ザルツブルグ

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 今日は、ヴォルフガング アマデウス モーツアルトの250歳の誕生日です。というより、生誕、250年です。彼は、1756年1月27日、ザルツブルグに生まれ、1791年12月5日、ウィーンでなくなりました。ザルツブルグに生家と、幼少期に過ごした家が残っています。その家が今は、記念館になっています。私は、4年前にそこを訪ねたことがあり、また、来月行く予定です。といっても、目的地は、そこではなく、有名な建築設計士であるイエンス・ペータース氏の設計によるシュタイナー学校を見るためです。
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彼は、建築デザインと工業デザインの融合を提案しています。シュタイナー学校の建築設計、及び車両デザイン(ICE、IRなど)のヨーロッパにおける第一人者です。子どもの成長こそ、学校建築における機能の内実であるという確信から、シュタイナー学校が建築されたこと、車両デザインに有機体の思想の欠如しているという意識に基づいて、インターレギオ車両やICE1で試みられたことなどで、それがわかります。前回行ったときに残念だったことは、雪まじりの曇天だったため、その建物の背景にある山々が見えず、山から流れ落ちる川をイメージした屋根の設計と、それぞれの教室の窓から見える背景となる景色が見えませんでした。今回は、どうでしょうか。ただ、訪問する2月は、基本的には、毎日暗い、雪まじりの天気が多いので、期待はできませんが。滞在は、ミュンヘンですが、今は、EU諸国は、まったく国内という感じなので、ドイツからオーストリアに行くのも簡単ですし、通貨もいっしょですし、ちょっと足を伸ばすという感覚です。ミュンヘンのキンダーガーデンでも、給食は、半分くらいの園では、このオーストリアの業者から運んでもらっています。国内でまかなえる食材は限られるからと言っていました。ですから、国内産と同じ感覚ですね。ここは、大司教区として栄え、岩塩の生産地でもあります。その美しい街並みや風景は、サウンドオブミュージックのロケ地としてあちことが使われました。また、ザルツブルク音楽祭でも有名で、多数の教会もあります。
 今日、誕生日を迎えるモーツアルトは、私は、好きな作曲家です。特に、オーボエ協奏曲と、ピアノ協奏曲が好きで、その全集をもっています。K288などは、楽譜を買ってきて、第2楽章のさびの部分を必死に弾いた記憶があります。映画にもよく使われますね。また、息子が幼稚園の頃、音楽祭で、アイネクライネ・ナハトムジークという曲を、メロディオンの鍵盤を目いっぱい使って弾きました。また、この曲を、訪れたシュタイナー学校のオイリュトミーの授業で使っていたのをみたとき、神秘的なオイリュトミーが、ずいぶん身近に感じました。また、こんなことを聞いたことがあります。今の若い人は、ロックやラップなどを聞くと心が落ち着きますが、胎児は、親に関係なく、クラッシックを聞いているほうが落ち着くようです。特に、モーツアルトの曲が落ち着くといわれています。アルフレッド・トマティス博士というフランスの医師が、子どもの学習と音環境の関係についてリサーチを行って、赤ん坊は生まれる前から音を聞いているということ、そしてこの出生以前の聴覚経験が、幼児の成長の重要な要素であるということを発見しました。彼は「モーツァルトは素晴らしい母親だ」と表現していたそうです。大人の好み、価値観と違ったところで、子どもは、育つことがあるのですね。

ザルツブルグ” への4件のコメント

  1. 昨夜のニュース番組で、今日がモーツアルト生誕250年ということを知りました。Mozarts Geburtshausの映像を観てザルツブルグ行きたいな、と今日はつらつら思っていたました。その矢先のブログ「ザルツブルグ」。そしてGeburtshausの写真!藤森先生にこちらの心の中を見透かされているような・・・。怖い気がします。
    しかも今年のミュンヘン研修でザルツブルグを訪ねる。僕も行きた?い!ザルツブルグ。訪れたことはありませんが、中学時代からその名前は知っていました。ザルツブルグ音楽祭をNHK-FMで聴いていたからです。「ザルツブルグ フェストシュピーレ・・・」で始まるその音楽祭。今思い出しても興奮します。
    そして大学時代。交換留学先の大学のひとつがザルツブルグ大学。行きたいと思ってTOEFLを受けましたが、家庭の事情で断念。いまだに悔やまれます。そして、モーツアルト。わが子が家内のおなかの中にいる時から、そして生まれた後もずっとモーツアルト。ウラジミール・アシュケナージによるピアノ協奏曲。僕はレクイエムニ短調や大ミサ曲ハ短調が好きでしたが、今では息子に合わせてピアノ協奏曲を聴いています。モーツアルト→ザルツブルグ。冬のザルツブルグ、絶対に良い!冬のソナタより冬のザルツブルグが良いに決まってます。
    イエンス・ペータース設計のシュタイナーシューレ見学。ホント、うらやましい限りです。藤森先生がザルツブルグ滞在中は当ブログでザルツブルグの生中継。今から楽しみです。

  2. どのような考え方でその建物が設計されたか。その説明がきちんとできる建物には魅力を感じてしまいます。園舎にしてもどのような保育を行うかによって設計は変わってくるはずですが、そのような話し合いの機会をもつことなく設計が進められていく地域の民営化の現状を見ていて非常にもどかしく感じています。オールマイティーの設計士ではなく、保育園の園舎を専門に設計する方が各地にいると状況は少し違ってくるんでしょうが。

  3. 一昨日、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎氏が、音楽の歴史についてとても楽しそうに解説していました。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ワーグナー、 チャイコフスキーなどのあるエピソードや、性格などを交えながら説明しており、非常に興味をもって話を聞いていました。また、肖像画から読みよれる人柄なども話しており、とても面白かったです。また、胎児の聴覚経験が、今後の成長に重要な要素でもあるのですね。胎児は、一体どんなふうに音が聞こえているのでしょうかね。きっと神秘的な音であるでしょうね。

  4. 建築に関して全く詳しい訳ではないのですが、何故か建築家の方の話には惹かれてしまいます。建物だけではなく、人や土地、空間、自然のことを考えておられる建築家の方の話は保育とつながることがあるような気がしています。うまく理由は説明できませんが、安藤さんより隈さん派な私がいます。雨風がしのげればいいだけではなく、作る側やそこで過す側の思いが反映された建物はいいですね。そんな思い出作られた建物の中で過すことで、ふとした時に、人の思いを感じることができるのでないでしょうか。建物がただ無機質なものではない、そんなことを感じることのできる建物はいいですね。

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