1秒

 あけまして おめでとうございます。
 皆さんは、どこでカウントダウンをしたでしょうか。今年は、いつもの年より1秒得をします。もしかしたら、1秒損をしています。どちらでしょうか。皆さんが知っているように、時間は地球の公転と自転から決められています。そこで1年を決めて、1日を決めて、時刻を決めています。しかし、1年のずれが起きるので、「うるう年」が決められていて、4年に1日多くします。それが、最近になると、もっと正確になっています。というのも、時刻を決めるために、現在では、原子の振動を利用した原子時計をもとに決められるようになり、非常に高精度なものとなっています。このため、逆に天文時に基づく時刻との間でずれが生じるようになりました。そこで、原子時計に基づく時刻を天文時と0.9秒以上ずれないように調整を行った時刻を世界の標準時として使うことにしています。そこで、今年は、地球の公転・自転に基づく時刻とのずれが0.9秒に近づいたために、「うるう秒」として調整が行われました。なお、最近では7年前(平成11年(1999年)1月1日)にうるう秒の挿入を行いました。調整の仕方としては、日本では、平成18年(2006年)1月1日(日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入する方法を取るようです。電話の時刻の案内では、10秒前から0.1秒ずつ延ばしていくそうです。
 この1秒という時間は、どんな時間でしょうか。先日行った経済館では、1秒ごとに日本の借金が増えていきますので、1秒長くなるということは、借金が、何億と増えることなのでしょう。同じように1秒で何ができ、世界で何が起きているかを考えると、得なのか、損なのかわかりません。そんな本があります。「1秒の世界」山本 良一責任編集です。(出版 : ダイヤモンド社)こんなリードが書いてあります。「1秒間に人は93mlの空気を呼吸し、世界に420万tの雨が降っている…。世界の変化を1秒で見ると「地球の今」がリアルに実感できる。宇宙と生命の真実を認識し、有限な地球で豊かなエコライフを実現するためのテキスト。」1秒は確かに大切ですし、1秒の間にいろいろなことが動いていきますが、なんだか私はあまりそんな世界は好きではありません。ゆったりと時が流れる感じが好きです。もし、1秒を大切にしようとするのであれば、次のような詩が好きです。
詩「1秒」 永田 光男
『はじめまして』この1秒ほどの短い言葉に 一生の時めきを感じる事がある。
『ありがとう』この1秒ほどの短い言葉に 人の優しさを知る事がある。
『がんばって』この1秒ほどの短い言葉で 勇気が蘇ってくる事がある。
『おめでとう』この1秒ほどの短い言葉で 幸せに溢れる事がある。
『ごめんなさい』この1秒ほどの短い言葉で 人の弱さを見る事がある。
『さようなら』この1秒ほどの短い言葉が 一生の別れになる時がある。
1秒に喜び 1秒に泣く 一生懸命  1秒...
 
そんな意味で1秒を大切にしたいですね。
もし、早口で言ったらこんな言葉も1秒でいえます。「あけまして おめでとう」

1秒” への6件のコメント

  1. 新年あけましておめでとうございます。
    毎日欠かさず出てくる藤森先生のブログ、とても参考になります。読み進めていってとても楽しくなります。平成18年西暦2006年も毎日「臥竜塾」を楽しみにしています。風邪やインフルエンザに罹りませんよう、なにとぞ、お気を付け頂ければ、と思います。

  2. 2005年の大晦日に続いて2006年の正月です。1秒の詩、とっても素敵ですね。確かに今は1秒でも早くとか、その1秒の間にどれだけ結果を出すことができるかといった話がよく聞かれます。でもそうした1秒でも…を追求していった分、心が豊になっているかと問われたら、決してそうではないのが現実ではないでしょうか。子どもたちに伝えたい1秒とは?と考えると、少し違った1秒が頭に浮かんでくる気がします。私はそちらを考えたいです。

  3. 1秒のあれば、1分あれば、、10分あれば、あと1時間あれば…確かになんだか窮屈ですね。「明日でいいじゃん!」というように長い時間の感覚でいろいろなことに対応できる方がのんびり、楽しく暮らせるのかもしれません。責任感のない「明日でいいじゃん」ではなく、ゆったりといろいろなことを進められるような明日でいいじゃんを目指したいなと思います。2006年の1月1日ですね。ブログの中ではありますが、なんだか不思議な感じがします。2006年当時、自分は何をしていて、どんなことを思っていたのだろうと思い出したりもします。

  4. 2006年、あけましておめでとうございます。当時は大学1年で、実家で新年を迎えていたと思います。以前、小林賢太郎氏の「うるう」という舞台を観に行きました。『うるう日に生まれ、常に余り物でひとりぼっちな人生を送る「うるう人」と、リア充な少年との友情を描いた、ちょっと切ない童話のようなストーリー。』というような内容で、非常に楽しめました。そして、「うるう秒」というのも存在するのですね。あまり、生活の中で1秒を意識したことがないので分かりませんが、詩のような1秒の挨拶や言葉で、様々な思いを感じ、相手にも様々な思いを与えることができるのですね。私も、1秒で終わるのではなく、次の2秒目、3秒目につながる1秒を大切にしていきたいです。

  5. 一秒にという時間をそんなに深く考えたことがありませんでした。
    地球や世の中はたったの一秒でそんなにも変化していくんですね。
    ですが、そのことを踏まえて、ゆったりした一秒を過ごすという心の余裕も必要なことだと思います。
    一秒を何もせずただ過ぎていく一秒ではなく、次につながるような意味のある一秒を大切なものとして捉えていきたいですね。

  6. 最高のブログですね。とても感動しました。先生は詩人であり、構成作家であり、様々な側面をブログの中で垣間見るようです。
    朝と夜の時間の流れ方の違いに日々奮闘しながらも、この回の内容に触れると、奮闘している場合でなく、もっと大切に、もっと楽しまなくてはと気持ちが新しくなるようです。それぞれの時間の中で過ごした今日一日が完結していきますが、振り返って楽しいことのたくさんあった一日、今日はいい日だなぁと口から出るような一日を続けていきたいですね。

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