鳥類保護

 鳥で思い出すのは、娘が小学生のときに、ボランティアで、「テグス拾い」に参加したことがあります。テグスはとても丈夫で釣りをするときには便利ですが、この丈夫さが鳥にとっては危険です。鳥の足や翼にからまると鳥自身では切ることもはずすこともできません。足にからまったテグスがだんだんしまり、血がかよわなくなった部分が腐ってとれてしまったり、長いテグスを引きずって飛んでいて電線や樹木に引っかかってしまうことがあります。また、テグスといっしょに針やエサがついているものもあり、これらをまちがって飲みこんで死んでしまう鳥もいます。野鳥にとって、水辺は食べ物をさがしたり水を飲んだり、水浴びをしたり、とても大切な場所です。その水辺で私たちは釣りを楽しみます。障害物に引っかかり、しかたなく糸を切ることもあるでしょう。 また、いつでも安く手に入るテグスを使い捨てにし、その場で捨ててしまう人もいます。 悪気の無し・有りに関わらず、そうやって放置されたテグスが鳥たちを苦しめているのです。そのテグスを拾って歩きました。無頓着な人間の行動が、思わないところで、自然を苦しめていることがあるのです。拾ったテグスの重さを量り、そこからテグスの長さに換算します。たとえば、2000年に690地点を調べ、333地点でテグスが見つかり、その長さは、67420.9mにもなりました。この活動は、「財団法人 日本鳥類保護連盟」が行っています。そういえば、かつて私は、ここ主催の「日中愛鳥教育交流視察団」の6名の団員の一人として、中国の江蘇省の南京市や蘇州市、上海市などを訪れたことがあります。話はそれますが、訪問したのは、年末(年末年始は、日本では学校が休みですが、中国では、旧正月を祝うため、年末年始は学校があります)だったので、蘇州の寒山寺の除夜の鐘を聞きました。ここは、唐の詩人張継の「楓橋夜泊」に詠まれた寺で、この寺の除夜の鐘を聞くと10年若返ると言われていて、12月31日は、日本人観光客で寺はあふれるようでしたし、その夜のパーティーもにぎやかでした。(日本人だけ)しかし、この詩は良いですね。「月落鳥啼霜満天 江楓漁火対愁眠 姑蘇城外寒山寺 夜半鐘声至客船」(張継)しみじみと感じるのは、詩の内容だけでなく、学生の頃を思い出すからかもしれません。
 話はそれましたが、私は、あまり鳥のことは知りませんが、鳥にも興味があります。できるだけ散歩するときは、双眼鏡を持って行きます。いまの園が開園するときの記念品には、ダンボールで作る鳥のえさ台でした。その頃、ダンボールで作る巣箱も園にはありました。これらは、やはり「日本鳥類保護連盟」のグッズです。
 県や市の「木」について書いたことがありましたが、同様に、各都道府県ごとに都道府県の「鳥」が定められています。皆さんは、自分の都道府県が何の鳥か知っていますか?
日本の国鳥はみんな知っていると思います。キジですね。キジは、日本特産であるだけでなく,童話・文学・芸術などで親しまれ,勇気と母性愛に富むという点などの理由からだそうです。そういえば、園が開園した頃は、春になると、メスを呼んでいるのか、雄のキジの鳴き声がよく響いていました。また、園庭によくキジが飛んできましたし、あるときは、親子で来たこともありました。でも、知らない間に、土地の開発でいなくなってしまいました。キジも鳴かずば撃たれなかったのでしょうか。