすごし
2.柿の木 赤土畑 広がる水田 かわやなぎ 青い水 流れる河川
この土地に 生きている 私の暮らし 私に流れる 人たちの歴史 
私がうたううたではない あなたがうたううたでもない わが山々が私のうた わが大地が私のうた
3.かるかや かやつり草 積乱雲 からすうり 月見草 風渡る草原
この土に 私の すべてがある この国に私の 今がある 
いくたびか春をむかえ いくたびか夏をすごし いくたびか秋をむかえ いくたびか冬をすごし
4.かもめどり 黒松 岩礁海岸 かつおどり うみつばめ うねる水平線
この国の 歴史を 知ってはいない この国の未来を知ってはいない
けれども私は ここに生まれた けれども私は ここで育った 
私がうたううたではない あなたがうたううたでもない わが山々が私のうた わが大地が私のうた
 この歌を、私が1年生で担任した子達数人が小学校の卒業式の夜、私の家に集まり、歌ってくれました。卒業生の歌として歌ったのだそうです。カセットに吹き込みました。

わが大地” への4件のコメント

  1.  藤森先生、昨年は、お世話になりました。
    1年の半分は、雪の中で、特に何もないところです。藤森さん曰く「なんにもないところが、いいんですよ。」なるほどね、なんでも、見方によっていいところは、見つけられるものです。
     普段は、来る人もまばらなのですが、お花の季節は、あちらこちらから人が、たくさん集まり、私もおおはしゃぎです。
     次回は、マイナス30度を、体験しに来てください。たや。

  2. 「我が大地のうた」を聞いていると、昨日の「悪い景観100景」とのギャップに驚きを隠せません。今も、その歌を聴きながらコメントを書いています。当たり前に、目の前に自然と存在しているものの中に、人間の本質を呼び起こす力があったりもするのでしょうか。世の中において、生きる意欲や元気が出なくなるのは、様々な邪念や、欲望をかりたてる物が多く存在するからかもしれません。そういった存在との、上手な付き合いができるかがとても重要ですね。それにしても、宮田ファームのラベンダー畑はきれいですね。このような景観を見て、必要である物と必要でない物とが少し理解できるような気がします。

  3. 「我が大地の唄」初めて聴きました。初めて聴いたのですが、どこかで聞いたことがあるような気がするような不思議な気持ちになりました。そして、とてもいい歌ですね。口ずさみやすいのか、3番あたりから歌詞を見ながら、自然に歌っている自分がいました。日本という土地があって、私があるというまさに日本の素晴らしい考え方を感じるようでありました。自然ありきの自分というのはいいですね。今では、気になればすぐに検索できます。そのおかげで、このような歌を知れました。これからもきっと聴きたくなる歌だなと思います。

  4. 北海道、といえば、基本、札幌での滞在しかありませんので、残念ながら、知床、富良野、旭山動物園、旭川、など行ったことがありません。写真を見ているだけで、あぁ、行ってみたい、と旅の誘惑に駆られますね。それにしても「富田ファーム」のラベンダー畑、実に見事ですね。まるでおとぎの国に迷い込んだ、そんな気分に浸ることができるのかもしれません。高石ともやさんの「わが大地のうた」、笠木透さんの詩の何と素敵なことか。日本国の地名はひとつとして読み込まれていないのに、これは私たちの国日本を歌ったものだとすぐに推測がつきます。山川草木、海岸線、山の稜線、雲や草原、・・・こういう詩に接すると、あぁ、この国に生まれてきて良かった、と心の底から思うのです。それにしても、担任された1年生が小学校卒業を迎える頃になり、卒業式の夜、先生のところにやって来て「わが大地のうた」を歌ってくれるなど、教師冥利に尽きますね。そのカセット今もあるのでしょうか。劣化しているかもしれませんが、何とか音は出るような気がします。聞いてみたいものです。

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