妻からのメール

 私が、出張先で泊まるときに、妻からメールをもらいます。妻は、保育園にはかかわっていないので、外から保育の世界を見たり、育児を専業主婦としていた経験からのコメントは、とても参考になります。直近のものを紹介します。
12月12日
 私は今日「山内一豊と千代」の講演を聴きましたが、なかなか面白かったです。本を読んでいたので、よけいに面白く感じたのでしょう。講演者の先生は来年の大河ドラマの時代考証担当の方だから、来年の大河はいつもより面白いかもしれません。時代考証をした人の所へは苦情の電話や手紙が来るそうで今年の義経の担当の先生は、精神的に追い詰められ病気になってしまったそうで、自分も覚悟しているとおしゃっていました。大変なことですね。
さっきNHKの八時からの番組で大変面白いことを聞きました。アフリカのマタ・アトランティカという所にムリキという種類のサルがいるそうです。普通サルはボスがいて階級があるし喧嘩が多いのに、この種類は仲が良くてボスもいないし喧嘩もしない仲良しサルなのだそうです。理由はいくつかあるのですが、日常穏やかなハグをしているのが大きな特徴だそうです。ちょうど今読んでいる本「抱かれる子どもは良い子に育つ」にも通じるところでもありちょっとその偶然に驚きました。「穏やかなハグ」は確かに心が落ち着く気がします。もちろん誰でも良い訳じゃなく、愛情を感じられる人にだけですが。
12月1日
 ところで、朝に話してもらった「子供の犠牲になりたくない確立が高い日本人」のことですが、やっぱり気になりますね。私は子供が生まれてから、全ての行動を起こす時に(時には間違っていたかもしれませんが)自分では「子供が第一優先」で決定していました。だからといって決して犠牲になったとは一度も思ったことはありませんでした。かえってだからこそ、最良のコースをたどってこられたと感謝しているくらいです。例えば子育てが一番ハードだった長男が4歳、長女が1歳くらいの時(長男が幼稚園に入る前)には、一番の夢がゆっくりトイレに入ることでした。30代前半ですが。その当時独身の友人はヨーロッパ旅行を楽しんでいると聞きましたが、羨ましいとか、子供の犠牲になっているとか思ったこともありませんでした。ただ、ちょっと今の人と違うのは、同じ暮らしをしている人が90パーセントくらいで海外旅行に浮かれている人は一割もいなかったということです。今は5割くらいはいるでしょうか?そうだとまた話も少し違ってくるでしょうか。 おととい、昨日の貴方のブログではありませんが、「子供との思い出」や「子供の笑顔」しぐさ等々、言い尽くせない素晴らしい経験というか「生きている喜び」ですよね。他に取って代わるものなどありません。
先日、ラジオに近石しんすけさんが出演されて「子供には小さい時に充分な幸せをもらったから、大人になってもらうものは何もない」っておしゃっていたけれど、本当にそう思うし、近石さんの心の広さを知りました。小さな心の人間が増えたということなのでしょうか?
11月26日
今日の朝日新聞に、マレーシアの前首相マハティール氏が寄稿している文章にうなってしまいました。なぜイスラム教が「戦争の宗教」になってしまったのかが、明確にわかるのですが、それは他のジャンルでも当てはまるとも思いました。(保育にも)かつてイスラム教徒たちは、偉大なギリシャの科学者や数学者、哲学者たちの著書を読みペルシャ人、インド人、中国人たちからも学んだ。ところが宗教のみを学び始めると、視野の狭さが今日のイスラム教徒を苦境に導いていった。そういう意味では、貴方のブログが保育だけに突出しないで、多岐に渡ったジャンルで書かれていることは、保育界の閉塞感を打破する一助になっている一つの現れであると改めて感じました。
今晩は「やっぱり変だよ。日本の営業」を読もうかと思っています。どんなジャンルでも転換期を迎えているようで、時代を先取りした人の話は、どれもファンタスティックで興味深いです。

妻からのメール” への1件のコメント

  1. 藤森先生の奥様のことは、先生から折に触れて
    お聞きしていましたが、本当に素敵な奥様ですね。
    先生の文章の癖までご存知だとか。お互いに尊敬しあい、
    時には刺激しあい、価値観を共有できる夫婦なんて理想ですね。うらやましいです。
    これからも奥様のメールをぜひ公開してください。
    とても参考になります。

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