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2005年12月03日 由来

「冬の星座」1番

 さて、今までの、冬の星座についての基礎知識の上で、歌の「冬の星座」について、その歌詞を味わってみたいと思います。(どうも、想いが強いので、1番だけで今日は、終わりそうです)
『木枯らしとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇(くす)しき光よ ものみな憩える しじまの中に きらめき揺れつつ 星座はめぐる』
 いいですね。本当に、この歌詞は大好きです。というより、心の中に無限の夜空が浮かんできます。
「木枯らし」は、晩秋から冬にかけて吹く冷たい北寄りの季節風をいいます。いかにも、その風が木を吹き枯らす感じがします。漢字一字で書くと「凩」ですが、風の中で、木が一本じっと冷たい風に耐えながら立っている感じがよく出ています。その風が、やみます。「途絶えて」は、とぎれることですが、ただ、風が止むとか、止まるという言葉に「絶える」が続くと、冬の風らしい寒々さを感じます。風がやんだ分だけ、寒さが身にしみます。さゆる(冴える)というのは、「寒さが厳しくなる。しんしんと冷え込む。」という意味と「くっきりと澄む。はっきりと見える。」ということで、「冬の夜空に星が冴える」とも使います。冴ゆる空とは、その両方の意味を持って、心身と冷え込んだ澄み渡る夜空のことです。そんな空から、光が地上に降りしきます。「降りしく」は、「降り敷く」と書くと、「一面に降って敷きつめる」というように、光が地上一面に敷きつめるかのように降り注ぐということであり、「降り頻く」と書くと、「絶え間なく降る、しきりに降る」という意味になります。どちらでも、意味は通じるだけでなく、両方の意味があるように思います。そのように降り注ぐ星からの光は、「奇しき光」です。奇し(くすし)は、薬の語源として言われていますが、奇は、「あや」とも読むことがあり、「不思議なるものに心惹かれて歎ずる声」でもあり、奇(くす)しきものとは、「不思議なる力を発揮するもの」として、「薬」となったといわれています。「くすしき」は、音からだけでは、わかりませんね。つぎの「ものみないこえる」も、歌っているときには、どこで区切るのかわからなかった部分です。「もの」は、すべての物事や現象の内容に通用する名詞です。ですから、地上、天上すべてのものが、「憩う」のです。すべてのものが息を休め、休息し、「静まりかえって、物音一つしない静寂のなかで」ということが「しじまのなかに」です。そんな静寂の中で、星の光が煌く(きらめく)のです。ただ光るのではなく、「きらきらと光り輝く」ことが、きらめくことなのです。そして、その光がちらちらと揺れています。この「きらきら」「ゆらゆら」は、惑星と恒星の違いなのです。火星や、金星などの惑星は、きらきらしません。その星たちが、ゆっくりと、北極星を中心に夜が更けるにしたがって、回っていきます。「星座は巡る」のです。しかし、ただ「回る」のではなく、巡り会う・巡り合わせなどには運命的意味合いが含まれるように、「星座が巡って」いくのは、時の流れというだけでなく、人の力の及びもしない悠久さを感じますね。

投稿者 fujimori : 2005年12月03日 22:00

コメント

なんとなく聞いてた曲でしたが よぉ~~っく考えると意味が曖昧 日本語の美しさを痛感しました ありがとうございます。 参った(_ _ )/

投稿者 vega : 2008年12月18日 22:38

なんとなく聞いたことのある                きょくでした。ちょっと意味がよく・・・・・・

投稿者 まりー : 2009年01月10日 18:10

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