先日ドイツに行ったときに、夜、今年ワールドカップの開幕戦が行われるスタジアムの横を車で通過しました。日本では、1993年にJリーグが開幕しました。私は、あまりサッカーはよく知りませんが、Jリーグが開幕して初めて知った言葉の一つに「イエローカード・レッドカード」があります。イエローカードとは、サッカーの試合において悪質な反則、行為を行った選手に対して、審判が警告を宣するときに提示する黄色いカードの事です。かつては同様の警告・退場処分は主審の口頭によって行われていましたが、国際試合の多いサッカーでは言葉が通じないことがままあります。退場処分を下したにも関わらず、その意図が理解されずにプレーを続行する選手がいたというミスが生まれました。そこで見てすぐに理解できるようにカードが導入されたのです。単にイエローといって表すこともあります。他のスポーツ、たとえば、ラグビーや格闘技などにも同様に「警告」の意味付けで用いられることがあります。また「イエローカード」の語自体が一般化して「次に同じ事を行なえば何らかの措置をとる」というニュアンスを持って使われることも多いです。そこで、Jリーグが開幕した次の年に、私たちは、有志で開催した「乳幼児の世界展」のサブテーマを「イエローカードを出されないために」としました。そのポスターは子どもがイエローカード持っている絵です。内容は、「育児に負担を感じたり、イライラして子どもにあたったりしないためにどんな工夫があるでしょうか。」というものです。その展示を見に来た人へのプレゼントに「イエローカード」をあげました。それを、子どもにあげてもらうようにです。しかし、どうも、最近は、レッドカードを出される親が増えてきた気がします。サッカーにおいては同一ゲーム中に同一選手に2枚目以降のイエローカードが出された場合は、レッドカードを出されます。レッドカードは、サッカーの試合中、特に悪質な反則を行ったプレイヤーに対して審判が退場処分を言い渡す時に提示する赤いカードです。それが転じて、営業停止処分などを「レッドカードを示される」という比喩にも使われます。
反対に、親が子どもに対しての罰し方で、アメリカでの一般的なものに「タイムアウト」というものがあります。スポ-ツなどで休憩時間を取ったり、ゲ-ムを中断する時に、タイムアウトといいます。それと同じで、子どもがかんしゃくを起こしたり、悪さをやめない時などに、親が「タイム・アウト!」と言って、子どものやっていることを、そこで中断させ、個室(オモチャなどの置いていない退屈な鍵のかかる部屋が望ましい)に一定時間閉じ込めたり、部屋の隅や椅子に一定時間座らせるのです。年齢によってタイムアウトの時間は異なりますが、2才位では1~2分。4~5才からは5分位のようです。その時間が、子どもにもわかるように、砂時計とか、ベルのなるタイマ-をかけて、子どもの横に置くといいそうです。ただじっと何もせずに座らせられるということは、子どもにとって非常に苦痛なことですし、この数分の間に頭も冷やされるわけです。また、親もこの間に高ぶった感情を静めることができるので一石二鳥です。アメリカでは、公園などで、悪さをした子が、隅っこに座らせられているのを見かけることがよくあるそうです。タイムアウトが終わった後は、必ず、何が悪かったのかを、子どもに静かに言って聞かせることも大切です。
言ってわからない場合は、何か工夫が要りますね。