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2006年05月01日 由来

ハナミズキ

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 今、街を歩くと、盛りに咲いている花があります。「ハナミズキ」という花です。花が咲くと、こんなにもこの木が多く植えてあったのだと再認識することがあります。桜の花が咲いたときもそう思いますが、このハナミズキもあっという間に町の街路樹に増えました。多く見られる「アメリカハナミズキ」は、明治45年(1912年)に、尾崎東京市長がアメリカのワシントン市へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、その返礼として大正4年(1915年)にアメリカから贈られたという話(ブログ3月27日)は有名ですが、本当は、日本には明治中期に渡来したそうです。ハナミズキ(花水木)は北アメリカ原産で、和名「アメリカヤマボウシ」といいます。「ハナミズキ」には白のほか、ピンクのかわいい花を付けるものがあり「ベニバナハナミズキ」と呼ばれます。ハナミズキの花も美しいですが、秋の紅葉も素晴らしく、秋につける実は赤く、これもきれいです。ハナミズキの花弁と思われているものは総苞片で、本当の花は中央に固まっています。よく見ると一つ一つにちゃんと4枚の花弁と雄しべがあります。普通は、花弁は受精するとすぐにその役割りを終え、普通は落ちてしまいます。それは、受粉のために昆虫の目印となる役割だからです。しかし、ハナミズキのような総苞やアジサイなどの萼は、かなりの期間そのままで残り、花の形を保っています。それは、ハナミズキやヤマボウシは、一つ一つの花の開花の時期をずらして、どれかの花は確実に種子を残す戦略であり、その時期がずれる長い間、開花し続けなければならないので、総苞が花弁としての役割りを受け持っているのです。自然の仕組みというのは、すごいですね。この花の英名はdogwoodといいますが、これはハナミズキの皮の煮汁で犬のノミ退治を行ったことによるそうです。また、樹皮や根皮は、整腸や強壮に効果があるそうです。和名の「アメリカヤマボウシ(山法師)」とつけたのは、アメリカから渡来したときに、日本の山法師(花水木とよく似ていますが、咲く時期が花水木より1ヶ月ほど遅いのと、花の先端がとがっている(花水木は丸い)ことから区別できます。)に似ているので、とりあえずこの名前がつけられた経緯があるそうです。以前に、この木の枝を切っておいて一晩経ってみたら、切った枝の下の土が湿っていました。それは、枝の切り口から樹液が出たからです。ですから、樹液が多いことから「水木」と呼ばれ、花を愛でる水木なので「ハナミズキ(花水木)」といいます。ほかにミズキという木がありますが、この木も、春先にこの木を伐ったり、樹皮に傷をつけたり、枝を折ったりすると樹液がたくさん出てきます。かなり前ですが、自然観察会に出たときに、そのような説明を受けて、感心した覚えがあります。また、そのときに、ミズキに聴診器を当てて聞いてみると、幹から水の流れる音がすると聞きました。聴診器を買って聴いてみたのですが、私は上手に聴くことができませんでした。(やはり、聴く練習をしないと、脈の音ですら聴くことができませんでした)また、お正月に繭玉を飾る家庭が多くあります。繭玉は本来、餅や団子などを小枝に刺し、五穀豊穣を析るためのものです。その繭玉に使われる木のほとんどはミズキです。今の時期、ミズキやハナミズキの枝を切って、そこから水が出てくるのを見せ、木も水を飲んでいるということを子どもに知ってもらうのもいいかもしれません。園児の当番さんが、植木への水遣りを真剣にやってくれるかも。

投稿者 fujimori : 2006年05月01日 18:47

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