学校・教育施設展

今日は、東京ビッグサイトまで、「第4回学校・教育施設展2005」に行ってきました。(社団法人日本能率協会主催)この展示会は、学校・教育関連施設のリニューアル技術と経営支援までのハード・ソフトを一堂に紹介する専門展示会です。「全国の教育委員会・地方自治体・学校・幼稚園関係者ならびに建築設計担当者が抱える今日的課題の解決を目指します。」とあります。何が、今日的課題であるのか、その解決方法とは何なのか、興味がありました。特に、そのなかでの特別企画に惹かれました。展示は、「これからの教室」のモデルイメージを展示会場内に設置し、新しい学校づくりを目的とした学習環境のリニューアル事例とそこで行われる学習スタイルを提案しています。(提案しているつもりです。)また、設備・備品の使用方法、空間の有効な活用方法等につきプレゼンテーションを行います。その挨拶文には、「児童・生徒一人一人が自ら学ぶ力を養成していこう、またそのためにも選択性のあるさまざまな教育を与えていこうという教育の個別化・個性化の方針は、すでに1980年代には明確に打ち出されていたが、これまでなかなか具体的な成果 には結びつかなかった。これが近年、教育現場に急速に広がってきている。その要因をカリキュラムの面 で見ると総合的学習の導入の影響など新学習指導要領に沿った近年の教育の個性化・多様化のさまざまな施策が考えられる。ここでは従来のように教師から教えられるだけでなく、学科の枠を超え、児童・生徒が自ら課題を見つけ調べその成果 を発表することで自ら学ぶ力の養成が主眼に置かれている。また教育の個別化・多様化を推進させる大きな鍵となるのは、学校のIT(情報技術)化であろう。パソコンやインターネット技術の普及によって児童生徒が自ら学ぶ環境が整ってきているが、教師の役割もそれまでの教える立場から監督する立場へ、いわゆるティーチャーからディレクターへのパラダイムシフトが起きつつあるように見受けられる。情報化先進国の米国や北欧では学校によっては児童生徒1人に1台のパソコンが整備され、日常的にそれを利用しながら個別 学習を進めるシステムができあがっている。中には通 常の学習机ではなく、パソコンやAV機器などが設置されたワークステーションによって構成されたオフィスのような学校も登場してきた。我が国でもIT化によって個別 ・グループ学習を進めるための「新世代学習空間」が提案され、平成13年度より余裕教室などを改築・改修してつくるこの「新世代学習空間」に対して、国から補助金がでる仕組みがスタートした。古い校舎を使いつづけるためにも、校舎の耐震改修などと同時に、こうした新しい学習空間をどうやってつくっていくかが今後の課題となろう。本企画ではこういった背景のもと、スペースや家具にとどまらず、IT機器を活用した実践的な学習活動のシュミレーションも行いながら、より具体的な「既存教室リニューアルによる新世代学習空間」を提案したい。」とあります。私たちが進めようとする考え方のキーワードがいくつもありますね。しかし、展示を見たり、シンポジウムやセミナーを聞いたりして、まったくがっかりしたというか、私たちのほうが進んでいるというか、逆にやりがいがあるというか、まったくお粗末でした。たとえば、教育の個別化、多様化を進めたり、教師が、今までの教える立場から監督する立場になるための具体案は、「一人ひとりにパソコンを与える。」ことで、達成できるかのような提案でした。今、理屈や理念ではわかっていても、具体的な方法論は、考えられていないというか、考えられないような気がします。今こそ、私たちが、現場から、具体的な保育、教育の形を提案していかなければならないという思いをいっそう強くしました。この趣旨文は、今の課題、提案として参考にはなりますね。

学校・教育施設展” への1件のコメント

  1. 保育界の先端は、ティーチャーからディレクター、どころかデザイナーですから、その先進性が伺えます。日本の首都東京での「学校・教育施設展2005」あいさつ文・・・まるで私が住む町の教育長さんのご挨拶を思い出させる内容でした。わが国の様々な分野が世界の最先端を行っている今日、人づくり国づくりの土台の教育の世界が「パソコン」与えていればいい、なんて、恥ずかしいかぎりです。後進性丸出し。PISAの順位低下の原因は教育界の後進性そのものにあることを学校の先生たちは気づくべきです。私が文部科学省の大臣になったら、教員免許は、フィンランドのように、大学院の修士課程を修了しなければあげないシステムにしたいと思います。そうしないと、モノゴトをまともに考えられる教員の輩出は難しいと思います。かつての学士と今の学士の違いをしっかりと認識する必要があります。ゆとり教育は大切です。教員になる方は、せいぜい大学で6年ぐらいゆとりをもって勉強する必要があると思います。保育園幼稚園の先生も2年ぐらいの養成校で資格をもらうのではなく、試験による資格の取得または、博士号を取得して保育園幼稚園で働く、そんな意気込み気構えがあってほしいな、と思います。グローバリゼーションは、日本の教育界に変革を求めています。デザインする力を求めています。

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