ミュンヘンでのひととき

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今日でミュンヘンの保育施設、学校施設の視察訪問が終わりました。明日は、午後の便で帰国です。今回の参加者もとても熱心で、空港に行くまでの間の午前中も、ホテルの一部屋を借りて、ディスカッションをします。このブログの中でよく書くのですが、見学とか、研修とか、視察とかは、何を見たか、どこへ行ったかということではなく、何を学んだか、何を感じたか、自分に何を取り入れたか、それを実行に移したかということが大切です。そのためには、見てきたこと、感じたことの振り返りがなければなりません。そこで、毎晩、ディスカッションを繰り返したのです。明日の午前中は、その総括です。いよいよ、帰ってから実行に移すためです。しかし、まったく町を見ることがないかというと、そうでもありません。移動のバスの中からでも、様々な町並み、町の顔を見ることができます。また、夕方、視察研修が終わってから、ホテルでのディスカッションまでの間にも少し時間があります。そんな間を見て、昨日、町の中を少し歩きました。バイエルン州の首都ミュンヘンは人口130万人、ドイツ第三の都会です。「隠れた首都」、「ビールと芸術の町」、「百万人の村」など数々の愛称を持っています。町のいたるところに、小さなお坊さんのミュンヘン市の紋章がありますが、それは、ミュンヘンの名前の由来である僧院(僧を表わすドイツ語メンヒ)に由来しています。毎日、視察研修が終わると、まず、町の真ん中「マリエン広場」に建っているネオゴチック様式の建物の前で解散します。ここは、新市庁舎です。毎日11時には仕掛時計を見る人で広場は一杯になります。1568年の大公結婚式を再現する等身大の人形仕掛けが動きます。昨年、世界保育大会がミュンヘンで行われたときに招待を受け、参加したときに、夜、この建物の2階で行われたレセプションに招待を受けました。いつも外から見ていた建物の中には入れたのには、感激しました。ちなみに、この地下には、何度も入りました。今年も一度入りました。なぜかというと、地下は、一般に開放されている大きなビアホールだからです。市庁舎の地下が、ビアホールとはいいですね。また、昨日は、初めて行って、面白かったところがあります。それは、「ピナコテーク・デア・モデルネ」という、芸術、建築、デザイン、グラフィックの4部門から成るヨーロッパ最大の現代美術館です。ダリやピカソ、ウォーホールをはじめ、様々な有名に人の作品が並びます。商品デザインの部屋には、ソニーのパソコンのバイオや、アイボが並んでいました。ここがはじめてなのは、そこに並んでいる「アルテ・ピナコテーク絵画館」という、欧州有数の美術館に行くからです。そこには、14?18世紀の古典絵画が中心で、デューラーなどドイツ古典巨匠のほか、ラファエロ、ルーベンス、レンブラントなど世界的傑作があります。その前には、ここもよく行くのですが、「ノイエ・ピナコテーク絵画館」があります。ここは、現代作品を展示する美術館でゴッホ、ゴーギャン、ミレーなど傑作揃いです。有名なゴッホの「ひまわり」もあります。ホテルの近くの「ドイツ博物館」もとても面白いところです。世界最大の自然科学技術博物館で、実演や自分で動かせる装置が多く楽しめます。講演や視察にいろいろな場所に行くとき、ちょっとした時間の合間を見つけて歩き回るのも楽しみです。また、明日からのブログは、日本からになります。

ミュンヘンでのひととき” への6件のコメント

  1. ドイツ研修での毎日のご報告楽しみにしていました。プリントアウトしてじっくりと読んで私も自分なりに感じたことをまとめてみよう、と思いました。ありがとうございました。

  2. ノイエ・ピナコテークは懐かしいです。幸いにもゆっくりと見る時間があったため、いい時間を過ごすことができました。
    ここで書かれている見学や研修の心得は、いつも気をつけていることです。欲張ってとにかくたくさん学んでやろうと思っていた時は十分な学びは得られなかったように思います。たった1つだけ学んで実行に移すと決めてからは、逆に学びが深くなった感じがするので不思議なものです。欲張らずに絞ることはこれからも大事にしなければと思っています。

  3. 市庁舎の地下がビアホールというのはおもしろいです。ドイツというとビールを連想したりもしますが、ビールとドイツ人は関係も気になります。「見学とか、研修とか、視察とかは、何を見たか、どこへ行ったかということではなく、何を学んだか、何を感じたか、自分に何を取り入れたか、それを実行に移したかということが大切です」研修、見学の際に常に心がけたいことです。見学、研修から学びとる力がまだまだ満足のいくものではないと自分自身を振り返った際に感じます。実際に自分の園で実践するにはどうしたらいいのかという部分の考えが深くないのだと思います。そこをもっと深めて、実践できるようになりたいと思います。

  4. 「見学とか、研修とか、視察とかは、何を見たか、どこへ行ったかということではなく、何を学んだか、何を感じたか、自分に何を取り入れたか、それを実行に移したかということが大切です」
    見て終わりというのは、自己満足ですね。昨年6月にドイツ研修に行かせて頂き、まだ大きな実践や実行に移せていない現状があります。見て満足している自分がいたことは確かです。上記の言葉から、まだ研修が終わっていないことを感じさせてくれます。常に、現状と研修した内容を照らし合わせて、その度に振り返りをして、それをシェアする実践をしなくてはなりません。まだまだです…。

  5. 残念ながら、私は藤森先生のミュンヘン視察研修にまだ参加していませんので、施設見学後毎晩行われる「振り返り」を経験していないのですが、昨年の10月オランダを訪れて施設を見学した後の「振り返り」に参加させて頂いたので、ミュンヘンもそのような感じかなと推察しています。さて、来年はミュンヘン大学でのインクルージョン学会に同道させて頂いてから何と10年です。その時のレセプションが新市庁舎の中で行われました。壁に絵画が描かれ、BGMとして古楽器によるバロックライブ、そして世界的にも有名な学者たち、そして参加者の集まり。その時、藤森先生の八王子の園に見学に来たミュンヘンの先生たちも来られ、藤森先生がその人たちに囲まれていたことはとても印象的でしたね。あの新市庁舎の中に入ってのレセプション経験、今後そうしたことがあるのか・・・と思うと思いがけずとんでもない体験をさせて頂いたのだと今更ながら驚いているところです。そしてピナコテーク。私はノイエだけです。私の絵画鑑賞趣味の始まりがこのノイエピナコテークの体験でした。おかげで、10年間実に様々な絵画を鑑賞することができました。そして、あの時から始まった、これは実に重要なことがあります。それは何か、すなわち「禁煙」です。ということは来年めでたく禁煙10周年を迎えることになります。来年は私にとって記念すべきイヤーになりますね。ミュンヘン訪問10周年、絵画鑑賞10周年、禁煙10周年、そして、今回のブログとは直接関係ありませんが、結婚20周年です。来年になったら、また以上のことを繰り返しますね。

  6. 感動、興奮、文章から伝わってくるようで、やはり訪れてみたい地です。芸術的な文化、文明が人柄に反映されているようなそんな印象を抱きます。
    そしてその保育にも触れてみたい。言葉と写真で学んできたイメージを頭の中に直接的に描ける環境に身を置いて、それを実践してみたい、そんな思いに駆られます。その機会まで、ひたすらにでき得る勉強を積み重ねていきたいと思います。

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